社会保険労務士試験 合格体験記

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■「自分に合った学習方法を早く見つけてください」
■匿名希望5さん


■はじめに
私は電機メーカーで営業をしております38歳のサラリーマンです。平成18年に5回目の受験の末、やっと合格することができました。と言いましても選択は34点ながら、択一は41点でしたので奇跡的に合格できたようなものです(科目別基準点はすべてクリアしていたことが救いでした)。このような私が合格体験記を書くなんて大変おこがましいのですが、私に似た境遇の方に参考にしていただければと思い、寄稿させていただきました。

■私の学習環境
私はメーカーの営業ですから業務的に社労士実務の経験はありません。仕事は9:00〜22:00前後までありますので平日の学習時間は1〜2時間でした。また妻と共働きのため家事と小さな子供の育児を分担しており、土日もiDE塾での講義受講時間も含めて1日平均3〜4時間の学習時間でした。また平成13年7月から転勤により単身赴任をしております(土日は自宅に帰りますが)。これらの状況は受験全期間を通して変化なく、学習時間の絶対量確保が最大の課題でした。専ら自宅での学習の中心は単身赴任先の住居でした。

■これまでの受験経歴
  • 平成14,15年
    以前行政書士受験の時に通っていたL社の総合コースを申し込みましたが、インプット講座のスケジュールを一通り消化するだけに大半の時間を費やし、2年とも択一が40点に満たず不合格でした。学習方法がまずく、基礎知識が全く身に付いていませんでした。

  • 平成16年
    一から出直すために学習方法と指導校をリセットしようと考えていたところ、偶然会社の先輩の方からiDE塾を薦められたためガイダンスに出席し、即受講を決めました。通信のカセットテープを初めて聞いた時、井出先生が背景や制度の趣旨から次々と体系的に説明され、暗記ではなく理解させる講義を展開されたことに驚いたことを覚えています。この年は選択式が38点でしたが、難問ぞろいの択一社会保険にとまどい厚年が2点しか取れず不合格でした。

  • 平成17年
    会社での仕事が一段と多忙になり、平日の学習時間がますます取れなくなってきたため、休日の大阪の通学講座にはほぼ全てに出席しました。しかし本試験では初めて択一が50点を越えたものの、選択式の労基・安衛が1点で不合格でした。

  • 平成18年
    前年の最終模試以降、択一は50点以上でしたが、よりによって本試験で上述の通り41点。基本問題を次々と取りこぼしていました。自分に呆れていましたが、結果的に滑り込み合格できました。例年なら不合格となる点数であるため、19年度向け講座も受講開始しておりました。

■学習方法
これまでを振り返ってみて、私の学習期間が長くなった一番の原因は自分に適した学習方法、スタイルを見出すことに時間を掛けすぎたことにあると思います。学習時間があまり取れないのにあれこれと中途半端にしてしまいました。
私が十分にできていた訳ではありませんが、来年の試験に向け取り組もうと考えていたことも含めて私なりの学習方法を紹介させていただきます。

(1)使用教材、講座
井出先生が「3種の神器」と言われる基本テキスト、過去問題集、法改正のみ反復使用することとし、これらが含まれる講座(答案練習含む)を受講します。これ以上の教材の消化は私の場合、時間的に不可能でした。

(2)学習時間の確保
平日の通勤時や出張等の外出時の隙間時間は、テープ聴講や過去問を解きます。
(鞄にはテキスト&テープレコーダーまたは過去問題集を常に入れておきました。)
自宅ではじっくり取り組むことの必要なテキストと過去問の突合せや通学講義、答案練習、模試等の復習です。平日に自宅での学習時間があまり取れない時は、起床時間を1時間繰り上げて出勤前に学習します。深夜に無理に学習するよりもストレスや疲れが溜まらず良かったです。私は妻に電話してもらって起こしてもらっていました。

(3)学習の進め方
学習時間が少ないだけに、iDE塾の講義の受講時も貴重な学習時間でもあるので、講義が効果的なものとなるように学習の中心に据えました。講座スケジュールがそのまま学習スケジュールとなっていました。
基本テキストの読込みはテープ学習とし、通学の講義範囲を予習としてテープ聴講と過去問論点のチェックをしておきます。具体的にはテープ中で指摘されたポイントは緑のマーカー、過去問の論点はオレンジのマーカーで短く線を引き、以後読み返す時はマーカー部分中心にしました。また選択式対策を意識し、復習として講義で指摘されたキーワードや答案練習、模試等の選択式で問われた語句をテキストに青のマーカーでチェックしました。講義中の板書や板書ノートの重要箇所はテキストに書き込み、貼り付けて全ての情報をテキストだけに集約します。これは直前期の追い込みを効率的にするためです。
答案練習や模試の前にはもう一度テープを併用してテキストを読込んでおき(テープを2回目に聴く時からは倍速で)、復習時は自分が間違えた箇所のポイントをテキストに書き込んでおきます。ここまでで基本テキストを講義受講も含めると最低でも3回は読み込んだことになり、重要ポイントが頭に残ってくると思います。
テープを利用するとテキストの読み込みが楽であり、進度調整もテープに委ねるだけですから助かりました。テープや通学の講義でも触れられない箇所はあまり気にしませんでした。

(4)短期講座、模試の受講について
私はiDE塾1年目は欲張って全講座受講しましたが、学習時間の絶対量を多く取れない中、消化不良になってしまいました。学習時間の確保が困難な場合は,法改正、白書対策、総まとめ講座だけでも良いと思いますし、基本テキストを復習する時間を確保する方が優先されると思います。
模試はiDE塾での中間、最終模試に他校での他流試合を1つで良いのではないでしょうか。これ以上受けても復習できません。

(5)直前期の学習
最終模試から本番までに基本テキスト読み込みをもう1回します。合わせて法改正と白書対策のチェック。短期ゼミを通学受講した時にテープも購入しておき、この時期に再度聴講すると効果的です。
私はお盆の過去問チェックゼミ(社会保険)を受講し、講義を録音しておきました。
そして本番2日前に休暇を取り録音したテープを使って復習し、1日前は総まとめゼミの労働保険部分のテープを再び聴いて最後の復習としました。総まとめゼミを前日に確認していたおかげで、本番の選択式労災ではゼミで強調された箇所が出題され、無事クリアすることができました。

(6)その他、私が受験期間に感じたこと、効果的だったことをあげておきます。
  1. 答案練習の選択式では常に4点以上を目指す⇒基準点不足回避の訓練としてどんな問題でも4点取れるようにします。
  2. 本屋の社労士コーナーには行かない⇒本屋には受験情報、参考書が氾濫しており、惑わされてしまいます。また市販書籍を購入しても活用する時間がありません。
  3. スランプになったら合格体験記を読む⇒やる気が戻ってきます。
  4. 特別な選択式対策は不要⇒講座のカリキュラムをこなす、上記の学習だけで合格に必要なキーワードは押さえられると思います。
  5. 年金アドバイザー受験の弊害⇒私も1年目に受験しましたが、社労士試験対策としてはあまり効果的ではありませんでした。3月に試験があるため学習ペースが乱れてしまいました。社労士試験に不必要な内容もあり、学習時間を無用に消費してしまう危険性があると思います。
■最後に
今回ようやく合格できたものの不本意な点数でもあったため複雑な気分でしたが、合格祝賀会で井出先生に「もう一度がんばろうと思った時に合格したのですよ」と言っていただき、S先生からは「点数より合格したことが大事なのですよ。来年合格できる保証はないでしょう」と言っていただき次第に実感がこみ上げてきました。

本試験では何が起こるか分かりません。見たことのない問題を見て動揺したり、自分でも信じられないミスをしたり、プレッシャーも模試とは比べものになりません。これはどのレベルにある受験生も同じだと思います。そこで冷静に対応するためには、精神的に強いこと、社労士試験を目指した強い意志を持っていることが必要なのではないかと思います。私もあまり成功した訳ではありませんが、18年の試験会場では「置かれた環境、能力からいって、自分としては限界のレベルに達したな」とだけ思って受験しました。

社労士試験について、巷には様々な学習方法や情報が氾濫していますが、井出先生が日頃から言われていることは全て正しかったです。iDE塾だけを信じて良かったと思っております。
iDE塾のみなさまには大変お世話になりました。
ここに厚く御礼申し上げます。
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