■最初に
長期受験の方に特に読んで欲しいと思いまして、合格体験記を書かせてもらいました。勉強方法は他の合格体験談を読んでいただくということで、今年、合格するまでのプロセスを中心に書かせてもらいます。
私の場合は6回受けて足がけ7年でようやく合格したのですが、今までの5回の受験は惰性で受けていました。(5回とも本試験の点数もおしくもなく40点前後で落ちていました)5回目の受験の時に受験仲間もでき、先に合格をするのを見て絶対来年合格したいと心に誓いました。これが私の社労士受験に対しての意識改革の始まりでした。
■敗因分析をして
平成16年の試験では受験後、即不合格が確定していたので、来年受験するにあたりこのまま勉強をしていても結果は同じなので、合格体験記などを参考に敗因分析をしました。
合格者と比べて、私の場合
- 勉強時間が少なかった
- 問題中心の勉強でテキスト読みをおろそかにした
- 予備校へ通っていて勉強していたような気になった
- 中途半端に実務を知っていたので実務に関係する事項をおろそかにした
- テキストや問題集を買って来て情報が分散されて中途半端になった。過去問がおろそかになった
- 枝葉ばかり勉強していて重要な論点が抜けていた。
先の敗因分析をもう少し具体的に書くと、勉強時間は合格者の年間勉強時間は800時間から1000時間位で合格している人が多い。私の場合700時間位だった 「1」は問題を解くことで勉強していたと錯覚し、理解していなかった 「3」は予備校で長時間勉強しただけで理解したと錯覚し、復習をおろそかにした 「4」は実務で知っている部分をおろそかにした(実務と受験とは別物)「5」は、本屋へ行けば市販のテキストに目移りして、無計画に買って来て、IDE塾の問題集や過去問など、どれも中途半端になった。また、過去問は解く作業で終わってしまった。「6」は本試験の問題の難易度が上がったので、やみくもに細かい所まで覚えようとして、肝心の試験の重要箇所を落としてしまった。後、自分自身の性格上、勉強中、集中力がつづかない。苦手なことを後まわしにする、テレビをついつい見たりして我慢しない。これらの敗因をあげるだけでも何か見えてきました。
つまり、勉強方法、云々も大事ですが、前段階として複数回受験されている方は、敗因分析は必要です。
■敗因分析から
反省から、勉強時間が少ないので、勉強時間を増やすためには、どうすればよいか考えた時に、テレビを見ないようにするのは当たり前ですが。集中力が続かないので、勉強時間を増やす意味でも土曜・日曜は図書館に行って、朝から夜まで勉強しよう。勉強方法も教材はIDE塾の教材のみで充分合格できる(平成16年の本試験の内容をテキストで確認したら9割以上載っていた)IDE塾のテキスト一本にしぼろう。理解を重視したかったので、初心に戻ってカセットテープを利用しよう。授業を受けただけで勉強したと自己満足していたので、単科講座をあまりとらず(法改正と一般常識は最小限とった)6、7月の土曜・日曜は図書館で勉強して理解を深めよう。勉強方法も白紙に戻してやり直してプロ(講師)のアドバイスを忠実に聞こうと考えました。
■敗因分析をしてその結果
- 勉強時間が少なかった→年間の勉強時間が1300時間になった
- 問題中心の勉強でテキスト読みの回数が少なかった→テキスト読みを第一順位にすることを徹底したので、各テキストを5回から10回位読み込むことができた。
- 予備校へ通っていて勉強していたような気になった→予習、復習の徹底をし、復習に多くの時間を割いた。
- 実務を知っていた→実務を捨てて、初心に立ち返り、わかっていることでも再度確認をした。
- 本屋へ行けば市販のテキストに目移りして、無計画に買って来て、IDE塾の問題集や過去問などどれも中途半端になった。過去問は解く作業で終わり有効に使えなかった。
→IDE塾のテキストと問題集、過去問、暗記カードのみで、やり残した問題がなく、間違った問題や苦手な論点を徹底的につぶすことができた。また、過去問はテキストとの付け合せを行い、過去問の論点をきっちりテキストで確認できた。
- 本試験の問題の難易度が上がったので、やみくもに細かい所まで覚えようとして、肝心の試験の重要箇所を落としてしまった。→仕組みを理解することとを重視して、試験に出そうにない細かい事項に時間をかけなかった。
■勉強方法
IDE塾の講師のアドバイスなどを参考にし
(10月〜5月)
過去問とテキストを付け合せて論点の確認とテキストの読み込み、
IDE塾の問題集、通学もしていたので、先にカセットテープを聞いて、
講義を受講していました。
(6月〜7月)
模試の確認、テキスト読み込み、IDE塾の問題集(間違えた箇所や苦
手な箇所にポストイットを貼ったりした)
(8月)
テキスト読み、問題集(ポストイットを貼った箇所を中心)、模試の復習
(IDE塾のみ)※5肢択一の過去問、選択式問題解きまくり
※ 5肢択一の過去問、選択式問題解きまくりは本試験で問題を解く上で役に立った。
■模試について
模試について、LEC2回、TAC3回、IDE塾で計6回受験しました。6回も受けましたが、1回も満足できる点が取れませんでした。特にLECの1回目の模試で労基の択一で1点を取りました。昨年よりも勉強したのに、点数が悪くて落ち込みました。講師と相談して、本試験で同じ問題が出ても絶対落とさないようにしようと思い、間違いノートと敗因分析(問題の論点ずれ)、点数が悪かった原因などつけるようにしました。その後の模試では、択一の問題を解いている最中に赤ペンで問題の1肢1肢に○、×、△をつけて、(○は理解できた、△はなんとなく知っている、×はわからない)復習する際には、×、△の箇所を中心に確認していました。この点数が悪かった出来事があった後、危機感を植え付けることができて、緊張感を持って勉強に取り組み、合格できたことを考えると今となっては点数が悪くて良かったと考えています。
■選択式の問題の対策について
選択式について 選択式予想問題集や模試などで選択式の問題を集めたりしましたが、本試験では、同じ問題は出たらもうけものという位、割り切っていました。テキスト読みをすれば、選択式の対策になると思い複数回テキストを読み込むようにしました。私が選択式の問題を解く時は、いきなり( )に答えを入れるのではなく、全体を1回読んで何が書かれているか把握する。その上で、下の選択肢の語群を見ずに回答を入れる。わからない場合は、どのような事柄が入るか予想する。それから下の語群を見てグルーピングをして判断する。最後に読み直して、前後の文章のつながりがおかしくないか確認する。というやり方で取り組んでいました。
本試験の間際には勘を養う上で選択式問題(※労基と安衛の問題を中心に)を取り組むことと、選択式の過去問に取り組んだりしました。
※選択式の労基と安衛の問題は、安衛の問題を2問落とすと労基で3問正解を導きださないといけないので、私の中では足切りをくらう可能性が高い科目と考えていました。
■最後に
長期受験をされている方は昨年の受験を振り返り徹底的に敗因分析をして下さい。その結果、「戦略」と「戦術」を考えて下さい。いくらIDE塾のテキストが良いと言っても戦略がなければ合格しません。それと、何でも一つ他人に負けないものを作って自信を持つようにして下さい。(長期受験をしていると自信をなくす。一生受からないかもと不安になる)私の場合は、授業に一番早く来て、他人には合格したい気持ちでは負けないと思うようにしました。それと、理解しようと思えば1回、2回のテキスト読みでは理解できません。反復と継続であきらめず徹底的に読んで下さい。徹底的にテキストを読み込むことにより、択一式、選択式の対策になりました。それと、1年位は好きな物を我慢して下さい。必死になって努力すればすぐに、結果には結びつきませんが、遅れて結果が出ます。
合格発表日の当日、官報で自分の名前を見つけるまでの緊張感と見つけた時の感動は一生忘れません。合格発表は、他人に教えてもらうのもいいのですが、自分の目で確認することをおすすめします。皆様も来年はこの感動を味わって下さい。
井出先生をはじめ講師、スタッフの皆様には色々お世話になりありがとうございました。
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