合格体験記(平成17年合格)
I.D.E.社労士塾
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  匿名希望2さん 環境の激変した1年目と2年目
■今年の試験にこぎつけるまで
「やっとここまで来たなぁ」とH17年の試験会場に着いたとき思ってしまいました。1年目は会社に通いながらも学習時間に余裕があった私は、2年目にこんなにきつい思いをしながらやる羽目になるとは思ってもみませんでした。実は受験日の直前まで受けるかすら悩んでました。それくらい2年目は、学習時間の確保が難しく、精神的にきつく、満足な学習環境にはありませんでした。だからか、受験当日はここまで来れたうれしさが緊張よりも勝っていました。

■1年目の不合格から再スタートまで
H16年の不合格の通知をもらったときは「なぜ?」と思い、落ち込む日々をしばらく過ごしました。友人ともほとんど会わず、連絡を絶ち、テレビもガマン、わんこの世話を家族におしつけて学習に全力そそぎこみ「絶対に1年で受かる」と非常にモチベーションも高かったです。しかし結果は不合格。「あと1点だったのに」と思うと既に切り替えて勉強している再受験生を尻目に惰性で授業に出ていました。安衛法も補講をサボる始末。「このままじゃいけない!」と気持ち切り替えの為、正月休みは思い切って旅行に行き、1年間不義理をした人にお詫びしました。家族も役割をほぼ放棄したにもかかわらず、また受験することを薦めてくれたのにこのままで終わるわけにはいかないと思いなおし、正月休みが終わったときはなんとか気持ちを整理しました。

■トラブル続きの2年目から受験当日まで
1月も引越し、身内の葬式等が重なり本格的にスタートを切ったのは2月になってからでした。2月から6月半ばまでの約5ヶ月は1年目ほどモチベーションがあがらないままにもなんとか続けてきました。しかし6月、7月、8月の直前期に毎月予期せぬ大問題発生でそのたび徹夜をする日々を送り、夏休みもなく、8月半ばで「もうムリ!」と心底投げやりに。そこにある人から「言い訳するな!」とかなり叱られたことがきっかけで「あきらめたら自分に負けただけだ」と気づき、直前にやるべきことを改めてさらって、受験当日を迎えました。

■2年目のテーマ
選択式に悩んだことはあまりないです。何故かと考えるとやはり先生のご指導通り最初から選択肢を見ず自分で答えを書き込み、わからなかったときだけ選択肢に頼るということは1年目から徹底してやったからとしか言えません。(今年はカンも味方しましたが・・・。)しかし、落ちた直後に先生から「択一式ができる人は選択式もできる」といわれたときはいい意味でショックでした。不合格で勉強方法を見失っていた私は「苦手な択一式の克服」という今年のテーマが見つかり、1年目の「基礎固めだけの学習」から自然に移行していきました。「合格するための学習」だったと今となっては思います。

■ 予習中心の1年目から復習中心の2年目へ
1年目と2年目はまったく学習環境が違っていたので、それに応じて学習方法も相当変えていました。時間はないが、努力はしなかったわけではなかったと終わってみて初めて思いました。むしろ2年目は自分なりに工夫していたと比較してみるとわかりました。
○1年目
1年目は、時間をつくりだすことに精を出しました。残業が少なかったので終業後ファミレスに篭り、夜中2時の閉店まで居ました。しかし毎日寝不足で体調を崩した上、ダラダラ勉強でもあったのです。また予習に重点を置き過ぎてしまいました。
予習で基礎マスターゼミに付いてくる井出先生のテープを少なくとも2回以上は聞きながらテキストに書き込み、授業は復習と疑問解決と位置づけ。そこまではいいのですが、その予習に時間をかけすぎたことに問題がありました。労働基準法でつまづき2ヶ月ぐらいを費やしてしまいました。また、テキスト集約しようとするあまり、書き込み過ぎてゴチャゴチャでした。ノート作りは作ることに終始しそうなので止めましたが、それがテキスト集約に変わっただけで、どこが重要点なのかわからなくなっていました。
○2年目
スタートが遅れて時間がない上モチベーションも下降一直線。従って1年目のような細かいテキスト作りはムリにはしませんでした。ただし井出先生から指導があった通り、「過去問の論点をテキストにマーキング」はどんなに時間がなくても絶対やっていこうと決めました。時間がかかるのですが、やってみてよかったです。テキストを開くと頻出・重要箇所が一目でわかるようになります。また論点が探しても見つからないときは、簡単にテキストに論点を書き込んでいました。このやり方は同時に「テキストの頻出・重要箇所をよく読む」ことにもなるので、「なんでこんなことがわからなかったの?」と再発見が多かったです。ですから時間がかかっても自力でやることをお勧めします。
その他の予習は1年目の習慣もありテープを購入し、改正点を重視しながら一回聞きました。時間の都合で聞けない科目もありましたが、過去問の論点のマーキングでよしとしました。
○復習に重点を置く
2年目の集約は授業の板書をルーズリーフに書き、テキストの別冊として配布プリントと共にそれぞれの科目ごと挟み込み「なんだっけ?」と思ったらすぐ見られるようにしました。また、授業をMDに録音し、帰りの電車の中で必ず聞いて直後に復習。「復習は早いうちでないとやらずじまいで終わる」のは1年目に身をもって学びましたので、次の授業の前には終わるように努めました。
また、復習に重点をおく為に通学コースの土曜を選択し日曜を復習にあてました。その後、社会一般のをたまたま夜間に振り替えたのをきっかけに、その後の授業全てを平日夜間に振り替えましたが、毎回遅刻でも「授業だけは絶対出る」と決めて行きました。夜間は2コマだけの授業ですので集中力が続き、復習も苦にならずよかったです。また土日が空くので、復習、仕事、他の用事、気分転換に使えるメリットもありました。もともと答練は夜間でしたので答練が終わるまで授業をペースメーカーにして進めました。

■ 計画倒れのスケジューリングを避けるために
本当はスケジュールを立てたほうがよいのでしょうが2年目のペースメーカーは授業のみでした。計画する余裕もなかったです。1年目は時間があるあまりムリな目標を立てて不達成感ばかり残りました。直前期に「終わってない」と思いあせる原因にもなりました。2年目は授業に添ってとりあえず進めてゆき、「日付」をテキスト、過去問、録音MDに書いて、時間が経ってしまったものからもう一度復習するようにしました。(2回〜3回)また「今日やること」を書き出し「今日は苦手な健保の日」等と定め@過去問とテキストチェックA録音MD復習・・・などその日の優先順位を決めて、できなかったらその次の日にまた優先順位を組み直し・・・を昼休み、電車などで繰り返すのみ。しかしここしか空いている時間がないと思うと自然と集中力が高くなり、頭に残ります。項目が少ないので精神的負担も少ない。「集中できる時間」を見つけ出すことでより実のある受験生活になると思います。

■ 時間がないことを言い訳にしないで
仕事等忙しい中でも合間をぬって集中して学習し合格したOBの方はかなりいらっしゃいましたが、1年目の自分は時間があったのに生かし切れない不甲斐なさを感じていました。2年目も後半たびたび追い込まれ「時間がない」ことを言い訳しましたが、いかに合間の学習を軽視していたかの表れです。学習は時間かければいいってもんじゃないんだ、集中すればダラダラやるよりはるかに効果があるんだと合格後にやっと実感。

■ 苦手の克服
択一がとても苦手でした。読むスピードがかなり遅い上、迷うのが原因でした。択一が得意な方をなぜ早く読めるのかとうらやましく思いました。
1年目のIDE模試で択一の点数を稼ぎましたが腑に落ちないものがありました。「いつも時間切れになるのはなぜ?」ということです。先生にぶつけると「時間を決めて問題を解いてる?」と聞かれました。「あまりやってなかった・・・!」と初めて気づくもすでに8月で訓練はできずじまい。やはり本試験でも同様のことが起こり、おまけにH16年は例年と違う傾向に戸惑いよけいに時間を使ってしまいました。その反省で2年目はとにかくスピードアップを心がけました
○ 択一のスピードアップ訓練とその効果
制限時間内に解くことを常日頃心がけました(過去問中心)。5分で10肢解けるのでそこで一区切り。すぐテキストと「誤りの理由」を照らし合わせ、論点チェックをしました。1年目はとにかく過去問を「回す」に気を取られ、「一気に50問解く→論点のチェックは面倒→やりっぱなし」になることがあり、これでは「回す意味がない」と気づきました。1年目は4~5回でしたが2年目は平均2回が限度でした。(時間が足りずこれ以上はムリ)
しかし誤りの論点を書き出し、テキストに戻り、を地道にやる中で簡潔に論点が書き出せるようになり、正解肢を1年目より早く見つけ出せるようになりました。
今年の本試験でその効果が出ました。時間の割振ミスと労一にてこずって時間が押し、最後の労安と労災のときにはそれぞれマーキング時間を含めて20分強しか時間がありませんでしたが、比較的楽に選択できました。解答時間はそれぞれ約15分でも9点ずつ確保!まさに鍛錬の賜物であったと思います。(ただ建保は時間をかけたのに6点しか取れず、2年連続択一健保との相性は最悪でした)また過去問が多数出題したことにも助けられました。
直後は自信がまるでなく、自己採点で「なんでこんなに取れているの?」と不思議に思いましたが、振り返ると井出先生のおっしゃる通りのことをやり続けただけでした。「過去問の論点マーキング」と「誤りの理由書き出し&テキストチェック」は騙されたと思ってやってみる価値ありです。H16年合格のOBの方と偶然話す機会があり、その方もその方法でやってらっしゃいましたので「これでいいんだ」とこの学習方法に自信を持ってやりつづけました。

■答練
1年目はよい成績でしたが反面何を復習すればわからないまま終わってしまいました。予習は2週間あけたのですが短期の記憶が残ったせいでした。2年目はまったく予習せずぶっつけ本番で臨みました。成績も可もなく不可もなく。しかし苦手な箇所は何度も間違えるのがわかり、その復習は本科講義と同様その日に終わらせるようになるべくしました。

■ 模試
1年目、2年目共に2回です。しかしH16年の本試験では最終模試の択一より10点近く下回ったので模試の点数は絶対信じないぞ(トラウマになってました)と決め、択一式のシュミレーションに留めました。今年のIDE模試で択一を3つも転記ミスしたおかげで本試験では慎重になりマークミスはありませんでした。失敗は大いにして本試験に役立ててください。合格圏、安全圏の人は油断は禁物です。点数良くても悪くても「所詮は模試」なんですから・・。

■ 短期講座
1年目は年金ゼミと横断ゼミを取ったのに余裕なく受けずじまいでした。2年目はその反省もあり最初から横断ゼミと年金ゼミは取りませんでした。年金ゼミは法改正があるので迷いましたが、法改正ゼミと基本テキストで充分と思い切りました。そのかわり法改正ゼミと一般常識ゼミは絶対とっておくべきです。これがないと対処不可能でした。(実は一般常識の復習不足がたたって選択労一、選択社一はIDE集計の平均点を下回りました。ラッキーにもカンに救われました。ですから絶対復習はしてください)心配して取りすぎるより、いま手元にあるテキストが充分にできているかを考えてから決めたほうがベターです。

■ 最後に
この2年間、家族、友人、色々な方に迷惑をかけながらも、なんとか合格することができました。1年目で合格していたらこのような感謝の気持ちを持てたか疑問です。今年は特に弱音ばかり吐き、何度あきらめようと思っても学校だけは行く自分がいました。今思うと心の奥底で「あきらめたくない」という気持ちがあったのでしょう。また周りの励まし、サポートがなければ続けてこられませんでした。なによりもいつも暖かく声援をくださるIDEの先生方に恥ずかしくないようにこの試験を今年まではやり遂げたかったです。
2年間共通しているのは「今年だけで終わる」と決めてたことです。時には立ち止まってしまってもいい。しかし最後まで続けていくのだけはやり遂げてください。受験1年目でも何年目でもその年は「今年だけ」という気持ちでいけば道は開けると思います。これから受験される皆さんも、それぞれ異なる環境ですが、自分なりの学習スタイルを作り、それを信じて最後まで続けて行ってください。


その他資料等
■ 使ったテキスト
2年間共通:IDEのテキストのみ(短期ゼミを含めて)
(2年目は横断用に“まる覚え社労士”を買ってはみたがほとんど使わずじまい)
■ 副読本、その他
1年目のみ:年金があっというまにわかる本
2年間共通:メールマガジン労働情報(発行;独立行政法人 労働政策研究・研修機構)
■模試の成績
1年目:@TAC中間(C判定 点数不明)AIDE:(50点前後?点数不明)
2年目:@LEC2回目:選択30択一49。AIDE:選択37択一52。
■ 本試験の成績
1年目 選択式34(5・5・5・5・4・3・3・4)
択一式41(9・7・8・6・2・5・4)
2年目 選択式35(3・5・5・3・4・5・5・5)
択一式54(9・9・8・6・6・8・8)
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