●はじめに
「ほっとした!合格できてありがとう」との第一声は,協力を惜しまなかった夫に対して感謝の気持を込めて発しました。あるとき,知人と話していて「あなたのキャパシティは何ですか」と問われ,返答に窮したのが社労士受験のきっかけでした。その知人に受験を宣言していたので相当なプレッシャーでした。
●学習の経緯
最初は仕事の合間に市販の基本書を読んでおりましたが,重要とおぼしき論点に解説がなかったりして限界を感じ効率よく勉強するには受験指導機関を利用するのが良いと考えました。刺激を得るために教育団体の講座に通っていたのですが,択一式は毎年高得点ながら選択式で1点差が3年続いた時,レベル等を加味して,I.D.E.塾の『答案練習講座』を最重要必修に位置づけました。
●勉強方法
過去の合格体験記を読んで自分にかなったものだけを取り込みました(情報に惑わされてよくない場合もあります。)。基本書は講師の教えに従い暗記でなく法律条文を理解するように努めました。チャート式に図式化して解答時にイメージ出来るか否かが勝負でした。
そして,体系を把握するため本の目次をコピーして基本書と並べて,今どの章のどの部分を学んでいるのかを常に意識しながら読んでいきました。又,各講座等で解説・問題・解答が1冊になっている場合は,切り離して問題を解く時にページをめくらなくても瞬時に解答・解説が分かるように配慮し,勉強の中断時にはそれを『しおり』代わりに利用しました。
●自己分析
『心・技・体』の言葉を耳にします。私の経験上ですが,「技」は基本に忠実で答練に励めば合格点に達します。「体」も受験当日の健康管理を怠らず,日々受験用プログラムをこなせるならば大丈夫です。ところが「心」!!多いに個人差もあるでしょうが,私の場合は試験当日は無論のこと受験期間を通じて体の中に潜むもう1人の自己なる自分との戦いの連続でした。
私は感受性が強く,過度に緊張するタイプでして,本番1週間前から一睡もできない状況に陥りかねないのです。事実過去の受験では,試験日の前日に睡眠はとれておりません。
さらに,理屈で物事を処理する傾向がありました。必死になって努力したことが報われない時,何故こんな試練に直面するのかと呆然としました。“運”で片づけるにはあまりに理不尽と悩み自問自答した末に,ただあるがままを自然体で受け入れることによってのみ克服可能なのだと悟りました。故事にならえば“人事を尽くして天命を待つ”の境地です。悟りて合格しました。私の最大の勝因は受験競争社会の中で生き抜くすべを会得できたことです。
●最後に
私は動機が単純な上,60歳近くになって受験を決意し,かつ地方在住のため通信でしたので一般的に不利な条件でした。受験仲間もなく図書館へ通って名も知らぬ人をライバルと思い自分を奮起させた事もありました。
ひとえに合格はI.D.E.塾諸先生方の激励の賜物でして,森羅万象に御礼を述べ感謝したい気持で一杯です。ありがとうございました。 |
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