■悔しさをバネに,2つのヤマを乗り越えて勝ち取った栄冠
■木村 正士さん
私は2回目の受験で合格することができました。
1回目の時は、市販の基本書を使用して独学で臨みましたが、分からない部分を質問する相手がおらず、あまり効率の良い学習ができませんでした。本試験も択一の出来が遠く及ばず、その翌日にすぐさまide塾に申し込みました。
落ちた悔しさの冷めぬ内にと、その日から理解の及んでいなかった年金科目にリベンジのごとく取り組み、S先生に毎日のように質問の電話をかけまくりました。
思い起こせば、まだひとつも教材が届く前、この時の学習が後になってとても役に立った気がします。
ちなみに学習の仕方ですが、仕事のある日は昼休みと、10時と15時の10分休憩の時間にテキストを読んで学習リポートをやりました。通勤時間はもちろんカセットを聞きました。帰宅してから学習する時間はありませんでしたが、少しずつでもやり続けることで忘れるスピードは遅くなりますので、細切れの時間の学習は意外に大事だと思います。会社の人からは勉強ばかりして、「変人」だと思われたと思いますが、そういうこともバネにして頑張れたのはやはり落ちたときの悔しさを忘れなかったからでしょう。
休みの日は基本的に図書館の自習室に通いました。あそこには人生を楽しんでいられない、苦しい立場の人だけが集まっています。学生を含めて、人生を掛けた真剣勝負に取り組んでいる人たちばかりです。
私は単純な暗記がとても苦手で、まずはテキストを理解するようにしました。法律にはかならず制度主旨というものがあるので、それを踏まえて覚えるようにしました。そういう点では、井出先生のカセットテープはとても役に立ちました。雇用保険の所定給付日数や年金の経過措置のような数字ものは、どうしようもないので、トイレに紙を貼ってポイントを覚えました。
過去問とテキストの付け合わせは結局やりませんでした。過去問は一通り解いてみて、気になった部分で再びテキストに戻り、カセットを聞き、分からなければ迷わず質問しました。すると、分からない過去問のうち、半分くらいは誰も解けないようなクセのある問題だということが分かってきました。実際、今年の本試験でも受験生を迷わせることが目的としか思えないような問題が多々ありましたが、そういう問題に足元をすくわれなかったのは、悪問の見切りができるようになったからかもしれません。
テキストをひととおり学習し終えたのは、6月も末頃で、力試しに去年の模試をやってみたら前に学習したことをすっかり忘れていて、とても焦りました。そこで学習リポートを全科目もう一度解きながら忘れた所はまたテキストに戻って知識の詰め直しを2週間かけてやり、さらに横断整理ゼミ(通信)を申し込んで、それに付いていた過去問題集を解きながら知識を整理していきました。
私の受験勉強の一つ目のヤマがS先生と取り組んだ年金科目の克服なら、二つ目のヤマはこの横断整理だったと思います。その効果は7月末に計2回受けた模試で十分な手応えとなって返ってきました。自信を失っていた頃に問題の解答を見て、やっと思い出すような事柄は、実は忘れているのではなく、記憶の辿り方が分からないだけで、ちゃんと頭のどこかに覚えている事柄だったのです。
横断整理をやる前と後とでは、確実に択一全科目合計で10点以上の違いがありました。
ところが私は本当に心の弱い人間で、模試の結果に気を良くしてしまい、盆休みはほとんど集中して学習する事ができませんでした。そして本試験では当日の朝、なんと寝坊し、朝食も取らずに駅から全力疾走して会場に滑り込み、汗だくで選択式を受けることとなってしまいました。そのせいか、時間配分を誤り、労安で確実に取るべき安衛法の問題をミスしてしまい結果的に2点救済待ちの憂き目を見ました。労安は当局が2重正答を認めた場合には2点救済は行われない可能性があったため、本当にヒヤヒヤものの2ヶ月半でした。
ともあれ合格できたのは、お力を貸して下さった先生方のおかげです。法改正ゼミや名古屋での最終模試で、昼食も摂らずに質問に応える井出先生の姿からはとても大きなエネルギーを頂きました。
今後は合格に満足することなく、立派な社労士として一日も早く世の中の役に立てるよう、努力邁進するつもりです。
本当にありがとうございました。
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