■努力と気力が引き寄せてくれた合格
■ペンネーム「S.Y」さん
私は3回目の受験で社労士試験に合格しました。初受験は平成13年で、2回目の受験は17年、そして最後の受験が18年となります。間があいているのは(自分なりには)精一杯努力したのに不合格だったことに非常にショックを受け、再受験する気にもなれず、あきらめたからです。社労士なんて関係ない人生を生きていこう、はじめから受験しなかったことにして生きていこうと思っていたのですが、就職先で社会保険手続の仕事を任されることになってしまい、これも何かの縁と思い17年に再受験をしました。
不合格だった年と18年の勉強で違ったのは何だったか三つあげるとすれば、次のようなことです。「勉強に割いた時間と質」「ひとりよがりにならず予備校の力を借りた」「絶対に合格するんだという気力」
勉強時間については、17年も18年も仕事をしながらだったので18年が特にたくさん時間を割ける状況にあったというわけではありません。平日は通勤時間(往復約2時間)、仕事が終わってから2〜3時間勉強し、休日は答案練習ゼミがある日は通学し、ない日は昼食を挟んで6〜8時間前後勉強しました。直前期(7月中旬以降)はもっと長かったと思います。通勤電車では運よく座れればテキストや過去問を開きますが座れないときは法改正や模試解説のテープを聴いていました。仕事が終わってからは、家での勉強だと家事に追われて勉強に専念できないこともあり、カフェやファミレスに寄って勉強してから帰りました。コーヒー代はかさみましたが合格するための必要経費、学費の一部とわりきりました(5月から試験までで2万円くらい支出したと思います)。私はテキストや問題文を読んだり問題を解いたりするのは速い反面、集中力があまり長く続かず飽きやすいほうだと思います。このためテキストを精読しているつもりで流し読みになっていないか、きちんと考えず惰性で問題を解いていないか、自分に問いかけながら、読むのに飽きてきたら問題演習に切り替えたり休憩を入れたりなどしながら勉強をしました。
教材は、17年、18年とも一冊に全科目が入った形のW社のテキストとI.D.Eの条文順過去問題集を使用し、18年はI.D.Eの答案練習ゼミ(通学)と法改正ゼミ(カセット)を受講しました。受験した模試はI.D.E2回とW社のものを直前期に1回です。17年の敗因は独学でだらけてしまったこと、学習の進捗状況が客観的につかめなかったこともありスパートをかける時期が遅くペース配分がうまくできなかったことがあると感じていたので、18年はペースメーカー代わりに予備校を使ってみようと思い、3月に答案練習ゼミについて、I.D.Eへメールで受講相談をしました。S先生からご丁寧な返事をいただき、昨年は過去問の論点丸暗記に陥ってその周辺をまんべんなく勉強することができていなかったことに気づき、受講を決めました。答練を受講したのは大正解だったと思っています。講師の方から直接受ける解説は目と耳から新鮮に入ってきて知識が深まってくるのを実感しましたし、法改正も含めわかりやすくまとまったレジュメは客先での移動中から試験当日まで持ち歩き、紙がよれよれになるまで読んでいました。また、月に数回の通学で周りの人ががんばっている姿を見ることは刺激となり、マンネリ・だらだらに浸からずに済みました。
最後に「絶対合格するんだという気力」ですが、受験するからには皆、合格したいと思っているはずです。不合格だった年も合格したいとは思っていました。だから合格したいと念じれば合格する、とはいえないのですがともかく気力は必要です。私はかねてからこの辺でラストスパートをかけよう、と思っていた6月末〜7月初めの週に残業が続き、家に帰っても食べてシャワーを浴びて寝るだけで勉強時間を取れない時期がありました。答案練習の復習は翌週中に済ませると決めていたのに進まず、一緒に住んでいる家族のことも勉強の邪魔と思うほどいらいらしていました。直前期は好きな音楽を聴くこともできない、小説なんてもってのほか、新聞を読むのもためらわれる(講義のテープ以外のものを聴いたり受験に関係ないものを読むことに罪悪感を感じる)状況でした。かなり病的(笑)ですが私にはこれくらいがんばらなければ受からない試験でした。予備校の説明会に参加してみたらちょっと勉強すれば合格してバラ色の未来がやってきそうな感じだし、ちょっとやってみようかなと思っている方には、これは声を大にして言っておきたい事です。
受験勉強中、自分によく言い聞かせたのは、「仕事や家事が忙しくて勉強時間がとれなかったと試験会場で言い訳したって試験官は特別扱いしてくれない」「来年のGW、お盆は思いきり休むんだ!」ということです。
今年は選択式30点、択一式52点という結果でしたが選択の労基安衛が2点で合格発表まで気が気ではありませんでした。努力と気力が救済というラッキーを引き寄せてくれたのかな、と思います。I.D.Eの皆様、見守ってくれた家族に感謝しつつ、この資格を絶対に活かそうと決意を新たにしています。
|