苦節6年、やっと合格することができました。iDE塾には、通学・通信含め5年間お世話になりました。間もなく60歳定年を迎える少し前に急に思い立って社労士受験の勉強を始めました。「生涯現役」が理想と考えていましたので、定年後ボランティア活動をするにも何か資格があればと考えたのが動機といえます。しかし、皮肉なものでその後定年を経験することもなく、現在もフルタイムで仕事は継続しています。勉強をスタートさせた初期の段階では、1〜2年で決着をつける積りでしたが、3年目に合格レベルに近づいたと感じてから合格までにあと1点が取れず、更に3年の時間が掛かってしまいました。
1. 過去への反省
- 私は、勤務しながらの、勉強(合格)に対する基本的な考え方をいつも「滑り込みセーフ」に置いていました。「滑り込みセーフ」の勉強の仕方とは、講義には真面目に出席するが、仕事・家庭・健康等のバランスを考えて死に物狂いには勉強はしないといったやり方でした。しかし1点不足に泣く現状を冷静に分析すると今まで通りの「滑り込みセーフ」の勉強法では、通常の問題には対応できても、問題を少し難しい方に振られるとあと1点のところで合格点を取れないことに気付きました。10科目で、膨大な量の知識を求めるこの試験で科目別基準点をクリアし、かつ総合で合格点を獲得するには、合格するのだとの強い意気込みと1点でも多く取るのだという短期間の死に物狂いの、かつ勢いのある勉強が必要とやっと気付いたのです。そして受験勉強はこれが最後の1年と心に誓いました。
- また、勉強の仕方についても基本書の精読を中心としたインプットの時間を減らし、あまり好きでない「作業」であるアウトプットの勉強量を増やし、問題を1問でも多く解く努力をすることにしました。
- そもそも「滑り込みセーフ」の勉強法では合格に必要な絶対的な勉強量の不足は明らかでしたので、従来から不得意であった小刻みの時間を活用する勉強法を取り入れる決心をしました。
2.H17年の具体的勉強法
そこでH.16年の試験が終了した直後にiDE塾を訪ね「合格できる勉強法」につき相談するとW先生から次のようなアドバイスを受けました。
(1) 教材は次のものを繰り返す。
- 基本テキスト
- 条文順過去問(前期用)
- 5肢択一過去問(後期用)
- 法改正問題
- 一般常識は「お土産問題」もやった方がよい。
(2)7年分の条文順過去問をすべて同色の蛍光ペンを使い、基本テキストに転記する。
(3)4月までに条文順過去問を3回転させる。
この場合、連続3回正解できた設問は終了とし、誤った問題は3連続正解するまで継続し、最終的に6月までに5回転行う。
(4)法改正問題も同じように行う。
(5)7月に入ったら直近の3年間の5肢択一を行う。
(6)最終模試までにすべてを仕上げ、本試験までは予備日とする。
3. 実際の勉強
- スタート(10月)にあたり上記のアドバイスに基づき作成した学習計画は理想的に見えましが、実際は条文順過去問を蛍光ペンを使い基本テキストに転記する作業は殊の外時間がかかりましたし、又iDE塾の教材は基本テキスト及び条文順過去問の他にポイントマスター(板書マスター)、学習リポート、基本練習問題、法改正問題、お土産問題と生半可でなく勤務・通学しながら期限内で仕上げることはできませんでした。しかし、条文順過去問は最終的には3回転、その他の問題も一応一通りはできたと思います。また、5択の過去問は5年分を6月以降2回転ほど行い、出来栄えは平均60点強のレベルでした。
- 小刻みな時間の活用については、朝は5時に起床し基本テキストの精読を1時間半行い、家を出ると直ぐイヤホーンを耳にあてテープを約1時間聞き、帰りの電車では座れるので主に過去問を解きました。これは内緒の話ですが仕事中にも時間があればテキストを通読したり、東京法令の10年分の「過去問CD−ロム」を解きました。また、「とれとれ★E社労士」というメールマガジンも朝僅かな時間でできますので購読しました。これらを総合すると1日の勉強時間はテープを除き3時間位を毎日継続したことになります。ただし、土曜日は基本授業、答練、労働・社会保険科目ゼミ、法改正ゼミ、横断ゼミ、一般常識ゼミと継続し、ほとんど通学で消えますので、日曜日は家族との触合いに当て、勉強はあまり行いませんでした。
- iDE塾での10科目の答練を受講した後に、模擬試験は日本ライセンスセンター第1回目、TAC第2回目、井出塾最終と3回受けました。ところが総合点は満足のいくものでしたが厚生年金についてはTACの模試で2点を取ってしまい、続けて行われたiDE塾の最終模試でも4点と揮いませんでした。実は前年本試験で失敗したのも厚生年金択一で1点足りないためであったこともあり正直落ち込みました。そこで早速iDE塾に出向きI先生に模試の成績表を見せながら「先生、本試験で厚生年金の点数をあと2点増やす勉強法を教えて下さい?」と相談致しますと先生が当惑した顔をされたことを今も思い出します。厚生年金は元々得意科目ではありませんでしたのでその後本試験まで必死に勉強し、模試で間違えた肢については問題と回答のコピーを切取り、自分で考案したB5版の切り貼り式サブノート「暗記事項」に貼りつけて、本試験直前に覚え込みました。
- 選択式については、基本テキストの該当部分を青色の蛍光ペンでマークし、精読時 にそこを気を付けて読むよう努めました。問題集は今年は特には行いませんでした。
4. 直前期の勉強
- 先ず、不得意科目である厚生年金を克服すべく基本テキストの精読から始め、条文順過去問、5択過去問、学習リポート、模試チェックと約1週間を掛け徹底的に復習しました。
- 次に、以前は過去問中心の勉強でしたが、直前期に基本書を読込むことは大事とのiDE塾でのアドバイスもあり今年はこれを励行し、1科目づつ精読しました。直前1週間は夏季休暇を取り、基本テキストの精読と平行して一般常識及び法改正ゼミテキストの精読と付属問題の復習を行いました。
- 最後にiDE塾から頂いたH14年度の5択過去問と選択式予想問題を行って、今年の勉強を終了しました。
5. 長い受験生活を振り返って
試験結果は、選択式34点(労基・安衛2点救済)、択一式49点でした。この長く厳しい受験生活は、費用(時間とお金)対効果を考えると割に合わないことになると思いますが、私にとっては毎日が実に充実した満足のいくもので、よくぞ途中で諦めず頑張ったものだと自負しております。この資格は私にとっては一生の財産であり、今後何らかの形で役立ていきたいと決心しました。これもiDE塾の諸先生方のご指導、スタッフの皆様や学校の勉強仲間達からの励まし、そして家族の支えがあったからこそと関係の皆々様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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