社会保険労務士試験 合格体験記

I.D.E.社労士塾 合格体験記
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■「テキスト・過去問・法改正」で基本を大切に
■ペンネームD.Fさん


1.勉強を始めたきっかけ
 私が社労士の勉強を始めたのは、10月の下旬に行われたI.D.Eの学習相談会に参加したことがきっかけでした。そこで井出先生のカセットのサンプルを聞き、その分かり易さに「これなら私にもできるかもしれない!」と思いました。
 それまで何となく興味はあったのですが、その内容については全くの素人でした。問題の例を見せてもらった時に「×:〜するようにしなければならない→○:〜しなければならない」などという、義務か努力義務かで問題が作られているのを見たとき、正直「そんな微妙な問題では解けない・・・」と思ったことを今でも覚えています。しかし、先生の「興味があるなら、きっとできる!」という言葉に後押しされ、不安な気持ちで勉強を始めることにしました。

2.11月〜12月(一回転目)
 インターネットでの評判や先生方の親身な対応、また自宅が塾から近かったことで、そのままI.D.Eを受講することにしました。子供が小さく(10ヶ月)近くに見ていてくれる人もいないので、通信講座を受けることにしました。
 11月の初めに届いた労基法と安衛法のテキストを見てそのボリュームに圧倒され「本当に来年の8月に間に合うのだろうか」ととても不安でした。とりあえず、2週間で1つの科目を、と言われたので、内容が分からなくてもとにかく先に進めました。この頃は先生に言われたように2週間の中で「一度テキストを読む→カセットを聞く→過去問とのつき合わせ→もう一度カセットとテキストを読む」を行っていました。過去問を解く際には必ずその理由も書くように、といわれたので、これは試験の前日まで続けました。
 毎日の勉強時間の目標は3時間、主に子供の寝ている時間を学習にあてました。子供は私が傍にいないとすぐに起きてしまうので、子供に添い寝しながらカセットを聞いたりテキストを眺めたりしていました。机に向かって学習できず、なかなか集中的に勉強できませんでした。主人がいる時は子供を外に連れて行ってもらったりしながら一日平均2時間程度机に向かう時間を捻出しました。また家事の合間、買い物の往復の時間になるべくカセットを聞くようにしていました。

3.1月〜2月中旬(労働5科目1回転)
 勉強法は同じまま労災法、雇用法、徴収法と進んできました。しかし、年末からお正月にかけて子供が病気をしたり親戚付き合いがあったりと勉強が少し疎かになり、ついつい勉強をしない日も出てくるようになりました。本来だったらこの期間を使って労働法の5科目を一度見直すようにすればよかった・・・、と思います。徴収法でつまずいてしまい、勉強が一時期嫌になったのもその一因であったと思います。通信講座で周囲の状況が分からなかったため、お正月が明けた頃に自分だけとても遅れていたらどうしよう、ととても焦りました。そこで先生に相談すると「全く問題ないよ、これまでと同じように勉強すればいいよ」と言われ、とにかくまた一からやるしかない!と一念発起して勉強を始めました。とにかくやらなければ結局は苦手を克服できないままになってしまうので、分からなくても細かいことにはこだわらず、勉強をしていくようにしました。

4.2月中旬〜3月(1回転目〜2回転へ)
 この頃、健保法が少し理解でき、今までの学習に答案練習を追加したいと考えるようになりました。そこでまたI.D.Eの先生に相談したところ、答案練習は4月からでも遅くはない、それよりも2回転目に入ったらどうかと提案されました。家に戻って労働法のテキストを見直すと、想像以上に自分自身がそれまでの内容を忘れていることに焦りを感じました。社会関係のテキストは2週間のサイクルを崩さず、労働の法律5科目は1科目を1週間で回すようにしました。具体的には初めからテキストを見ながらカセットを聴き、過去問を解く、というものです。でも厳密にはそこまで並行して出来なかったように思います。
 健保法、国民年金を3月までに大体終わらせて、労働の法律も労災くらいまで2回目が大まかに終わりました。ただし国年法はボリュームがあったので、1つのサイクルを終わらせるまでに実際は3週間ほどかかってしまいました。

5.4月〜5月(社会保険の健保・年金2科の2回転目へ)
 4月にはいると法改正ゼミなどの短期講座を受けるようにしました。基本的には1人の学習だったので、短期ゼミだけはなるべく会場で受けて分からないところはすぐに質問できるようにしました。また、この時期厚生年金につまずいてしまい、3週間の時間を費やしても内容が理解できませんでした。そこでテキストを見ながら3回くらい過去問の論点を探すことを繰り返しました。2回転目の雇用保険も内容がすっかり分からなくなっており、また一からの勉強になってしまいました。
 5月のG.W.あたりにI.D.Eで本試験にむけての勉強方法の講義を聴きました。そこで今までの私の学習方法の中で何点か見直す部分が出てきました。それまで私は、過去問はテキストの内容を全部把握してから行うようにしていました。でもその方法では効率がとても悪いことを知りました。そこで私はテキストの1章が終わったら、その章に該当する過去問をすぐに解くようにしました。また解きっぱなしではなく、問題を解いて合っていても間違っていてももう一度テキストに戻って論点を探すようにしました。この方法でかなり基本事項をマスターできたように思います。
 この時期から答案練習も始めました。どの科目においても最低3回は問題を解くようにしました。答練のレジュメはとても簡潔にまとまっていて、時間のあるときには眺めるようにしました。ただ、ここでもっと本試験を意識して時間配分などを行いながら問題を解く練習をすればよかったと思っています。

6.6月〜7月(3回転目へ完了へ)
 社会保険の健保・年金2科目も2回点目に入り、労働法も3回転目に突入しました。この頃になると過去問も一科目につき2〜3時間で解けるようになっていました。そこで、子供の昼寝の時間には労働法1科目、子供が就寝したときには社会法1科目、と組み合わせて勉強するようにしました。また主人の休日には子供を預けて近くの有料学習自室などを使って一日7〜8時間勉強しました。ただし平日にはやはり一日に3〜4時間が限界でした。隙間時間を無駄にしないようにカセットを家事の合間に早回しで聞くようにしていました。また夜中に子供が何度も起きるので、まともに睡眠時間も取れず、寝不足の日々が続きました。
 一般常識ゼミのテキストもようやく揃い、勉強をまた同じようなサイクルで行っていきました。しかしあまりの範囲の広さに愕然とし、藁にもすがる思いでI.D.Eの一般常識対策の講義をビデオで見ました。今まで靄がかかっていた部分がとても分かりやすく解説されており、これでかなり理解が進んだと思います。これも同じように家事の合間などにつけっぱなしにして分からない部分を何度も聞きなおしました。これは時間があまり集中して取れない方にはとてもお勧めです!また法改正の予想問題も3回以上解きました。これはかなり本番でも役に立ちました。
 またこの頃には、場慣れの意味でL社の模擬試験を受けました(全3回)。どれも難しく全く解けませんでした。点数もここでは言えないほどです。意気消沈しながらも「これはあくまでも時間に慣れるため!自分にできない問題はみんなできていないんだ。」と割り切って受けました。

7.8月〜試験本番(本試験へ)
 8月に入ると、試験のことばかりが気になり勉強をしていても「これが出るのだろうか、こんな勉強をしていても無駄ではないのだろうか」と日々自問自答していました。しかも大事な時期に病気になってしまい3日ほどまともに勉強できない日もありました。
 このまま受けるのを止めたい・・・、と思っていたとき最後の「いであじゃーなる」を読みました。その中で「難問でも易しい問題でも本試験ではどちらも配点は1点。基本を大事に。」という言葉に目から鱗の気分でまた基本に立ち返って勉強しました。勉強をすればするほど、どれだけ基本が大切であるかと思い知らされた時期でもありました。とにかく過去問を全て解けるようにして、間違った問題に関しては何度もできるまで解き続けました。またこの時期のI.D.Eの最終模試でわりといい点が取れたので、すこし自信がつきました。自分の弱い部分も分かったので、ここでも模試の見直しを大事にしました。
 その他、直前期に点数が伸びるのは安衛法と徴収法との井出先生のアドバイスに従い、特にその2科目には力を注ぐようにしました。安衛法は苦手でしたが、とにかく過去問とテキストの突合せを大切にし、だんだんと理解できるようになりました。この2科目はそれ程ボリュームはないので、やればやっただけの点数が取れると思います。また労働一般の労働統計に関しては一般常識対策ゼミの練習問題の後ろに付いていた「○」問の一問一答を朝と夜に2回ずつ「読む」ことを進められたので、それも欠かさず行いました(これで本試験で1問救われました!)。
 試験二週間前には答練の問題を1回転し、最後の一週間は各教科についてくる基本となる練習問題と過去問をすべて解き、他には手をつけませんでした。またテキストは過去問をやりながら何度も見直しました。
 試験本番、周囲の雰囲気に飲まれて頭が真っ白になってしまいました。また午前中の試験で今まで見たことのないような社会一般の問題に「もうダメだ・・・」と思いました。また午後の試験でも時間が全く足りず(特に労基法の1肢1肢がとても長く読むだけでも時間がかかってしまいました)、問題を解くだけで見直す時間もありませんでした。終了の合図があったときには「また来年か」と落ち込みました。家に戻って自己採点したときもすでに労基法・安衛法での択一で3点が確実となり、悲しいより悔しい気持ちで一杯でした。

8.本試験終了〜合格発表まで
 確実に試験に落ちたと思い、その後のI.D.Eの本試験の解答解説にも予約はしたものの、あまり出る気がしませんでした。でも予約日の当日の朝、井出先生が夢に出てきて「とにかく頑張れ!」と言われ、「とりあえず、出るだけでも出てみよう」と行くことにしました。本試験での誤植の多さなどで必ず救済はあるだろうとのことでしたが、選択式32点、択一式42点に労基・安衛の科目別の基準点不足にもひっかかっていたので、まず合格はないと自分の中で決め付けていました。結果に納得がいかず、とても悔しかったので「絶対に来年こそは受かってやる!」と心に誓い、改めてまた昨年の穴を埋める気持ちで労働基準法から勉強を始めました。
 本試験の結果発表の日もすっかり忘れて同じように勉強をしていたある日、いきなり書留の封筒が家に届き、「あぁ、落ちたか・・・。」と封筒を明けると合格証書が入っていました。にわかには信じられず、慌ててI.D.EのS先生に電話をかけました。すると「昨日が合格発表だったんだよ、ネットで見なかったの?合格しているよ!」と言われ喜びよりもびっくりしてしまいました。合格点の低さと救済のお陰で何とか合格することができたのです。

9.反省
 この試験を受けることを決意したとき、私は法律に関しては全くの素人でした。でも幸運なことに1度の挑戦で合格することができました。これはI.D.Eの先生方や家族の協力なくしては、できなかったことだろうと思います。またI.D.Eで教わった勉強方法を自分なりにきちんとやっていたと自負しています。本当に大切なのはテキスト、過去問、そして法改正項目なのです。途中でいろいろ目移りして教材等を購入したこともありましたが、結局は手付かずのまま。それよりもI.D.Eの基本書と過去問と法改正をマスターすれば、ほとんどの問題は解けると感じています。
 また合間何度も聞いたカセットがとても効果的でした。小さな子供がいたのでなかなか集中的に勉強できませんでしたが、カセットのお陰でテキストのポイントが理解し易かったです。最終的には多いもので7〜8回転くらいさせたので、テープがダメにならないか心配しました。これも早回しでも聞き取れるまで聞きこなしました。
 今年の本試験に関しても過去問やそれをアレンジしたものがとても多かったと後から知らされました。難問は解けなくても過去問と基本事項さえ理解していれば、合格点は取れるということの裏付けでもあると思います。
 私はこれまでの勉強で完璧を目指したがために失敗した点も多かったと感じています。過去問は問題集ではなく、論点をおさえるためのツールであること、本番での時間配分に慣れることなどI.D.Eで教わったことはどれも重要でした。迷ったらすぐに相談できるので、理解ができない部分、学習方法など不安なことがあったらうやむやにせず、すぐに相談できたことも大きかったと感じています。
 大切なのは自分の信じた教材でとことん学習していくことだと思います。私は他の通信講座を受けていないので比較はできませんが、I.D.Eでの学習は合格への最短経路だったと思っています。この合格体験記を書くことができてとても嬉しく思っています。ぜひ通信講座で合格できるか悩んでいる方がいらっしゃったら、I.D.Eのサンプルカセットを聴いてみて欲しいと思います。
 最後になりますが、いつも親身に対応してくださったI.D.Eの先生方、大変な時期を支えてくれた家族に感謝します。本当にありがとうございました。
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