社会保険労務士試験 通信・通学講座

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平成16年合格 丸山 公明さん

 自分の判断を大切に
1.独学を断念
独学8ヶ月余で平成15年本試験に臨みました。自己採点では選択式35点、択一式41点。複数の受験指導機関に復元解答を提出するとともに解答解説会や受講説明会に出席しました。そこで敗因を分析した結果、(1)理解しようとするあまり部分的に深入りし過ぎたこと、(2)正誤判断不明確箇所の復習の不徹底、(3)相対的判断による正解肢選択という試験特性に関する知識と対応力の不足との結論に達し、このまま続けても解消できる自信が持てなかったため、独学を断念しました。

2.I.D.E.社労士塾を選んだ理由 
受講説明会等では、いずれの受験指導機関でも熱心に相談に応じていただきました。中でもI.D.E.社労士塾は、これまでの学習経過を確認した上で効果的な学習方法をアドバイスする等、最も納得できるものでした。また、本試験講評や合否診断の資料が詳細であること、カセットテープの音質の良いこと等により、お世話になる方針を決めました。方針としたのは、不合格は覚悟していましたが、決定するまで学習する気が起きなかったからです。

3.カセットテープゼミに決定
11月14日付けで送付された通知書では、選択式35点、択一式40点。これで平成16年本試験をめざすことになりました。通勤時の学習が主体となるので、受講形態は当初から通信と決めていました。「カセットテープゼミ」と「答案練習ゼミ」で迷いました。両方をセットした「通信総合コース」もありましたが、消化不良が懸念されたため除外しました。また、カセットテープなしの「社労士マスターゼミ」も廉価で魅力的でしたが、添削や質問制度が利用できるとしも独学との差を見いだすことができませんでした。検討の結果、(1)基本事項の理解が不十分、(2)教育訓練給付制度の利用で受講料に大差がない等の理由で「カセットテープゼミ」を選びました。

11月25日、申込み手続きと学習の進め方について相談し、配本済み教材のうち労働基準法を持ち帰り、帰りの電車内で読み始めました。これが、平成16年本試験合格への具体的な第一歩となりました。

4.制度の理解を中心に
受講説明会と申込み時のアドバイスや「受講ガイダンス」(冊子)を参考にゴールデンウィークまでに1回転目を終えるという目標を立てました。学習方法は、通勤時にテープ(往復で片面を計2回)を聴きながらテキストを読み、自宅等でまとめるというものです。1回転目は、制度の理解に重点を置きました。但し、最も苦手な労働安全衛生法と細切れの一般常識は後回しとし、具体的には(1)労働基準法〜厚生年金保険法、(2)労働安全衛生法、(1)の添削問題提出、(3)一般常識、(2)及び(3)の添削問題提出の順で行いました。添削問題は持参し、あわせて学習中に生じた疑問点を質問しました。

5.マキを入れて
そろそろ焦りの素「直前期」なる言葉がちらついてきました。ゴールデンウィーク明けから6月いっぱい業務繁忙期となることから、予備日に充てていた休日も学習日に組み入れました。労働安全衛生法と一般常識を除き、連続休暇中に労働4科目、その後の半月間で社会3科目の2回転目を終えました。
5月下旬には法改正ゼミ(通信)に取り組みました。教材発送予定日直前の5月18日に申込みに赴き、一式持ち帰りました。当初は通学講座を考えていましたが、早々に締め切られたため、通信講座になりました。しかし、カセット学習に慣れてきたことや同額で繰り返し聴けること等から通信講座で良かったと思っています。なお、職業安定法と労働者派遣法については、基本講座の改訂版を使用しました。

6.OUT PUT学習
6月から8月前半にかけては、問題演習が中心でした。解答に当っては、単純な問題を除き正誤にかかわらずキーワードを書き出し、誤の場合はその部分を訂正する方法を採りました。また、解説部分で重要と考えた部分にはチェックを入れました。7月中旬からは仕事も一段落し、終業後に時折、某受験指導機関の自習室も使わせていただきました(使用条件であるカードは作成済み)。

丁度この時期、同機関の模擬試験を受験(唯一の浮気です)。早期申込者は3回セットで5千円という破格なお値段に魅かれました。判定は合格圏内でしたが、択一式の順位が倍々ゲームで下がっていったことには少々焦りを感じました。

7.一般常識特訓ゼミ受講
労働安全衛生法とともに一般常識は、手が回らない状況でした。この両科目を比べると、労働安全衛生法は選択式+択一式合計110点満点中5点と比重が軽く、かつ労働基準法と「一体として」出題されることから、万一全滅しても合格の可能性があります。一方、一般常識は110点満点中20点を占め、しかも基準点を3つクリアする必要があり、無視できる存在ではありません。しかし、統計数値を眺めてみてもなかなか頭に入らず、諸法についてもどの程度やればいいのか判断がつきかねました。また、一度は通学講座を受講したいという気持ちもありましたので、一般常識特訓ゼミを受講しました。
お蔭様で、統計の目的や数値の押さえ方等をイメージすることができ、選択式で労働力調査が出題された際にも迷わず解答することができました。また、諸法についてもその骨格を確認でき、一般常識はこれで充分と自分に言い聞かすことができました。

8.キメ手のひと言
8月16日に教育訓練給付に係る修了試験を持参するとともに、最後のアドバイスを求めました。これは、総復習にあたり問題演習とテキストのどちらにするか迷っていたからです。学習経過や翌日から試験当日まで休暇であると伝えると、「問題演習が良いでしょう。模擬試験と過去問では模試の方が新鮮ですから、模擬試験に重点を」との回答でした。アドバイスに従い3回分の模擬試験問題を解き直すとともに、直近2回正解以外の過去問題の再確認を行いました。

選択式の健康保険法では、高齢者の高額療養費についてノーマークだったため冷汗物でしたが、模擬試験の択一式で出題され直前に復習していたのでなんとかしのげました。もっとも最初は、学習不足を認識していることから動揺して、(8千円+3万2千円)−1万2千円を3万8千円と誤ってしまい、該当する数字が選択肢になくかなり焦りました。気を静めるため、厚生年金保険法と国民年金法の解答及び健康保険法以外の見直しを先に行い、改めて健康保険法に戻った際に単純な計算ミスに気が付きました。
もし16日のアドバイスがなかったら、当該項目を再確認することなく本試験に臨み、その結果、算定基準額だけでなく算式についても確信が持てずにパニック状態となって、これまでの努力が水泡に帰していたことでしょう。本当に感謝しております。

9.受講を終えて
沿革や背景の解説は制度を理解する上で大変に役立ちました。年金制度、特に老齢厚生年金を理解するためには、その経緯を知ることが不可欠です。また、複雑な内容、例えば特別支給の老齢厚生年金と雇用保険法との併給調整などはテキストの文字と図だけで理解するのは難しいと思います。そうかといって録音内容を文字にしても必ずしも分かりやすくなるものでもないでしょう。音声による学習効果は大きさを実感しました。毎日テープを聴き続けたおかげで、雇用保険法と厚生年金保険法の苦手意識も薄らぎ、平成16年本試験ではなんとか合格レベルに達することができました。欲を言えば、項目の中途で巻を移らないよう編集していただけるとより使いやすかったと思います。

平成15年本試験の合否診断から、合格祝賀会(卒業式?)までI.D.E社労士塾にお世話になりました。講義の内容はもちろんのこと、質問の対応等も素晴らしいものでした。

10.試験結果
9月下旬にI.D.E.社労士塾から「合格確実です。11月12日を楽しみに待ちましょう」旨の合否診断結果をいただきました。
最終結果は、選択式38点(健康保険法3点、その他5点)、択一式48点(出題順に9、7、8、7、5、6、6)でした。

長々と駄文を書き連ねましたが、今後、社会保険労務士試験をめざされる方の参考になれば幸いです。もとより個々人のおかれた環境は千差万別です。他人の例がそのまま当てはまるとは限りません。したがって、基本書や受験指導機関の選択、学習方法等については、先達のアドバイスを傾聴するなど吟味検討し、その上での自身の判断を信じることが大切だと思います。    

末筆になりましたが、井出先生はじめ講師、事務局の皆様のご健勝とI.D.E.社労士塾の益々のご発展を祈念いたします。ありがとうございました。

平成16年合格  丸山 公明


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