社会保険労務士試験 合格体験記

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「62歳。最後!の苦しさ」
染森かず子さん


◆きっかけ
 ヒョンな事から57歳で就職し、とにかく勉強しました。社労士資格を知り、「資格は無いよりある方がいい。」と、H16年に受けました。結果はサンザン。
 諦めていたところ、ある本を見て夫に相談したところ、「仕事を取るか、資格を取るか。」と言われ、8月退社。H17年は記念受験となりました。

◆待望の通学
 期待に胸をふくらませて大手予備校に通い始めました。でも、何か違う! 悩み、友人に相談したところ、IDE塾を教えてくれましたが、二重に払えず、一番安い“ビデオコース”にしました。
 新鮮でした。「私が欲しかったのはこの講義だ。」と、思いました。体系的で分かり易く、「何故?」という理由を解説してくれる、素晴らしいものでした。金額の問題ではないと思い、“通学総合コース”に変更してもらいました。でも、二重払いなので、人の二倍は勉強しなければ……と。(冗談)

◆60歳の挑戦
 人の名前も「アレ、アレ…、」と出てこない60歳。このボンクラ頭をどうしたものか?! 井出先生が「忘れても大丈夫。頭のどこかに残っていますから。」と、励まして下さいました。私には、慰めにしか聞こえませんでした。が、これは本当でした。全く忘れてしまったものが、本試験でフワァーッと出てきたのです。驚きました。

◆「社労士boxに入る」
 「ボンクラ頭は、全ての時間を社労士で埋め尽くすしかない。」と思いました。掃除、犬の散歩、食事等々はテープを聴きながら、炊事はビデオやDVDを見ながら、そして、寝る時はテープをセットしました。私はこれを、“社労士box”と造語し、“社労士”のシャワーを浴びるが如く、社労士一色にして、頭の回転を社労士モードにするように努めました。
 1日の勉強のリズム、1週間の勉強のリズム、勉強のやり方のリズム、1日の生活のリズム――リズムに乗り、スムーズに身体が動き、頭が回転するようにと、リズムを作ることにかなり腐心しました。

◆失敗! 苦手科目を作ってしまった!
 井出先生の教えよろしく、模擬テストでは何とか50点に達していました。しかし、「桶の水は一カ所欠けていればそこまでしか貯まらない。」と言うが如く、苦手科目の点数で判断しなければいけないのです。合計点を見ていてはいけないのです。46点取っていながら、厚生年金で落ちました。ショックでした。立ち直れないかと思いました。

◆H19年の受験に向けて
 H19年の受験は62歳になります。かなり迷いましたが、夫の励ましもあって、最後の受験をする事にしました。もう、後がない! これが最後! 100%、絶対に合格しなければならない。
 ショックから完全に目覚めたのは5月。なりふり構わず(髪振り乱れようと、奇声を発しようと、誰も見ていない。)、ひたすら勉強しました。
(1) 「絶対合格」とは、どこが出ても出来る事。“ローラー作戦”と称し、テキストを隅から隅まで読みながら、「?」と思う箇所を書き出し、そのノートを何度も見ました。「私の弱点ノート」です。苦手科目、苦手箇所を絶対に作らない! 更に、時間は貴重だから、分かっている箇所には時間を使わない。
(2) 過去問は、間違い箇所を徹底して見つけ、わからない所は法律条文を見ました。理系卒業の私には法律文に慣れておく必要があると思ったからです。
(3) 「選択」対策として、過去問は空で書けるようにしました。また、模擬テスト、その他、まず、空で書いて、それから語句からの選択をしました。この方法は、かなり力がつくと思います。
(4) H18年受験で「理解」はほぼ出来ているので、「暗記」に重点を置きました。豆本を全部憶えようと、書いて書いて書きまくりました。(ボンクラ頭には書く事しか方法がない!ナサケナイ!)特に数字は憶えました。数字の引っかけ問が多いからです。
(5) 目標を、「IDE、T、L、Wの模試を3%以内にする。」としましたが、何と、1%以内だったのです。IDE模試では1番になり、良い思い出作りができました。また、厚生年金は全て10点と、得意科目に変わりました。
(6) 8月。昨年は、最後の3週間の過ごし方を失敗したので、兜の緒を引き締めてかかりました。
@難問・奇問をやめ、基礎に戻る。 
A「一般」を集中的にやる。 
B「選択」対策として、改正法や紛らわしい所を書いて書いて手に憶えさせる。

◆ 模試の利用法
 井出先生が、「予想問題は当たらない。それより過去問をやった方が良い。」と言われていたので、模試は本試験のリズムを付ける為のトレーニング、と位置づけ、「弱い社会系を先にやり、最後、時間不足のところで得意の雇用保険をやる」、「模試の見直しは当日夜のみで、日常の勉強のリズムを変えない」と、しました。
 模試は、本試験のリズムを付ける為と、弱点のあぶり出しに有効でした。

以上です。
 まるで、私の生活は、井出先生の声、テキスト等々に埋め尽くされているかのようでした。考えてみると、おかしなものですねェ。でも、効果バツグンだったと思いますよ。テープはMDに落とし、分かる部分は消去してダイジェストを作り、何度も聞きました。
 「絶対合格!」なので、徹底的に分かる!!というスタンスで臨み、I先生にはかなり細かいところを質問しました。イライラをぶつけることもありました。それでも、穏和な態度で対応して頂きましたことは精神的にホッとするものがありました。心より感謝申し上げます。
 また、「過去問」の存在も知らず、「一般常識は新聞を読めば良いのでしょう。」というレベルから、2年間で合格レベルまで引き上げて下さった井出先生はじめIDE塾の全ての方々にお礼申し上げます。


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