■『私の夢』張り紙作戦
■ペンネーム「りんご」さん
1.受験のきっかけ

私の社労士受験のきっかけは単純です。10年来の友人二人が社労士の資格をとったからです。
身近なことなのに何も知らない、大切なことなのに何も知らない・・・なんと無知だったことでしょう。
最初は単純なきっかけでしたが、IDE塾では本当によくご指導いただきました。こんな私でも合格できたので少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
2.これまでのながれ
IDE一年目 基礎マスターゼミの通学コース。毎時間先生に質問をしたかったので、なるべく前の席を確保しました。質問をするためには予習をしなくてはなりません。付箋でマークをつけ、あやふやなところは自分の言葉で『確認ですが・・・。』と言って聞いていただくこともあったと思います。質問をすることで記憶に残したいという思いもありました。過去問、テキスト、法改正と三種の神器をしっかり勉強したつもりでもなかなか結果に現れず、選択式は問題なかったですが、択一試験が合格ラインに到達できませんでした。
IDE二年目 今年こそ頑張れば合格できるのだろうか、あまりやる気が起こらないまま二年目に入りました。この試験は去年の積み重ねが反映されるものではない、去年あれだけ勉強したのにこれでは何年やっても無理かなあ・・・。家族に迷惑をかけないで家事を怠ることなく、すきま時間も活用してコツコツ勉強すれば合格できるのではないか、自分に力が湧いてこないまま11月も終わる頃。『そんな気持ちではまた来年も落ちますよ。自分の夢を大きく紙に書いて目につくところへ貼りましょう』とアドバイスを受けました。エ、エ!!そんなこと書けない・・・・と思いましたが約束してしまったので、パソコンで大きく書きました。『私の夢 平成18年度社会保険労務士試験に合格!!』 家族が見る場所へ貼り、毎朝毎晩見ることになりました。不思議なことに私は徐々に気持ちが変わっていき、合格するのだから過去問のここまでは今やっておこう。合格する人はテキストを全部読んでいる。合格する人はこの点数を確保しなければならない。合格する人は眠くない。目標に向かって進んで行く自分がいました。すっかり暗示にかかりました。あとから考えればこれが≪『私の夢』張り紙作戦≫の始まりでした。
授業は本科ゼミ・答案練習・法改正・通達&横断・一般常識ゼミ・白書対策ゼミ・最終模試を受けました。井出先生の授業は本当に『目からウロコが落ちる』ものでした。霞がはれるというか、ぼんやりした知識がすっきりくっきり良くわかるのです。授業中は、それはそれは密度の濃い中身ですから、集中して聞かなければついていけません。質問どころか先生の授業は多岐にわたり解説してくださるので他の科目との関連が良くわかります。聞き漏らさないように精一杯でした。座っているだけなのに結構疲れます。
3.勉強方法
本科ゼミ 去年と同様にその日の授業までに過去問とのつき合わせ(IDE塾の方法)は必須、解っていないところやあやふやなところにマーク。授業が終わったら翌日かその翌日までに過去問をやる。間違えたら、テキストの該当箇所に鉛筆でマークする。なぜ間違えたのか小さく書いておけばテキストを読み返す時に目にはいります。何度も間違えると鉛筆で黒くなります。直前期にはその部分を重点的に読みました。過去問の解答用紙は同じ受験仲間が作ってくれたので助かりました。A4用紙に解答欄・正誤欄・誤りの理由も書けるようにして50題解答できるものです。予習・復習と次の授業までに日程は決まってきます。
答案練習 一週間前にはその科目を勉強しないようにしましたが、厚生年金・労一・社一の3科目は時間が足りず前日まで勉強していました。授業のほかに答練のための勉強が始まるので、徐々に時間が足りなくなりました。
一般常識・白書対策ゼミ 範囲が広くテキストも厚いので苦手な科目でしたが、解りやすく楽しいゼミでした。私は授業で使った一般常識のテキストに直接書き込んで情報はひとつに集約させました。また、白書対策ゼミでは、要約されているページを一冊のノートに切り取り、赤・青の色鉛筆でマーク、視覚でも解るように。労務管理用語は付箋でかくし説明を読んで何のことかわかるようにしました。いつもの勉強時間の30分を利用して読み、傾向を覚えました。時々忘れましたが、いつもカバンに入れてこのノート読みは試験の前まで続けました。この方法は一般常識・白書対策の救世主です。おかげさまで本試験では一般常識で8点取ることが出来ました。
模擬試験 IDE最終模試のほかにL社の模試を3回受けました。今年はアドバイス通り『私の夢』張り紙作戦を実行し、モチベーションをあげ、勉強時間もしっかりとっていたのですが、今回のL社の模試はかなり難しかった。難問奇問といわれる問題が多かった気がします。難問でも正解する人がいるのですから、私は合格ラインに上がれないのではないか・・・不安がつのりました。しかし難問奇問はさておき誰もが出来る問題を落としてはならないので同じ間違えをしないように復習し、基準点をクリアすることを焦点に気持ちを切り替えてIDE最終模試。模試では本試験のつもりで、本試験では模試のつもりで、落ち着いて落ち着いて。いつもの模試の通り国年から始めて労基へ、後ろから解いていきました。途中トイレに行くタイミングも本試験を想定して3時40分頃と決めていました。席から立ち、歩くことで酸素が行きわたり目も頭もクリアになります。残り60分は長文の労基・安衛と他の科目の見直しにあてる。
4.おすすめテキスト読み
12月頃から一日20分、テキスト読みをとのアドバイスでした。授業のメイン科目を横において他の科目の読みはなかなかできず、本格的に始めたのは、6・7月からでした。この頃になると毎日が時間との戦いです。テキスト読みは時間を決めて区切れば集中力もあがり、他の予定が流されることはありません。この時期にテキスト読みをすることは大きな意味があります。授業で読んでいた時とは違って全体を見通すことが出来、今まで見えなかったものが見えます。図書館でのテキスト読みには本立て(100均一で購入)・マイスリッパがあると気持ちよく出来ます。ほぼ10科目のテキスト読みが出来たことは、選択式対策の自信となり『正解肢』を読むことなので択一式対策でもあります。これはおすすめです。
5.試験前日
試験前日、実力がついて受かりそうな時は眠れません。出来る人はそうらしいですが二日前から風邪をひき風邪薬の効き目で夜11時から翌朝目が覚めるまで6,7時間ぐっすり眠れました。当日の持ち物は、二日前から準備し、当日の動きを考えて忘れ物がないように、もちろん合格手形も入れました。
6.試験当日
家族、年老いた両親のことを考えると私の受験はこれが最後でした、受からなければならない。背水の陣で会場へ。受験会場最寄の駅ではIDE塾の選択式予想問題を配っている人が『がんばってくださ〜い!』とエールをおくってくれました。私は思わず握手をしました。IDE塾卒業の社労士の方々がお手伝いをしていると聞いていたからです。午前中の選択式試験の労災・社一。あれほど法改正があったのにテキストには載っていない文章です。これは一体なんのこと??頭が真っ白になりました。私だけがわからない?社一には残り時間40分を使いあの文章を何度読んだことでしょう。あ〜今年もダメだ。疲れがどっと押し寄せてきました。最後まであきらめないこと、井出先生はおっしゃいました。午前の選択式のことは忘れて、午後に臨みました。国年から始めて25分ずつの計算がずれてきました。長文の労基・安衛を始めたのは残り時間30分です、これでは見直しどころか労基が読み終わらない。あせる気持ちを抑えてすぐに答えが出ない問題はあとまわし、とにかく科目別で基準点不足にならないよう4点を確保、あと15分しかない。迷った問題を解いたらあと5分。全体の見直しは残り2分くらいでした。
7.最後に
IDE塾にお世話になる前に他の予備校で勉強をしていたので、私の社労士勉強期間はハッキリ言って長いです。友人が短期ゼミを受けて『ここは他の予備校と断然違う!』と説明会に誘ってくれて本当に良かったです。あのままではどんなに勉強していても合格を勝ち取ることは出来なかったと思います。IDE塾は受験生の気持ちが良くわかってくれる。気持ちがだらけて思うように進まない時、行き詰まった時、落ち込んだ時、模擬試験の後、など受験生が知りたいことが『じゃあなる』にタイムリーに載っているのです。そしていつでも質問に応じてくれる。どの科目でも電話で応じてくれるこんなに親切で受験生思いのところはないでしょう。いまさらこんな質問して恥ずかしい、こんな小さな質問したら申し訳ないかな。『来年は合格するのだから、これが最後の質問です、そう思えば、何ていうことないですよ。あとで・・・と思っていたら忘れてしまうから、その時に質問しなさい。』迷いは消えました。学習の質問に限らず学習方法や途中経過など私は本当によく相談させていただきました。去年までの勉強方法や環境など各個人で状況はさまざまです、いつも決まった先生に相談できたのでさらに励みとなりとても良かったです。自分で計画を立てて進めることが出来る人はいいですが、そうでない人はどしどし相談されるといいですよ。≪『私の夢』張り紙作戦≫は受講相談でのアドバイスでした。その後二枚を追加して今でも記念にとってあります。二枚目には合格目標点数を書きました。労基・安衛・労災・雇用・一般常識・健保・国年・厚年の順番で選択式3・4・4・3・3・5・4・4計30点、択一式6・8・8・7・7・6・7計49点。具体的に科目の得点を意識して過去問や答練・模試に取り組みました。おかげさまで≪『私の夢』張り紙作戦≫が功を奏して本試験では目標に近い点数(選択式32点択一式47点)がとれました。I先生いつも適切なアドバイスをいただきまして本当にありがとうございました。
今回の受験で私は多くの方々に支えられている事を実感しました。勉強が思うように進まず、何度も落ち込んだ時に家族は心から支えてくれました、私なりの方法でゆっくりでも頑張ってと応援してくれました。励ましあって一緒に勉強した受験仲間があってこそ、つらくて長かった地味な勉強も出来ました。今の苦労は必ず報われます。悔いのないよう頑張って、最後まであきらめないで下さい。結果はあとからついてきます。皆さんの合格を祈っています。
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