1 社会保険労務士の勉強をはじめたきっかけ
社会人生活も10年を超え、その間、経営企画や経理などの分野でキャリアを積んできました。しかしながら、経営において重要な分野の一つである人事労務に関しては、会社においてキャリアを積めずにいました。そのため、自分の弱点を補強する意味で、人事労務関係の勉強をしたいと思い、社会保険労務士の勉強をはじめました。
また、私は、たまたま本店でスタッフ的なキャリアを積んではいますが、私の勤めている会社の業務は、小規模零細企業への融資ですので、支店に出た際に、少しでもお客さまにアドバイスができるようになるのではという気持ちもありました。
実は、平成16年度に、妻が社会保険労務士の試験を一発合格しました(IDE塾の合格体験記に載っています。)。妻はほとんど知識がない状態で勉強をはじめて合格したので、私は社会保険労務士の試験は簡単なのだろうと思いました。これもきっかけの一つです。もちろん自分で勉強をはじめてすぐ、それが全くの誤解であることに気がついたのですが・・・
2 私の勉強法
仕事をしながらの勉強でしたので、効率的に勉強する必要がありました。独学では無駄が多くなると思い、IDE塾の通学総合コースDを受講しました。カセットテープのついた基礎マスターゼミと基礎答練ゼミ、法改正などの短期講座がセットになったコースです。ほとんど毎週授業があるので、勉強を進めるにあたってよいペースメーカーになりました。結局1日も休まず、すべて講義に出席しました。
私が行った勉強法は、基本的にはIDE塾で推奨している勉強方法です(一部仕事との両立の関係上、省略している部分があります。)。ご参考までに、前半戦、中盤戦、後半戦の3つにわけてご紹介しておきます。
(1)前半戦(11月から4月)
この期間は、インプットを中心とした勉強でした。予習では、条文別の過去問の該当箇所をテキストにマークして、番号と出題年月日、誤りの理由を記入していました。それとカセットテープの聞き流しです(ちんぷんかんぷんでしたが。)。予習はこれだけです。
授業中は、講師の講義をききながら、ポイントとなることや板書をせっせとテキストに書き込みました。ノートをとって、復習の際にテキストに書き込めればより効果は大きいと分かってはいたのですが、そこまでの時間的な余裕はありませんでしたので、直接テキストに書き込むことにしました。
復習は、当日の講義箇所の学習リポートの問題を解きました。さらに、通勤時間を活用し、カセットテープの聞き流しをしていました。
(2)中盤戦(5月から6月)
ゴールデンウィークのあたりが中盤戦のスタートだと思います。このゴールデンウィークの過ごし方は、一つのポイントになると思います。わたしは、労働関係の過去問題集をすべて解きました。そのときのポイントは@×の問題には誤りの理由を書いたこと、A後からどこを間違ったか振り返れるようにノートに解いたこと、B間違った箇所はテキストにさかのぼって知識を補正させたことです。このやり方は、結構時間がかかります。一問一答を30問やるだけでも1時間くらい必要ですので、1教科10時間ほどかかります。そのため、時間を確保しやすいゴールデンウィークにつぶしておきたいところです。正答率よりも、どこが弱点かを把握し、補強することを目的として取り組むことが重要だと思います。
6月頃から、答案練習や短期講座が入ってきて、土日ともに講義という日が続きました。これは7月に入ってからも続きます。そのため平日に時間を確保し、中盤戦のうちに、すべての過去問題集を1度は終わらせておく必要があると思います。
このとき、余力があれば、労働編、社会編の問題集の選択式をやっておくとよいと思います。この問題集の選択式は、法改正などの重要箇所、基本的な箇所が入っていますので、基礎事項の定着化に役立つと思います。
また、横断整理の問題集は、全科目の混乱しやすい箇所を整理できるので、このくらいのタイミングで一度やっておくとベターだと思います。
(3)後半戦(7月から8月)
後半戦は、アウトプット中心の時期です。答案練習で実力を養い、模擬試験で本試験の時間配分や雰囲気になれる必要があります。アウトプット学習の際には、法改正や一般常識などの短期講座についてくる問題集もフル活用してください(特に法改正)。
初めて模擬試験を受けたときには、時間が足りないと感じる方がいらっしゃると思います(私もそうでした。)。もしそうであれば、問題を解くスピードを上げていく必要があります。そのためには、時間の許す限り問題を何度も繰り返し解くことです。過去問題集、答案練習、法改正・横断整理・一般常識などの問題集に繰り返し取り組んでみてください。その際、効率的に繰り返すためには、前回間違ったところを解くことです。そのため、間違った箇所には、印をつけておくとよいでしょう。これを繰り返せば、問題を解くスピードはアップしていきます。本試験直前には、過去の本試験問題(択一式)を解いて、1時間以上あまらせて、かつ、得点は60点以上くらいとれるようになるくらいを目指してみてください。
3 おわりに
社会保険労務士の試験は、私の当初の誤解とは違ってかなり難しい試験です。私は幸い1発合格しましたが、100%合格できる確信は最後までもてませんでした。自分だけが取りこぼした問題がでるのではという不安は最後まで尽きませんでした。
自分にできることは、少しでも正解率をあげる努力をすることでした。本試験会場で頼りになるのは、あやふやな100の知識よりも、正確な1の知識です。その正確な知識を定着させるために、×(誤り)の理由を書き、あやふやな箇所はテキストで確認するという作業は大変有効だったと思います。手間隙はかかりますが、急がば回れのことわざどおり、正確な知識を得るためには必要なプロセスだったと思います。結果として、随分と正解率をあげることができ、また、大きな取りこぼしもなく、本試験を乗り切ることができました。
勉強はかなり大変でしたが、IDE塾のテキスト、講義、勉強の仕方のノウハウのどれをとっても合格への最短ルートを歩ませてくれるに十分なものであったと思います。井出先生をはじめとしたIDE塾の方々、どうもありがとうございました。
そして、私が最後まで頑張れたのも、IDE塾を紹介してくれ、また、講義に快く送り出してくれ、そして勉強時間を確保させてくれた妻の存在が大きかったと思います。本当にありがとう。
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