■「失敗から学ぶ」
■AKIMATSURI(45歳営業)さん
受験3度目でやっと合格できました。1度目は大手団体の通信でしたが、さっぱり理解できず2年目からはIDE塾の御世話になりました。しかし2度目の本試験は選択1点に泣きました。選択1点不足で不合格のケースはままあるようですが、私は正答をわざわざ書き直して失敗し、酷い挫折感と後悔に苦しむこととなりました。それらの反省に基づいて自分に心がけたことをテーマ別に書いてみます。
■テーマ1 市販の合格本や合格体験記は注意して読む。
よく本屋には「一回目で合格、必勝本」とか書かれたものがあります。また1回で合格した方の合格体験記も目にしますが、仕事しながら受験勉強している人で簡単に合格している人は特別優秀な方かまたはラッキーな方が多いのではないかと思います。そういった方の特殊な勉強法やコメント、例えば「過去問はやらないでテキスト中心」「自分の記憶にない選択肢は除く」等は妙に私の頭に残ってしまい悔やみきれない失敗をしました。本試験で自分自身を惑わせるような文章は自分に会った学習法かどうか注意して読むことを勧めます。
■テーマ2 学習計画の立て方
本試験までのおおよその計画として、中間模試までにテキスト、テープ、過去問を全科目一通り済ませます。一週一科目のペースでテキスト、テープ、過去問、もう一度過去問を繰り返します。1月末までに徴収法を終了したら更に労働編の過去問を繰り返しました。
2月中旬から健康保険法に入り、3月は一ヶ月まるまる国年・厚年に使いました。4月は社会の過去問を繰り返し、労一・社一と進んで、法改正ゼミを合間に受講しました。
仕事しながらだとどうしても計画通りには時間が取れませんが、ズルズル遅れるのを防ぐため休日に帳尻を合わせてなんとか中間模試に間に合わせました。
6月からは答案練習ゼミと過去問の繰り返しをひたすら行いました。過去問、答案練習共に解答を間違った問題、理解してない問題には必ずボールペンやマーカーでチェックをその都度入れ10回以上は取り組んだと思います。この頃からは、横断ゼミのテキストを常に併用し労働と社会を比較し交互に、7月からは1日に2科目ペース(労働・社会の組み合わせで記憶の低下防止と横断整理)で学習しました。私は一年前の横断ゼミテキストを使用し、法改正部分には自分で赤ペンで記入して意識付けしていきました。
また、学習していて科目別に不安を感じたときは、計画を変更してその科目を復習していきました。この頃は気候も良くなるので早起きして朝一時間程度の時間を作り、選択問題、一般常識問題を解くようにしました。8月の朝は白書ゼミテキスト、直前総まとめゼミのテキスト読みを行いました。盆休みに中間模試を再度1日通してやり、最終模試、答案練習のチェックを繰り返し行いました。
■テーマ3 短期ゼミの勧め
各短期ゼミは非常に効果的に知識が付くのでとにかくお勧めします。
法改正、年金特訓、白書・統計、直前総まとめの各ゼミは欠かせない内容でした。
本試験までの期間が近づいて来ると短期ゼミのためにまとまった時間を取るのは不安が
ありましたが、週末や7月の3連休を利用して集中して受講したことが、知識の定着に効果的でした。また、一般常識については焦点が絞れない中でIDEAじゃあなるに掲載された問題集が役立ちました。
学習後半になってくると、初期に学習した基本的な文言や内容の記憶が少なからず抜け落ちていることに気付き焦ってしまうことが何度もありましたが、直前総まとめゼミのテキストで簡単に再確認できることはとても助かりました。
■テーマ4 選択試験対策にサブノート
去年の失敗から、選択式対策には特に気を配り工夫をしました。
テキストと過去問の学習をしていても不安感が拭えず、思い切って5月の連休をまるまる選択の学習に費やすことにしました。手法として全テキストを通読し、その時点で記憶不十分な個所、テキストで太字表示ではなくても気になる文言・数値を各科目別にノートに抜き出していきます。科目別に記入方法も変えて、例えば安衛法であれば、大臣は・・遅滞なく・・公表しなければ・・・。といった感じでポイントの文言を書いていきます。
ノートに書く時は文字の余白を取れるように記入していくと、後々本試験までのチェックに選択のみならず択一式についても確認事項を追加記入することが出来ます。何回か読んでも記憶が定着してない文言は、マーカーでチェック。このサブノートは模試の時も直前に読むことで大変役に立ちました。
その他、択一の過去問を解く時に問題文の中に選択の問題としても出題されそうな文言にはマーカーを引き注意喚起をしました。
選択の問題は、その文言や数字を知らないと解けない問題、また知らなくても問題文から推測出来る場合があります。その場合は素直な気持ちで問題文全体を読むことを勧めます。
選択問題には数値問題を除くと、いわゆる引っ掛けは少ないと思うからです。
選択基準点不足による不合格は多いようですが、この場合とても後が辛いです。自分自身の不運を嘆き、ふがいなさを悔やみます。翌年の学習が上手く進まないとその都度その失敗が甦りました。よく、社労士試験は100点を取る試験ではない!と言われますが、こと選択試験に関しては90点は取るつもりで取り組むことが必要だと思います。運が強くないと思われる方は特にですね。
■テーマ5 模擬試験の取り組み方
模擬試験についてはIDEとL社のものを受験しました。
点数よりも試験に慣れることを第一の目的とし、時間配分、科目の順番を試しました。
時間は各科目を25分で解くペースで、科目の順番は労働科目から健保、国年、厚年、社一・労一に決めました。試験後半になると頭も回らなくなるので難問の多い年金より比較的単純な一般常識(それも社一から労一の順番)を後回しにすることにしました。
また、模擬試験とはいえ本試験と仮定して直前一週間は全科目の過去問・答案練習を見直しました。前日は必ず徴収法のチェックを行い労災・雇用での6点確保を心掛けました。
模試に関する注意としては、他の団体のものは変な難問が出てくることがあり必要以上に受験者を不安にすることがあります。私はIDEのテキストに載ってない内容の問題は殆ど気にしませんでした。
不適切かも知れませんが、社労士試験を受ける人の中には男女問わず自分勝手でマナーの悪い人が少なからず見られました。大手の団体はその傾向があり、模試の最中でもわがままを振るう人が見られ結構私も迷惑しました。そういったマナーの悪い人は会場の後ろに座る傾向にあるので、他団体の模試を受ける際は前列で受験することを勧めます。もっとも、IDEは席順が決まっているのでその心配はありませんが。
■テーマ6 本試験
試験会場には出来るだけ早く行き、色々な団体の配布資料の目を通しました。各団体の選択予想問題は受験者殆どが読むので必ず目を通すことが必要です。
また、試験中のトイレ休憩は健保終了時に取りました。山場の年金をクリアするためでしたが、トイレ休憩に効果があったかどうかは実感としては分かりませんでした。
ヒヤリとしたのは、頭をスッキリしようとカフェインの入ったドリンクを多く飲んで、本試験独特の緊張感もあり脈が速くなってしまい,得意だった労基・労災が思うほど得点出来なかったことです。模試でやらないことは本試験でもやらない様にとW先生にアドヴァイスされていたのですが、そのとおりでしたね。
結果的には選択36点・択一53点で合格出来ました。答案練習と過去問の繰り返し、テキストで未出題の関連項目チェックが効果的でした。本試験択一で迷った問題でも、単純な問題文に違和感が見えるようになり、実際それが誤りの選択肢で点を落とさずにすみました。適切な教材と講義指導を行っていただいた先生方に感謝感謝です。
■最後に
学習に行き詰まった時は何の為に受験するのかと自分に問いかけ初心を思い出すように心掛けました。
この体験記が少しでも役に立てばと思います。
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