■「壁を乗り越え夢をつかんだ!」
■ ペンネーム ヒゲ坊主さん
私は、今回一回目の挑戦で、何とか合格させてもらいました。
しかし、私にとって社会保険労務士の合格まで実は相当長い年月を費やしました。私が社会保険労務士の存在を気になりだしたのは、はるか10年以上も前になります。会社の社内報で、ある女性社員の方が社会保険労務士という資格を取得され、その合格まで体験記の記事を読み、当時衛生管理者免許を取得したばかりの私には、労働基準法や安全衛生法など、ある程度なじみのあるフレーズが記事の中にあり、自分も挑戦してみたいという意欲がふつふつと体の内側から湧いてきました。そして、その日すぐに本屋さんに直行し社労士関係の本を読みあさりました(もちろん立ち読みです)。
しかし、その時、早くも壁にぶち当たりました。なんと受験資格が、何回見ても該当していないんです。というのも、私は工業高校出身で卒業後からずっと現在の会社で主に製造担当として工場で働いているため、学歴・職歴とも要件を満たさず社労士試験のスタートラインにすら立たせてもらえなかったのです。
その時は、「そんな、受験者をより好みするような資格試験なんかこっちから願い下げや!!」って、思いっきり負け惜しみをいいながら、しばらくは、自分の中で忘れた存在になっていました。
それから月日が流れ、ある年のお正月の新聞広告に「身近な街の法律家 行政書士を目指しませんか」というような文章が目に飛び込んできました。何気に見た広告ですが、んっ!と心の中に何か引っかかりました。
そのあと、おせち料理も食べず前述の本屋さんに駆け込み、立ち読みしに行きました。そうです!行政書士試験に合格すれば社労士試験のスタートラインに立てるのです!しかも、その当時、行政書士試験の前年合格率は19%程度あり、「頑張ったら、自分にも手の届く資格かも」と都合のよいように勘違いして2003年から社労士の受験資格を得るべく、行政書士に挑戦という少し遠回りな社労士受験生活が始まりました。
ところが、ここでも更なる壁が立ちはだかりました!なんと私の受験した2003年から、行政書士試験が急激に難化して、合格率も2〜3%台に落ち込み、2005年の3回目の受験でようやく合格することができ、2006年1月行政書士試験の合格発表により、やっと社労士受験のスタートラインに立てることができました。2006年度の受験も考えたのですが、余りの短期間の詰め込みでは、太刀打ちできないと思い2007年度合格に向けて満を持して始動した次第です。
基幹講座は、他の予備校(行政書士受験時代に通学していたため、割引制度が使えたので)でしたが、そこで知り合った受験仲間の人からide塾の過去問集がよいと評判になっていたため、過去問集はide塾のものをセレクトし復習に使用していました。過去問集の巻末に答練通信講座の紹介があり、早期割制度にも目がくらみ、気が付いたら直前講座も含めて申込していました。少し衝動買い的なide塾との出会いですが、結果的にはそれがよい結果につながったと今となっては思います。予備校通学とide塾通信の併用はかなりタイトなスケジュールとなりましたが、両方合わせてかなりの問題数をこなすことができました。
そのようにして、かなり勉強のペースが上がってきた6月中旬、受験生活中最大の壁が立ちはだかりました。なんと6月下旬に中国のほうへ海外出張を命ぜられ年金や法改正部分を固めようとしていた私の計画が狂いました。悩んだ末どうしてもこの時期に1週間以上勉強を中断するのはできないので、答練の問題・年金特訓ゼミの教材・カセット1式をスーツケースに忍ばせ、仕事に行くのか勉強に行くのかわからないくらいの荷物の割合になってしまいました。
その後7月には帰国したのですが、体調を崩し、なかなか答練・模試とも結果が出ず苦しみました。しかし、問題演習時の「誤りの理由書き」等ide塾で教わった勉強方法は特に変えないで、ひたすら復習し、試験当日にベストな状態にもっていくことだけを念頭において最後のひと踏ん張りをがんばりました。
試験当日は、少しは緊張しましたが、やれる範囲でやることはやったという変な自信があり無我夢中で問題と闘いました。試験終了直後は、自分自身の感覚では周りの方が言うほど手ごたえは全然なく、完璧に落ちたと思い、来年のスタートに向け、踏ん切りをつけるため、すぐに会場近くで開かれている予備校の解答速報会に出席しました。すると予想外に正解しており、択一においてはすべての科目で6点以上あり、いちばんバランスのよい理想的な得点を答練・模試を通じて初めて獲得することができました。
社労士試験の科目は多岐にわたり、また科目ごとに基準点があり、捨て科目を作ることが出来ず大変ですが、私は、受験勉強を通じて、時間を捻出するために残業を減らすようになり、結果的に業務の効率化を考えて仕事をするようになり、また“時間”という概念の位置づけ自体が自分の中で、少し変わってきました。振り返れば、かなりハードな一年間でしたが、今となっては大変よい思い出になっています。
今後は、合格という結果に満足せず、事務指定講習を受けながら知識のブラッシュアップに励みたいと思います。
|