社会保険労務士試験 合格体験記

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「ボーダーラインから抜け出すための勉強法」
岡 暢彦さん


5回目の受験で、今回合格する事ができました。決して順調な受験ではなかったのですが、少しでも参考になればと思います。私の学習環境は、土日が休みの会社員です。1〜2年目は、他団体で勉強し、3年目から、IDE社労士塾の通学講座で勉強をしました。1年目は、全く得点する事ができず、2年目からは、総合点では合格基準に達していても、科目別基準点に達しなかったり、あと数点のところで涙を呑むことが続きました。

■基本ゼミ受講期間(9月〜5月)IDEくん
 講義前の予習は、(1)テキストと過去問の突合せを行い、過去問の論点にマーカーをする。「×問」には青色、「○問」には赤色で、色分けをしていました。(2)過去問に注意しながらテープを聴く。過去問を先に解くと自分で理解できてないところをテープで注意しながら聴くことができ、講義の時も集中できます。講義終了後は、記憶が鮮明な数日中に、再度過去問を解き、曖昧な箇所を少なくするようにしました。過去問を解いているだけでは、さっぱり理解できていない事を思い知らされました。そこで、テキストに戻りマーカー部分とその周辺の読み込みをする繰り返しです。何度か過去問を繰り返すうちに、テキストがくっきりと見えてくるようになります。

1月からは答案練習ゼミが始まります。答案練習の予習は、1週間前までに済ませました。直前に勉強すると、知識として問題が解けたのか、たまたま同じ問題に当たっただけなのか分からなくなるからです。答案練習の問題は、改正項目も含まれ、知識がどれだけあり、知識を使えるのか、問題解答の実践訓練になりました。

■問題訓練期間(5月〜6月)
この頃から、問題を解くアウトプットが主体になりました。GWからは、法改正ゼミなどの短期講座が始まり、受験願書の提出をし、気持ちが引締まってきました。勉強方法は大きく変わることなく、(1)過去問を解く、(2)間違えた箇所のテキストチェックです。半年以上前に講義を受けた労基からのやり直しをする2回転目です。科目間の項目が混ざり、理解できていない部分が分かってきて、それを一つずつ丁寧に修正していきました。

■直前期(7〜8月)
7月頃には焦りが出てきていました。テキストを読むべきか、どの問題を解けば良いのか、優先順位はどれなのかが分からなくなってきていました。手元には、テキスト、答案練習ゼミ、短期ゼミの教材、模擬試験と山積みです。もう一度計画を立て直しました。もう直前期なので、日ごとに勉強可能な時間を書出し、7月は、答案練習を主体に勉強しました。苦手箇所や、間違えた部分に付箋をつけ、その部分を繰返し勉強しました。

8月は、模試の復習、年度別過去問、条文順過去問をするつもりでした。優先順位を決め、模試の復習を最優先にしました。IDE塾の予想問題で、必ず正解すべき重要問題が詰まっているからです。結局、年度別過去問は、二年分しか出来ませんでした。予定通りに進めば合格できるわけではないので、問題数をこなすのではなく、自分のできる範囲内で、一項目でも丁寧に確実にすべきだと思います。

■試験当日
午前の選択式試験では、各科目3点以上必要です。注意しなければならないのは、文章を読み違えることです。完全に出来たと思っていても、一つ間違えると、文章がずれてしまって、そのままずれたまま空欄が埋まることがあります。これは、絶対に避けなければなりません。最低でも2点なければ救済されないのです。先入観は捨てて、空欄部分を考えずに最後まで読み、何についての問題か全体をつかんで解答すれば、致命的なミスは防げます。特に一般常識の問題では、試験会場で初めて見るものもあるので、特に注意が必要だと感じました。

午後の択一式で大切なのは、時間配分です。1科目は長くても30分で解く必要があります。長文の問題や、難しい問題は、正解率が下がる傾向があるので、勇気を出して思い切って後回しにしました。必ず得点しなければならない問題を、気持ちに余裕を持って、解答していきました。

同じ試験会場に、IDE塾でご一緒していた受験仲間がいました。大変心強いのですが、朝の挨拶ぐらいだけで止めておいた方が良いようです。昼食も一緒に話しながら食べたかったのですが、午前中の問題の話になれば、不安になるだけです。

■最後に
勉強は、毎日するのが理想だと思います。でも、どれだけの時間勉強をするのかよりも、どれだけ集中出来るのかが大切です。私は、仕事から帰ってきてからの勉強しかできませんでしたので、夜は疲れているし、睡魔との闘いでした。勉強時間は、平日は夕食後2時間と入浴後に気分転換してから1時間でした。5月ぐらいからは、これに加えて朝4時ごろに起きて2時間程プラスしていました。でも、疲れていた時は、勉強を諦めた日も多くありました。無理に勉強しても身に付かなかったです。そんな日は、早くに寝て、朝少し早く起きて勉強していました。早朝の勉強は、起きるのは大変ですが、起きてしまえば頭がスッキリしてお奨めです。

今年は、どうすればあと数点得点出来るのかを考えていました。主要な科目は、みんな一生懸命勉強すると思います。手を抜きがちな、安衛・徴収・常識を、節目ごとに時間を掛けて勉強しました。基本講座前後、答案練習前後、模試の前後、お盆休みです。これらの科目は、ちょっと勉強すれば、得点に反映されます。捨ててしまって、その場の勘で解くのはもったいないと思います。

人によって、学習環境や確保できる時間、進捗状況も違うと思います。計画通りに進めて行くのは簡単ではありませんでした。私は、計画が遅れて、常に焦りながら勉強していました。まとまった時間を取れる連休などを大切にし、限られた時間を有効に使って下さい。自分にとって一番集中できる勉強スタイルを早いうちに確立し、合格を掴み取って下さい。

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