■「本試験で100パーセントの力を発揮するために」
■永井 康幸 さん
- 本格的に勉強をスタートすべく平成15年10月から某予備校に通いました。しかし、この年は講義とテキストを何とか理解するのがやっとで、平成16年本試験は選択式も択一式も合格点に至らず不合格でした。平成16年11月からIDE塾の通学講座を受講開始しました。受講講座は夜間ゼミ、答案練習ゼミ、各種短期ゼミ(全て)、最終模試、社会保険過去問ゼミです。平成17年の本試験結果は、択一式総得点50点でしたが、選択式労災で2点のため、基準点を満たさず不合格となりました。そして平成18年の試験で選択式も択一式も救済科目なしで合格することができました。
私が試験勉強で意識したことは、@普段の勉強では予備校の指導をできるだけ守り、テキストと過去問を中心にした勉強をすることと、A本試験で合格点を確保することを意識した勉強をすることの2点でした。これら2点は@が終了したらAに取り組むという段階的なものではなく常に両者を併行できるよう意識しながら勉強しました。
@については、地道にテキストと過去問に取り組みました。しかし、勉強時間があまり取れなかったため、全てはできないと割り切り優先順位をつけました。具体的には配布された練習問題は殆ど手が回りませんでしたし、また、過去問の反復も多くできた科目で3回位でした。
@のような地道な勉強が大切なのはもちろんですが、私が強調したいのはAの大切さです。特に本試験当日において合格点を確保することが最終目標ですから、落ちた年の本試験問題の復習を予備校の出口調査の結果を参照しながら、どうしたら最も合理的に合格点を確保することができたかという観点から徹底的に分析しながら復習しました。結論的には本試験で、正答率50パーセント以上の問題で取りこぼしをしなければ充分合格点を確保することができます。
- 具体的なやり方としては、正答率が高かったにも関わらず間違えた問題について次のような検討をしました。(ア)自分が現場でどのように考えてその肢を選んだのか、(イ)結果的にどのように考えれば正答できたのか、(ウ)知識が足りなかったからそのような正解に至る思考ができなかったのか、(エ)その日その時点での知識や思考力で正答にたどり着ける可能性は本当になかったのかを考え抜きました。(オ)最後に何度かその正しい道筋をたどりながら問題を解きなおします。いわば自分の間違った癖を矯正する作業をしました。
- 答練や模試のときも後から配布される正答率を気にしながら復習しました。正答率が高かったにも関わらず間違えた問題や肢については重点的に復習しました。ここでも先に述べた点を意識しながら復習しました。特に(エ)については意識的にこだわって復習しました。すなわち、その答練を受けた時点の知識で本当に自分は解くことが出来なかったのかを吟味しました。解答解説を読んでみて、なんだその知識なら知っていたと思ったときは猛烈に反省しました。知らなくて(正確な知識を忘れてしまっていた場合も含みます)間違えただけならば、復習で知識を獲得したり定着させる努力をすればいいのですが、知っていて解けなかったのは現場で知識を生かせなかったという本試験において最も恐れなければならないことだからです。
- 本試験ではどのような導き方であろうと点数を確保することが大切なので、五肢択一の答練ではわからない問題についてもあきらめずに正解を探しに行きました。知識がなくても言い回しだけで正誤を判断できる肢もあります。言い回しだけでおそらく誤りと判断していいだろうという肢は多数の人もそのように判断しますし、現に正解肢であることが多いと思います。結果的に間違っていても6割位の人がその肢を選択していたのならあまり気にしませんでした。逆に正答率の高い問題で間違えたときは丁寧に復習しました。
- 五肢択一の答練では同じく正答率の高い問題でも何故正答率が高かったのかが問題ごとに異なります。例えば、正解肢だけが極端にわかりやすかったり、正解肢そのものは判断が難しくても消去法でそれしか残らないと容易に判断できる場合もあります。そのような正答率の高かった理由まで考えながら復習しました。例えば正解肢の内容は難しくても正答率は高いという問題で間違えたときは正解肢の内容について判断できなかったことを気にする必要はありませんが、正解肢にたどり着けなかったことは反省すべきだからです。
- 模試の受け方では各科目の基準点を確保しながら全体で合格点を確保するということを意識しました。やさしい問題も難問もありますから、やさしい問題で取りこぼしをしないように心がけました。直後の復習では正答率は出ていませんので、復習は2段階に分け、直後の復習のみではなく、正答率が出た段階の復習も重視しました。この際、正答率の低い問題に時間をかけすぎていなかったかに注意しました。正答率の高い問題にじっくり取り組むためには各問題ごとにメリハリのついた時間配分が必要ですが、これは意識して模試を受けたり、復習の際もそのことを意識した復習をしなければできません。択一の長文問題でやさしい問題を取りこぼしなく解いていくためには、例えば確実に正解だと思える肢が見つかれば以下に続く肢は読まないで次の問題に進み時間の節約を図るべきです。この様なメリハリのついた解き方が出来たのかどうかも復習の段階で検証しました。
- 以上のような、検証をしやすくするために答練や模試の際に必ず肢ごとに印を付けながら解きました。すなわち判断に自信がある順番に◎→○→△→×→××等の軌跡を残しました。また自分自身の正答率を上げるための練習として五肢択一の問題を解くときはまず全体をどんどん読んで◎あるいは××のものから探します。明らかに正しいまたは明らかに間違っているものはないかという視点でなるべく早く全体を検討します。2肢位まで絞り込んだら丁寧に読んでじっくり考えて答えを出します。この様な練習を意識的に行いました。
- 以上のように、@の勉強で地道に実力をつける努力をしました。ここでは真の意味で納得し理解する勉強を心がけました。Aの勉強でその実力を現場で100パーセント発揮できる練習をしました。
- 最後にお世話になったIDE塾の方々、平日の夜の予備校通いに協力してくれた職場の人達、励ましあった受験仲間、そして最後まで応援してくれた家族に心から感謝して締めくくりたいと思います。ありがとうございました。
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