合格体験記(平成17年合格)
I.D.E.社労士塾
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  關 俊彦さん 中高年齢者の社労士合格体験記
どの資格試験もそうなのでしょうが、年齢とともに受験のための勉強が億劫になるものです。会社における責任の増大による精神的プレッシャー、加齢に伴う記憶力の低下や人間関係の複雑化等、原因は色々あるのでしょうが、結局のところ継続力がなくなるのが一番の原因のようです。受験は、本人の財産、社会的地位、性別その他個人を区別する要素と関係なく合格点だけ獲得すれば合格できるこの世で一番公平な競争だと頭で分かっていても、これと向かい合うのは中々難しいのが現実です。

私もそんな中高年齢者の一人です(今年46歳になりました)。しかも1発合格ではありません。3回目の受験でやっと合格することができました。中高年齢者の皆さんの参考になるかどうか分かりませんが、私なりの勉強方法(分析?)につきまして、まとめてみました。また、中高年齢者以外の方にも通じる事項も多いと思いますので、参考にしていただけば幸いです。

(1)受験に向けての基本的事項
過去2回の失敗を参考に3年目は最後の受験と思い、自分なりに工夫を凝らして勉強しました。ポイントとなるのは、大きく分けて学習教材の選択、問題集の選択、模擬試験受験の活用、直前の追込の4つの事項です。
学習教材の選択とは、受講講座の選択です。学校に通うか、通信教育で勉強するかです。完全独学はお勧めできません。私の場合は、転勤の多い職場であり一度学校に通い始めたのですが転勤で通えなくなったことから(現に3回とも全て別の受験地でした)、通信講座を選びました。選択した学校はIDE社労士塾です。選択した講座は社労士マスターゼミでした。初学者の方にはカセットテープ付の方をお勧めします。参考書と過去問題集は、これで十分です。他に市販のものを購入する必要はありません。数多くの参考書に目を通すより一つのものをしっかり勉強することをお勧めします。また、学校に通える方は学校に通う方を通信よりもお勧めします。

問題集は、自分が消化できる範囲で揃えることです。私の場合は、うかるぞ社労士シリーズの選択式予想問題集及び択一式予想問題集、日本法令の選択式予想問題集及び択一式予想問題集を使いました。あとは、通信教育の過去問題集と予想問題集です。はっきり言って、これだけやるだけでも大変でした。やっとのことでこなしたという感じです。

模擬試験の活用は、2つの模擬試験を受けました。労務経理ゼミナールのものとIDE社労士塾のものです。模擬試験は、点数をとることに目標を置かず、自分の弱点を再発見又は再認識する機会として活用しました。受験科目が多い社労士では、特定科目に集中する精神的余裕がないことが多いのです。しかし、模擬試験を受け、その解説を聞いたり解説書を読んだりすると、自然と得点できない科目が特定され、自分に突きつけられます。勇気を持って弱点克服のきっかけとして模擬試験を利用してください。私は、模擬試験後、年金関係に不安を感じたので、すぐに年金特訓ゼミの通信教育の申込をしました。弱点克服に割く時間を捻出できるか否かが合否を分けます。

直前の追込は、点が取れるものについて取りこぼしをなくすための勉強です。五枝択一といっても、解答に迷うのは、2つのうちどちらか?という所まで追いつめてからです。追いつめても正解できなければ点になりません。つまり点の取りこぼしを無くすための勉強が必要なのです。これは、過去問題集にしても予想問題集にしても何回も繰り返していると同じ箇所で間違えることに気づきますから、その箇所の克服となります。

(2)勉強時間の確保
仕事をしながらの勉強になりますと、時間をどう作り出すか、ということが最大の課題になります。はっきり言って、通勤電車の中と会社の昼休の活用です。私の場合、この時間が平日の勉強時間の3分の2を占めました。朝夕の電車にて1時間30分程度、昼休に30分程度、そして家に帰ってから約1時間の合計3時間です。
通勤については、少し早く家を出て駅で十数分始発電車を待ち、座って勉強しながら通勤します。通勤電車で立つか座るかは勉強する上で大きな差になります。
昼休については、毎日妻に手作弁当を作ってもらい、さっさと昼食を済ませ、昼休に最低30分以上の時間の確保を目指しました。
といっても仕事で忙しい時期もあり、また呑み会等付き合いもあることから、最低これくらいやって、平日1日平均2時間以上の勉強時間をやっと捻出できるといったところです。その他、机に向かっての集中した勉強も必要ですから、平日とは別に土曜日曜は、家でゆっくり4、5時間勉強時間を作る必要があります。

(3)受験勉強中の自分状況(ステージ)の把握
社労士受験は、大きく4段階(ステージ)に分けることができます。自分がどのステージまで行っているか、客観的な把握が必要となります。

(第一ステージ)
とりあえず、一通り勉強を終えた段階です。このステージですと、択一式の問題で10問中2問程度の正答しかできない程度のレベルです。ただひたすら勉強するだけのステージです。

(第二ステージ)
各科目複数回勉強し、択一式の問題を半分近くは正答できるようになってきた段階です。
ここに来ると、少し手ごたえを感じ、勉強する張り合いが出てきますが、実力的には、
まだまだです。ただ、このステージの時期に基礎学力が育まれますから、ひっかけ問題に
引っかかってもめげたりしないよう、ただひたすら前進する時期です。

(第三ステージ)
伸び悩む時期です。10問中6問程度はとれるけど、中々点数が伸びない。頭の中で正答の絞込みはできてきているけれど、正答までたどり着けないことが多い、何かスランプに陥るような状態がこのステージです。これは推測ですが、受験を諦める方のほとんどが、この第三ステージではないかと思います。点が取れたり取れなかったりと、その時々で得点に差があり、自分に自信が持てない時期です。

(第四ステージ)
何とか、絞り込めた選択肢から、相当数正答までたどり着けるようになる段階です。直前の追い込みの時期にこのステージまで来れれば、合格可能性大となる段階です。ここにたどり着くには、まず第一第二ステージでの基礎学力がしっかりし、第三ステージで挫折せず、何回も見直し学習をしないと到達しません。第四ステージまでたどり着けるには、本人の学習を継続する力以外の何者でもありません。

長々と書いてきましたが、最後に、受験については家族の理解と協力が必要です。私の場合は、昼休みに勉強時間をつくれるよう毎日手作り弁当を作ってくれ、また土曜日も家での勉強時間確保に協力してくれた妻に感謝しております。多分、妻の協力がなければ、この合格もなかったと思っております。
皆さんも多くの壁があると思いますが、勉強を継続してください。そして最後に合格証書を手にできるよう頑張ってください。
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