社会保険労務士試験 通信・通学講座

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平成16年合格 白石 亨さん

 この試験は努力が必ず報われる試験
1. 受験動機
「社外で通用する武器をもっていない,これから先いったい自分は何の仕事をしていきたいのか」,ちょうど2年前,勤務先の業績低迷,希望退職の募集と半ば強制的に“今後の自分自身の進路”を迫られ,このような強い危機感に襲われたのが私の受験動機です。
この試験にチャレンジするには「強い受験動機」,「約1年間,継続して学習する相応の勇気と覚悟」,そして「最後まで絶対にあきらめない強い意思」がなければ“合格はありえない”といいきれるほど気持ちや精神力が大切な試験だとつくづく感じました。

2.私の学習方法

(1)学習開始時から実施時間を記録してモチベーション維持
私は学習期間中,一日に実施した学習時間の記録を必ずとり,とくに学習の初期は“実施時間”にこだわって学習ペースをつくりました。本来,学習とは取り組んだ時間でなくその中身が大切ですが,週や月の学習時間の目標を定めて学習することで,結果がすぐに数字であらわれ,短いスパンで達成感も味わうことができたため,「学習の継続」に非常に効果がありました。結果,2年間記録をつけましたが,それぞれ年間1,800時間超の学習時間を捻出することができました。

(2)インプットはあくまでテキスト(基本教材)をベースに
「サザンオールスターズの歌も,1回聴いただけでは何を歌っているのかがわからないけれど,3回聞くと少しずつわかってくるもの。講師がテキストの解説を吹き込んだカセットテープ(以降テープと表記)もそれと同じ。ただし,たった3回だけでなく,講師がどこの部分で冗談を言い,どこで咳払いをするかまで覚えてしまうくらいに聞き込むように」と,まずは受講ガイダンスにて講師からの厳しいアドバイス。
私は2年間とも通学コースを受講したのですが,1年目は1か月先の講義科目の予習を必ず行うよう計画を立てて実行しました。しかし,1年目はテキストを独力で読み進めることがとても苦痛で,そこで力となってくれたのがこのテープです。

1年目は,【1】テキストをまず一気に通読,【2】テープを併用しテキストを通読,【3】テープの解説の中で補足事項をテキストにメモしながら精読,【4】テープを併用しテキストを繰り返し精読,この方法で徹底的にテキストを読み込みました。
2年目は,自分の力でテキストを読み込むことが重要だと思い,テープはあえて使用せずに,【1】条文順過去問題集を用いて出題の論点部分をテキストにマーキング(誤りの問題はその内容もメモする),【2】マーキング箇所を確認しながらテキストを繰り返し精読,これを徹底しました。

(3)問題訓練は本試験と追い込み時期のことを踏まえた準備を
問題を解くにあたっては,つぎのことを行いました。
【1】択一式,一問一答で誤りの問題は,必ず論点を解答用紙に書き出す。
【2】答え合わせの際,問題の論点を確認しながら一枝ごとに,知識をもって正答できたものは○,知識がなくわからなかった(またはケアレスミスをした)ものは×,さらに知識が“あいまい”のものは△,の3種類の記号を解答用紙につけ,その用紙を保存する。
まず【1】については,論点を正確に速く捉える力を養成し,問題文をていねいに読むクセをつけるための作業です。(論点はできるだけ短い言葉であらわせるとベターです)

私は一時期,速く多くの問題を解こうという意識から,単に量を「こなす」作業に陥ってしまいました。これを行うと本試験で角度を変えられた類似問題に対応できず,しかも問題を雑に読むクセがついてしまい,誤りの問題に気付かず読み飛ばしてしまうことにもなります。これらを防ぐには日頃から意識して「訓練」をする以外ありません。
【2】については,自身の弱点部分を明らかにして,それを追い込み時期に見分けられるようにしておく作業です。この試験は範囲が広いため,経験上,自分は現時点でどこが理解できて,どの部分が理解できていないのかがわからなくなります。つまり大事な追い込み時期に何をやればよいのかもわからなくなるのです。
とくに追い込み時期はまさしく時間との勝負です。既に知識が定着している問題を何度も解いて正解を得ても意味がありません。

(4)選択式と精神安定のための傾向と対策
私は,2年間の学習経験の中で,いずれも直前期に選択式試験に対する恐怖感に襲われました。とくに最近の選択式は,法律本則だけでなく通達から出題される科目もあるため,マトが絞れず「いったいどこから出題されるのか」,「今の知識で本当に基準点(各科目3点以上)をクリアできるのか」等,不安感が増してきました。

さらにやっかいなのは,本試験では午前中の選択式試験で不出来の感があると午後の択一式試験で精神的な影響がでてしまいます。(これは本当に要注意で,私はこの精神的対策ができずに1年目の本試験は失敗しました)
選択式試験の対策は,日ごろからテキストをしっかり読み込み,あとはとくに法改正条文,および空欄として抜かれたとき,語句を入れにくい条文について重点的に問題集等で訓練しておけば対応できると思います。

これまでの本試験でも,5つの空欄すべてが埋まらないような難問はなく,大半が通常学習の範囲で3つは埋まるような形での出題が多いと思います。5つの空欄すべてを正解しようと思うと相当なプレッシャーとなりますが,基本知識で3つは取れるのだと考えたことで,とても気が楽になりました。



(5)サブノートは活用方法をあらかじめ考えて作成
サブノートは,学習スタイルによって作成の可否が分かれるところですが,私の場合は【1】弱点の箇所を一目瞭然にしたい,【2】混乱する知識を横断的に整理し,直前期に活用したい,という目的をもって必要最小限の工数で作成しました。
見開きページの左側は,各科目の重要ポイントについて,図や表で整理した資料の必要部分をコピーして貼り付け,右側はフリースペースでテキストの理解しにくい部分や,問題訓練で誤った部分等をメモするようにし,とくに直前期はテキストを最初から最後まで読む時間がないことから,サブノートをテキストにかわるインプット確認教材となるよう意識して作成しました。

3.最後に
合格して強く思ったのは,この試験は努力が必ず報われる試験だということ。そして忘れてはならないのは,合格は自分一人だけの力では決して成しえないこと。心から親身にサポートしてくれる受験団体とその講師,激励し合える受験仲間,そして何よりも家庭の協力があってこそ夢が現実のものになるのだと実感しました。
試験結果の発表日,合格者として自分の名前を見つけた“その瞬間の気持ち”を一人でも多くの皆さんに味わっていただきたいと思います。皆さん是非,がんばって下さい。

◎ 受講講座,使用教材等
【受講講座】
1年目:基礎マスターゼミ,基礎答案練習ゼミ,短期集中ゼミ(法改正,横断整理,一般常識特訓)
2年目:本科講義(日曜ゼミ),答案練習ゼミ,短期集中ゼミ(法改正,一般常識特訓)
【問題集(i.D.E社労士塾の教材以外のみを記載)】
2年目:年度別過去問題集,完全予想問題集,選択式予想問題集(いずれも日本ライセンスセンター編)
【模擬試験】
i.D.E社労士塾最終模擬試験,LEC全日本社労士公開模試3回
(1年目,2年目とも同じ)


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