■あきらめたらそこでゲームセット 〜合格を信じて、早く学習スタイルの確立を〜
■秋田市 工 藤 韶 貢 さん
1.自分の学習スタイルを早く見つける
環境は一人一人異なっているのは当然です。だから早めに自分の学習スタイルを見つけることがとても大切と思います。
特に通信に頼らざるを得ない地方の受験生は、よい受験指導校を見つけることが欠かせません。又、時間も体力も限られてくる高齢期になってからの受験生の場合は効率的な学習の観点からも信頼できる指導校を早く見つけ、その指導校を信頼することがまず一番大事かと思います。
団塊の世代である私は2度目の挑戦である37回試験に向けてはC社、そして3度目にして幸い最後の挑戦となった今回の38回試験に向けてはIDE塾の通信教育でお世話になりましたが、社労士受験指導校での両校の評価の高さは私が言うまでもありません。
2.「選択」対策について
前回の37回試験では最も得意とする「労基・安衛」科目の選択でうっかりミスをし、基準点に1点足らず,涙を呑みました。辛くはありませんでしたがやはり一年という時間は長いものでした。1点の重みを嫌というほど味わった一年でもありました。
そういう自分が申し上げるのはおかしいかもしれませんが、私は結論的に選択については特別の試験対策は不要だと思います。択一の学習をしっかりこなしていれば、それがイコール選択の対策になっていると思うからです。選択試験はむしろ国語力の問題かと思います。今年の試験も「労災」「社会一般」は自分も2点救済に救われた者ですが、奇問・珍問といえども前後の文章をつなげてよく読みこなせば国語力で2点は確保できる問題だったと思います(私はこの2問については満点をあきらめ、最低2点は死守するために同じ番号をマークしたりした。1点救済はまず無い)。
試験科目の膨大な範囲の中で、ある特定の部分が問題として短い文章の中で問われることから恐怖心を持つ人もいますが、見たこともない問題が出題されたとしても他の受験生も条件は同じです。落ち着きと集中力で以ってすれば基準点はクリアできます。
3.普段の学習
C社の教材は素晴らしいものでしたが、2年目は同じ学校の教材で学習するというマンネリを防ぐ意味で、評判の高いIDE塾の通信をはじめました。そしてそれなりにお金を出したはずの教材でしたが、それまで使った教材は持っていればどうしても気になるので思い切って処分し、新しくIDE塾の教材のみに賭けました(C社さんごめんなさい)。あれもこれもは時間的にもできませんし、消化不良を起こすだけと考えたからです。
テープに流れる井出先生の解説は評判を通り越して素晴らしく、目からウロコでした。又、スタジオ録音のため音もきれいで、教室の講義を収録したものとは異なり無駄がなく、繰り返して聞いてもとても効率的です(C社のテープは講義の録音であったため、本数が異常に多かった。ただし、脱線話などが記憶を確かにする効果もあり)。
その他の長期教材としては「答案練習ゼミ」(通信)を加え、基本テキスト&カセットテープ+過去問題というオーソドックスな学習方法でしたが、普段の学習方法は何と言っても「基本テキスト→過去問→基本テキスト→過去問」の繰り返しに尽きると思います。学習を進めていくうえで、IP電話(電話料がほとんどかからない)で講師の先生から直接アドバイスしてもらえたことも地方の自分には非常にありがたいものでした。
オプションの短期ゼミについては5月の「法改正ゼミ」(仙台)、6月「一般常識ゼミ」(カセット)、7月「直前総まとめゼミ」(カセット)で学習をしました。
なお、教材は新しい受験年度に向けたものを使うこと。間違っても古い教材は使わない。社労士試験は法改正も多いためこれもとても重要なことかと思います。
4.試験直前期の学習方法
8月は船橋での「直前合宿ゼミ」に参加しました。3日間の研修はハードだったものの、知識のまとめ・再確認には大変役立ちました。又、試験直前はまとめて一週間夏休みを取り、集中して学習に打ち込みました。この一週間の教材は「直前合宿ゼミ」でのテキストと「直前総まとめゼミ」のテキスト&テープを使用しました。他に「答案練習ゼミ」の問題と「条文順過去問題集」もそれぞれ2回まわすことができました。
それから模試について言えば、必要以上にいくつも受ける必要はないと思いますが、IDE塾以外のものではT社の模試をセットで受けました。T社の模試セットは受験者が多い他、各人ごとの講評や全国での順位づけなどデータが豊富という点でも素晴らしく、かつ価格も格安の優れものでお勧めです。
5.試験日当日の注意事項
多くの教材を持ち込まないこと。「直前合宿ゼミ」テキスト+「直前総まとめゼミ」テキストで充分かと思います。多くを持ち込んでも見ている時間はないはずです。試験会場前でいろいろな受験指導校が配る予想問題等もあまり気にする必要はありません。大体ほとんど当たりません。焦ることになったり混乱するのが関の山です。
次に、会場にもよるでしょうが、仙台の受験会場はとてつもなく広く、トイレのため席を立ったら少なくても大事な時間の10分近くのロスは覚悟しなければなりません。特に午後の試験時間は210分と長いものの、問題のボリュームを考えれば時間に余裕の持てる人はほとんどいないと思います。当日は水物を控えめにし、お昼もおにぎり程度で済ませ、トイレ不要のお腹の状況をキープすることが大切です。又、試験開始直前のトイレは長蛇の列(女性は特に)となるので注意すること。それと午後の試験開始直前には、眠気防止ドリンクを飲んでおくと効果バッチリです(普段飲んでいる人には効かないかも知れませんが)。

6.受験テクニック(秘伝)
- 徴収法は多くの受験生が苦手意識の強い科目ですが、出題が予想される論点はほぼ決まっており、ちょっと勉強すれば満点が取れる科目です。徴収法で6点稼げればしめたもの。貴重な得点源になること間違いなし。
- 「正しい選択肢」はどれかという問題より、「誤りの選択肢」を選択させる問題から取り組む(こちらのほうがはるかに楽)。5肢中、確信を持ってどこかが間違っている肢を発見できればそれが即、正解だから。
- 前述したが、「選択」試験で二つの空欄のどちらなのかどうしても決めかねるなら二つの空欄に同じ番号をマークする。満点はなくなるがどちらかが正解として拾える。
7.終わりに
とにかくどんなことがあろうと一問でも、一ページでも毎日学習を怠らないこと。残業があったり、付き合いや飲み会があったり、急な用事が出来たり・・・・・。それでも休日を含め、この2年間学習時間が全くゼロで過ごした日はありませんでした(習慣になります)。子供たちも独立しており、帰宅したあとはほとんど時間を自由に使えるという恵まれた環境にありましたが、一日3〜4時間×365日で年間の学習時間は1,300時間を下らなかったと思います。これを2年間続けました。
念願の合格を掌中に出来たのは偏にIDE塾のおかげであることは間違いありませんが、その前年にはC社の学習での基礎があって今回花開いたものと、両校には心から感謝を申し上げる次第です。
合掌。
|