合格体験記(平成17年合格)
I.D.E.社労士塾
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  匿名希望8さん 高齢者の受験体験記

1 どんな人間か
56歳の高齢者です。30年以上勤め上げ、それなりのポストにも就くことが出来ましたが、定年退職まで数年を残すばかりとなった時点で考えると、自分には確たるものが何もありません。名刺だけで仕事をしている自分が恥ずかしくなり資格取得を考え出しました。たまたま書店で基本書が一冊にまとまっているのを見て、社会保険労務士に決めました(甘かった)。人事労務関係の業務経験はゼロでした。

2 受験生活1年目
仕事の都合で勉強を持続できないことも考えられましたので、取り敢えず独学にしました。市販の基本書1〜2回の通読と過去問題集(1回未満)程度だけの勉強でした。試験に関する情報は、インターネットから得るぐらいで法改正のフォローも基本書の追録だけでした。試験がどんなものか知るために受験しました。選択22点・択一29点で、某予備校判定の偏差値は40程度でした。

3 受験生活2年目
受験雑誌の購入は始めましたが、2年目も同じような状況で時間だけが過ぎていきました。
さすがにこれでは駄目だと反省しました。ちょうど4月に仕事も一段落しましたので、模擬試験(3回シリーズ)とIDE塾の法改正ゼミ(カセット)を受けることにしました。模擬試験第1回目の成績は惨憺たるものでした。法改正ゼミのカセットを聞いていても、最初はお念仏を聞いているようで全くと言って良いほど理解出来ませんでした。ところが、通勤途上や散歩の時も辛抱強く繰り返し聞いている間に、ある日突然何か聞いていることが理解出来るようになり、同時に法改正に関わらない部分の理解も進むようになりました。本当に不思議な体験でした。

第2回目の模擬試験(1ヶ月後)の偏差値はいきなり10ポイント上がりました。「もしかしら」と欲が出るようになり、IDEの条文順過去問題集を中心に、市販の基本書を参照するという方法で勉強しました。全体を2回解き、その後は,間違った問題だけを2・3回はやったと思います。第3回目の模試もほぼ同じ成績がとれました。

いよいよ本試験です。午前の選択の健康保険法には焦りました。必死に計算しましたが全く自信がありません。それに比べ周りの受験生は、みんな余裕が有ったように私の目には映りました(実は単なる誤解だったのですが)。昼休みに一部だけ答え合わせをしました。1問だけ合っていることを確認し途中で止めてしまいました(結果としては、これが失敗でした。偶然にも3問正解していました)

午後の択一では「選択健保が基準点に1点不足し今年は駄目だが、来年に向け足場を築く意味で色々試しておこう」と、ある意味落ち着いて問題に取り組めましたが、緊張感がなく、見直しがなおざりになりました。健康保険法第8 問のD肢の「人工透析患者の一部負担金」が「12000円」となっており、間違いと気付きながら解答を訂正しませんでした。

結果は、選択34点・択一43点でしたが、択一健保が2点で,科目別基準点に達しませんでした。
「絶対合格するんだという気持ちが大切」という言葉が身にしみました。

4 受験生活3年目
IDE塾の解答速報会と受講ガイダンスを受け、マスターゼミ受講を決めました。
10月頃から開始しました。受講ガイダンスに従い、まず過去問をテキストで確認することから始めました。間違い箇所は、(塾長からのお勧めに従い)青のマーカーで塗りつぶし、引用部分は青のボールペンで線を引きました。今まで、仕事上でマーカーやボールペンを使う時は、黄やピンクが多かったのですが、青は何か新鮮な感じがして心理的にも良い効果があったのではないかと思います。

過去問出題箇所のマークが終わった科目から自分でMDにテキスト読みを録音していきました。そして、後でそれを繰り返し聞きました(試験直前は、スピードを上げて)。
この方法が、良かったかどうかは分かりません。発想としては、前年の法改正ゼミでテープ視聴の威力を痛感したためです。
受講して先ず感じたのは、もっと早く通信を受講すべきだったということです。テキストの充実は言うまでもありませんが、試験等に関する色々な情報が提供されます。受験雑誌の購入も止めました。

マスターゼミの他には、法改正ゼミの通学、直前の社会保険過去問ゼミと模擬試験(3回)を受けました。受講内容は、MDプレーヤーで録音し、後で繰り返し聞きました。(雑音が多くて少々難聴気味になってしまいましたが)
ただ、過去問ゼミ(8月中旬)は、もう少し早めに受講できればと思いました。余りに多くのことが一挙に頭に入ってきたため、それを整理するだけの時間がなく、心理的にも少し混乱してしまいました。もう少し実力があれば良かったのでしょうが。

トータルとしての勉強量ですが、テキスト3回の通読、学習リポート3〜4回、IDEの問題集2回、条文順過去問題集3回程度でした。一日2時間を目標に立てましたが、果たせていないのではないかと思います。選択対策は特にやりませんでした。

本試験の結果は、選択37点・択一48点でした。2年目と違い、比較的自信を持って正誤の判断が出来る問題がかなりあった様に感じました(ただ、択一健保がまたも4点で薄氷を踏む思いでした)。IDE塾の分析結果によると、労一と健保を除いて私が間違った問題は、いずれも正解率の低い問題であったことを思うと、取りこぼしが少なかったのだなと思います。IDE塾のお陰です。
参考に、予備校判定による択一試験の偏差値の推移を一覧にすると次のとおりです
第35回本試験 模擬試験 第36回本試験 模擬試験 第37回本試験
5月 6月 7月 5月 6月 7月
偏差値 40 45 55 57 53 61 60 65 57


5 三年間を振り返って
(1)おすすめのメソッド
  • 自分でテキスト読みを録音し、それを繰り返し聞きました。ただ読んでいるだけなので、聞くだけで理解出来ると言うほどの意味はありません。ただ、キーワードなどを覚えることで、テキスト読みの時、フレーズが頭に入りやすいという点はあったと思います。
  • 条文順過去問題集は、類題が並んでいる場合がありますので、1問飛ばしで解く方法を採りました。同じ時間で、2回転することになり効果はあったと思っています。
  • 択一式の各問題の選択肢C→B・D→A・Eの順(ただし短文優先)に検討しました(最初は、Aから順に検討していましたが、C辺りが正解の例が多いので時間の節約になるのではと模擬試験の途中から試して、それなりに効果はあったのではと考えています)
  • 本試験で最初からいきなり解答用紙に記入せず、解答控え用紙に自分の答え(判断がつかない場合は、本命・対抗を併記)を書き、最後に転記する方法(IDE塾のアドバイス)は間違えがなく良かったと思います。模擬試験の時にも、自分で用紙を作り、持ち込んで試してみました。ただし、折角本命・対抗を併記していても、見直す余裕と知識がなかったのは残念でした。

(2)おすすめのアイテム
  •  消せるボールペン
    疑問点や重要な点は、カードを作ってみましたが、あまり利用出来ませんでした。
    そこで、直接テキストに自分の疑問は赤字で、難しい箇所の自分なりの解釈は緑でというように書き入れていきました。消せるというので気が楽になり、何でも書き入れたのが、結果として理解に役立ったと思っています。

  • MDプレーヤー(録音機能付)
    MDは、録音時にマークを入れておくことで、途中から聞くことや繰り返し聞くことがカセットに比べ格段に容易です。それを手元で操作することも出来ます。私の場合3分ごとにマークを入れておき、分かりにくい個所は、繰り返し聞いていました。
    特にカセットゼミを受講されている方には、MDに録音し直すことをお勧めします。(すでにMDプレーヤーよりもっと便利な機器が開発されているようですが)

6 おわりに
あまり手を広げないことが重要だと思います。私の場合、マスターゼミでした。学習レポートは繰り返しやりましたが、ポイントマスターの利用は殆ど出来ませんでした。
ポイントマスターがもっと利用出来ていれば、図解から理解がもっと進んだのではと思います。やはり、「繰り返すこと」が何より合格への近道だと感じます。
皆さん、とりわけ私のような「高齢受験者」の方の健闘をお祈りします。

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