社会保険労務士試験 合格体験記

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■中高年社会人、再チャレンジのベテラン受験生向け
■関 洋さん(石川県金沢市在住)


私の体験記は、中高年の社会人であること、かつ長期戦を覚悟の人むけに書いたものですから、これ以外のかたにはほとんど参考にならないと思いますので、あらかじめお断りさせていただきます。

合格への道のりは、動機が希薄であればあるほど長いということが言えると思います。私の場合は、営業から人事への異動をきっかけに人事労務と年金関係の専門知識の吸収の必要性が受験勉強の始まりで、その後付けで、老後に銀行の窓口で年金のアドバイザーでもやれれば、毎日家に居ないで家内からもうるさがれずに済むだろうというかなりいい加減な動機をくっつけた程度ですから、いつあきらめても、ああそう、といわれるようなものでした。平成11年夏にL社の通学をかじったあとにほとんどぶっつけ本番の受験をしたのをスタートに、平成18年まで8回の受験をこなしました。その間、W社を一年経験して、平成13年からIDEの夜間講座の通学とその翌年から通信にはまり込みました。通信のテープ学習を基本に短期の法改正などの通学コースをいくつかからませ、会場模試を数社で6回〜8回、直前ゼミというパターンを何年も繰り返しましたが、その都度、択一1から3点程度の差で不合格。ただし、国語力と間違い探しの勘が働けば解けるような、逆に言えばそれがないと解けないような、国家試験のていをなしていない=社労士の資格取得権をあたえるにほとんど何の意味もないと思われる「選択式」は、なぜかいつも高得点でした。8年もやっていますと科目全体の構図はわかっていて、理屈からせめていける問題や明らかに間違っている問題は難なく解けて、それは年季の入った経験者の対応が出来るのですが、40才後半から50才前半となりますと、記憶力の低下は歴然としていて、下りのエスカレーターに乗って逆に上っているような感覚です。これを必死に時間懸けてカバーしようとして昇って行っても、もともと下がっているのですから、なかなか上には行かない。細かい知識を問われる問題は相変わらず多いのですから、記憶が積みあがらないので。。。

そこで今回は、転勤で地方に出てまた営業職に復帰したのをきっかけに劇的に勉強方法を変化させ、徹底的にサボりました。勉強時間は、昨年までのきっと半分程度だったでしょう。それしか時間は取れなかったというのが本当ですが。一般常識二科目は、テープと日経新聞のみ。もともと広範囲で何が出てもおかしくないので、今度また変な問題がでたら、協会に文句を言って来年の受験は止めるということに覚悟を決めました。(案の上、ばかげた選択式問題がまたまた今年も出ましたね。択一でも不明瞭な問題が。。。多くの善良な受験生が、来年の受験をやめるでしょうね。せっかくの努力の積み重ねが、事務処理能力適性試験とは、何の関係もない問題や不透明問題でパーになるリスクが極めて高いのですから。井出塾長には、協会にもっと物申して出題内容の健全化にがんばっていただきたい。小生も独自のルートで改善を訴えていきます。)

今年の主な学習取り組みは以下の通りです。
IDE塾通信テープを二回転聞く。これ以上は時間がありませんでした。
過去問をテキストの該当ページに参照する(これは、大変時間がかかりましたが、井出流を信じて完全に行いました。過去問集7年分はすべて本試験で受けたものばかりでしたが(笑い))
法改正は、今年のものと去年のもの2年分をテキストとテープで確認(検証してませんがこれは効果があったのではないかと思ってます)。
IDE直前ゼミの受講。(すばらしい内容ですね)
模試は、IDEの中間、最終の二回のみ。(過去に本試験、模試をあわせて20回以上こなしているので、「経験」は必要なし。今年は、完全に絞りこみました)
夏休みを本試験直前一週間に集中取得。(家をでて、真面目な学生が勉強している図書館の学習室に行って、若い人に囲まれて心を若くして取り組みました。今の若い人のなかにもがんばっている子がたくさんいることを確認でき、これはこれですばらしい発見でした。)
本試験では、最後の最後、国民年金の問10からはじめ、問9に戻るように取り組みました。「誤り」の問題を先にとき、その後「正しい」問題へ、終わって厚生年金を同じ方法で繰り返すというやりかたです。労基労安を終えて、最後に10分間の余裕を作ってマークシートの最終点検が出来ました。
このやり方で、模試、本試験とも過去最高点をマークできました。

選択と集中。ベテラン受験生は、このキーワードでやるべきことを徹底して絞り込むとよいと思います。直前100日、超直前10日を大事にする。だめならまた来年でいいやと開き直る。理不尽な出題で毎年多くの人が玉砕しているのですから、ベテラン受験生は余り根を詰めずに悠然と構えていればいいと思います。そのうちに受かります。ゲームと一緒で、勝つまで止めなければ必ず勝つと信じて。
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