私の受験経験は平成14年と16年の2回です。学習開始時期は平成13年の12月の初めで、1年目はW社本校の初学者用で、基本講義と答練、そして直前の模試2回がセットになった通学コースを受講しました。
当時就いていた業務が年金の相談業務に関わるものだったので、厚生年金と国民年金についてのだいたいの知識はありました。しかし労働科目や、社会保険科目の中でも、健康保険等については知識がほとんどない状態だったので、各法律の体系をつかむのも四苦八苦で、細かな理解については6月の答練時期にあっても、かなりあやふやなものだったと思います。その後の模擬試験では、たしか7月に受けたものの択一式が30点台前半、そして8月の直前期のものが40点台前半で、合格基準には達していなかったと記憶しています。ただ、この時期、予備校の答練の問題などを再度解きなおしたり、自分なりに集中して学習をして、本試験では選択式34点、択一式52点(うち労基・安衛法が3点だったため、基準点に達さず不合格)という結果でした。その内容を知ったときは、あと1点取れていれば・・・、と悔しい気持ちで一杯になり、次の年(15年)も受験しようかとも思いましたが、実はその当時私は夫の都合で海外に居住していたことと、すでに年金の関係の仕事からは離れてしまっていたことで、再受験のことは考えていませんでした。
そして初めの受験から1年半後の今年(16年)の3月末、日本に帰国、それと同時に偶然に以前の職場で募集があり、年金関係の業務に復職することになったのです。そして、その4月から私の2度目の受験準備が始まりました。まずは「基本は良いテキストだ。」と考え(W社の答練の内容には満足していたのですが、テキストは違うものを選びたいと思っていました。)、インターネットで予備校の情報を得ているとき、今回お世話になった、IDE社労士塾のHPに辿りつきました。早速電話で照会をし、通信でマスターゼミを受講することになりました。再学習開始から試験日までの時間がなかったので不安だったのですが、受講相談に訪れた際に宮川先生から、「合格基準に達するためには、最低全科目を3回しする必要があるので、これからであれば、1週間に1科目のペースで学習すればよいのでは。」とアドバイスを頂き、テキストを受け取ったその日から気分を切り替えて学習を始めました。
4月は以前の知識を思い出す感じで、まずはペースを大事におおまかにテキストを進めていきました。そして、5月からは以前通っていた、W社の答練コースを受講したので、テキストと過去問、そして予備校の答練問題の復習というかたちで、予備校の科目の進み具合をペースメーカーにして、7月のはじめまでを過ごしました。苦手科目だった安衛法については、IDE 塾でビデオ受講して、これまで細かいところばかりを個別に暗記しようとしていて全体をつかめなかった部分をわかりやすく講義されていて、苦手意識がなくなったのには、感謝しています。
模試については、3回受験して、結果は選択式がだいたい36点くらい、択一式が47点から50点くらいでしたが、そのうちいつもいずれかの科目かが基準点未満だったので、過去のつらい記憶がよみがえってきて、もうひとがんばり基本を固めないと・・・、と思い直しました。
直前期の7、8月には、労働保険科目の練習問題を復習しながら、同時に社会保険科目のテキストを見直すというふうに、同時に2科目を3、4日で回していくというペースだったと思います。このテキスト見直し時に理解が足りない部分については、付箋にそのポイントを書いて、その頁に貼っておくという作業をしていたのですが、本試験1週間前くらいに、その付箋を各科目ごとに一枚のファイルにまとめ、最終的なチェックをするのに役立ちました。
また、IDE塾の一般常識特訓ゼミは各法律の骨組みの部分などを理解するうえで、私にとってはとても有効で、もともと苦手科目だったのですが、本試験では得点源に変えることができました。
直前期の勉強時間については、通勤時間、仕事のお昼時間、そして、この時期には夫が夕飯を担当してくれて、私は自分の町に帰ってから大体1時間半くらい喫茶店で勉強をして帰宅、そして夕食後に2時間くらい勉強をするという感じでした。合計で4時間ずつくらいはしていたでししょうか。この時期の夫の協力には心から感謝しています。
そして、本試験は東京の成蹊大学で受けたのですが、結果は選択式が33点、択一式が46点(うち健康保険法が3点)というもので、健保については救済があり、なんとか合格することができました。
2回の受験期間を終えた今振り返ると、1度目の不合格は、私の各法律全体へのおおまかな理解が足りなかったためではないかと思います。これは、2回目の受験期にIDE社労士塾の井出先生の講義ではっとしたのですが、先生が各科目のはじめに、各法律がつくられたり、また社会状況等にあわせて改正されてきた背景や、法律の体系部分を説明されていて、それらに照らし合わせながら、それぞれの条文にあたると、個別の知識が定着して、記憶に残りやすかったのです。法律の基本的な部分を理解することで、結果的に本試験で正誤の判断に迷う問題がでてきても、なんとか答えを導いていけたのではないかと考えます。
受験準備中のみなさんにおいては、本試験までの日々、暗記することの多さに途方もない気持ちになったり、試験日が近づいてくると、焦りの気持ちで一杯になったり、いろいろと大変なこともあるかと思いますが、どうぞ最後まであきらめずに、乗り切られることをお祈りしています。途中でやめなければ、きっといつか願いは叶うと信じています。どうぞがんばってください。
最後に私の稚拙な体験談がなにかのお役にたてれば幸いです。
2004年12月4日
西山 智子
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