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社会保険労務士 通信・通学講座

◆平成14年合格 佐藤 雅之 さん
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1回目の受験でみごと合格
私は、今年はじめて社会保険労務士試験を受験して、なんとか一発合格を果たすことができました。受験の動機は、30歳を目前にして、自立できる専門的な分野を見つけたいという思いと、ある政治団体に属したことがきっかけで労働や社会保険制度の分野に興味を持ったことでした。

IDE塾との出会い
昨年は行政書士試験に挑戦していたので、昨年の10月下旬(行政書士試験が終わる)までは、社労士試験の勉強は手につきませんでした。11月に入り、インターネットで予備校を探し、偶然iDE社労士塾のサイトにめぐり合いました。

講義内容の試聴をおこなったところ井出先生のわかりやすい語り口とテンポの良さに引き付けられ、「これはなかなかいい」と通信講座を申し込むことを決意しました。しかし、当時私は金銭的な余裕がなく、どうしようかしばらく悩んでいました。ありがたかったのは、受講料を「分割でもいいと」言ってくださったことでした。

教材が届いたのは12月の始め頃。9ヶ月で本当に受かるのだろうか。しかし、お金の面からいっても人生設計の面からいっても何年もかけている時間はありませんでした。「やるしかない」と腹をくくりました。

学生時代に労働基準法と社会保障法を講義で聞いたことはありましたが、行政法が専攻だったためにあまり勉強をしていませんでした。それでも、制度の概略をつかむ上では、昔の知識が役に立ちました。

「聞いて覚える」「見て覚える」「書いて覚える」
とにかく、「聞いて覚える」「見て覚える」「書いて覚える」で、3月の終わり位までは、インプット中心の学習に重きを置きました。幸い外回りの仕事で、訪問先までは車での移動でしたのでその移動時間や通勤時間などの細切れ時間は、カセットテープを「聞きまくりました」(交通安全には気を付けながら)。文章で読んでも分かりづらいもの、逆に文章なり図解なりでないと分かりづらいもの(同音異字や制度の仕組みなど)など、それぞれ記憶に残すためには覚える対象によって特性があるので、五感をフルに使う学習方法が大切だと気づかされました。

一人で学習していると一番気になるのが、間違って覚えているのではないかということです。まったく知らないものは、問題を見てもまったく反応できないので、あきらめもつくし、「新たに覚えよう」という気になるのですが、制度の仕組みを誤解していて、しばらくたってから、自信満々に答えて間違ったりするとショックが大きいです。すぐ、頭の中で修正がきく場合は、いいのですが間違った知識を前提に別な制度も関連付けて覚えていた場合は、双六でスタートラインに戻された気分になります。

横断整理は、適宜おこない誤解を早く修正
受験勉強なので、難解な部分を深追いするのは、得策ではないと思いますが、横断学習や整理などをして全体として整合性がとれているのかどうかと一つの制度を別な制度と比較しながら学習すると思わぬ発見があったり、知識の不正確さに気づくことがあります。横断整理は、適宜おこない、誤解を早く修正することが大切だと思います。

「忘れたらまた覚えるの繰り返し」というのは、本当でした。私も「合格体験記」を読みながら受験勉強をしていましたが、そのなかでもこの「忘却」という問題がよく語られていました。あれだけ鮮明に覚えて「なるほど」と自信満々にいるのも数週間、あっという間に忘れて「これどうだったっけ」と半分勘に頼って問題を解くと必ずといっていいほど「ひっかけ」に引っかかって間違う。受験時代は「自信」期と「憂鬱」期が代わる代わる訪れていました。「得意」(?)科目も時期によってくるくる変わりました。

少し時間を置いた復習
「短期記憶」を「長期記憶」に変えるために少し時間を置いた復習が有効だと聞きました。そこで、朝に聞いたテープをその日の夜にもう一度聞く、その日の昼に聞いたテープを翌日の朝に聞くなど、少しの時間を置いてインプットするやり方を実践しました。多少記憶力には影響したかと思います。しかし、全体としてはこの「忘却」の憂鬱からは抜け出すことはできませんでした。「忘れた、思い出せない」は、この試験に付き物と割り切れないながらも割り切り、精神衛生の面で多少とも負担を減らすように努めました。同時に「忘れた」「あいまいだ」と思えたところはその日のうちにテキストで復習して記憶を甦らせる努力は怠りませんでした。

4月以降は、過去問や答案練習にウエイトを移しました。ただ、講座のテキスト送付の関係もあって年金関係は、この時期にもインプット中心で、しかも知識がほとんどない中での取り組みでした。あと、試験まで5ヶ月たらずで年金の知識がほとんどありませんでした。多少あせりもありましたが、「テキストがこの時期に届くのだから、それでも十分間に合うのだろう」という楽観した気分と未知の年金にたいする興味から比較的集中して学習に打ち込めました。労働関係や医療保険関係は、同時並行でアウトプット学習を繰り返しておこないました。

私の職場は、朝はゆっくりなのですが、週に2日も宿直があり、夜は比較的遅くまで仕事があるので、朝型の学習をしていました。また、休みに一日中学習しても計画をこなす時間はなかなか捻出できませんでした。そこでカードにした一問一答を常にポケットに入れて持ち歩き、外食時の待ち時間や休憩時間、宿直の時などに利用しました。細切れ時間があるのに「学習道具がない」という状況を作らないようにテープとラジカセ(小型)をいつも近場に置いておきました。朝早すぎると問題集を解きながら寝こんでしまうこともあり、夢にまで問題が出てくるときもありました。

現在家族と離れて一人でアパートに住んでいますが、一時は家族には見せられない人間離れした生活でもありました。最後まで、調整ができなかったのは、試験での時間配分の訓練でした。通信講座だと身近に受験生がいないからどうしてもマイペースになってしまいがちです。

模試なども自宅で受けると制限時間がどうしてもいい加減になり、全問解答してから答え合わせをするという癖がついて、結局受験当日までまともに時間訓練をせずに臨みました。択一試験では1科目平均最大で30分(210分/7科目)ですから30分で解けなければ別の科目に移ろうとの目安だけでした。時間訓練を怠ったのは大きな反省点でした。

試験当日
選択式は比較的すらすら解くことができました。しかし、択一の労働基準法は苦戦をしいられました。問7あたりで30分が過ぎてしまい非常にあせりました。これで終わりか・・・。絶望感と疲労感に襲われました。問題文もページが多く、ホッチキスなどで綴じられていないためページをめくっている間にどのページがどこに続くのかすら分からなくなり、一瞬ぼーっとしました。

しかし、「ここであきらめてたまるか」という思いが込み上げてきました。労基は割り切って後回しにして他の科目に移りました。他の科目が、少しづつ解けるにつれ、集中力も甦ってきました。ここでの踏みとどまりが合格への扉を開いたのだと思います。これまでかけたお金や時間のこと、家族のことそして、社労士になりたいという夢、あらゆることが一瞬に思い出され闘志が湧いてきました。

そうはいっても、手応えはなく帰りの電車のなかでは、ため息をついていました。試験当日は、久々に家族がいる実家に直行しました。家族には、「だめだったかもしれない」と話しをしました。家族からは「また、挑戦すればいい」と励まされました。

その後、iDEの合否診断などで「合格」の可能性を知ったのですが、最低基準点は全科目超えていたものの、正直にいって合格発表までは、不安が残りました。自己採点では、選択35点、択一47点(結果的に49点)でした。事前の予測ではまさにボーダーライン上をさまよっていました。

合格発表
合格発表を見て思わず涙を流し、iDEにも感謝のメールを書きました。嬉しさがこみ上げてきました。 振り返って見ると、短期合格が勝ち得たのは、自分なりには「執念」だったと思います。どうしても「社労士」になりたい、仕事を通して社会のお役に立ちたいという願いが、めげそうな自分を支えてくれたのだと思います。仕事がきついときでもその執念が、学習への意欲をかき立ててくれました。

最後に
受験生一人一人条件は違うと思いますが、効率的な指導と
「執念」、そして並の知力があれば短期合格は、十分に可能な試験だと
思います。多くの方がこの価値ある資格を受験されることを期待いたし
ます。



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