●はじめに
私は53歳の会社員で,この度,2回目の本試験で合格しました。合格体験記を書くに当たり,多くのことが脳裏に浮かぶのですが,私なりに最も効果の挙がったと確信している次の2点に絞り込み,説明します。
【第1】素晴らしい塾とのめぐりあい
【第2】急速に成績の大幅なアップを実感した勉強法
まず,第1の塾についてですが,最初の年は,Aという大手の塾に通い,チャレンジしましたが,不合格でした。初めての通学塾としてAを選んだきっかけは,それまで私の勤務する会社が指定するAの「社労士」通信教育を利用したこと(通信教育は,途中でギブアップ)があり,本格的に通塾を検討する段になって,Aに打診のところ,「通信生は,費用面で優遇します」との勧めもあって,軽い気持ちで申し込みました。念のため,勤務先に確認の処,「一流の提携先であり,お勧めします」との回答でした。初回の本試験は,「択一」40点(合格ライン44点),「選択」32点(同28点)であり,「択一」が1割不足し,不合格でした。
●受験指導校の選択
2年めのチャレンジ開始に当たっては,大いに悩みました。
初回のチャレンジのとき,周りの人に「社労士受験」を宣言しており,既に費用も時間も体力も相応にかけていて,今更,やめられない。第一,自分を納得させることが出来ない。かといって,2年めで合格するという保証はない。受験会場では,10〜20社位の多くの塾が勧誘に来ているが,どこを選べば合格しやすいか?と悩みました。そこで,先輩である社労士の人がBを利用して2年めで合格したことを思い出し,BとI.D.E社労士塾(池袋)の本試験解答セミナーに参加しました。I.D.E.社労士塾との出会いは,2つの偶然です。1つは,初年度のAでの授業でI.D.E.社労士塾長の井出先生が,「労働基準法」と「法改正セミナー」の講師をされており,そのとき私は,「判りやすい説明だ」,「ずっと,井出先生が担当してくれればいいのに」と思い,隣の人も同感といっていたのを覚えていたのです。
もうひとつは,本試験会場の出入口で,I.D.E.社労士塾のパンフをもらい,なにげなく,パンフの写真をみると,井出先生が塾長をしているとわかったのです。
しかし,本試験の翌月の9月に入ってから,初めてI.D.E.社労士塾説明会に出席して,入塾を申し込むも,既に予約で一杯であり,11月の本試験合格発表までキャンセル待ちと言われ,がっかり。幸い,夜間ゼミの空きがあり,入塾出来てほっとしました。I.D.E.社労士塾生の総数が何人かは不詳ですが,15年11月17日現在,I.D.E.社労士塾生は,本年度542名が合格しており,今更ながら,すごい実績を誇る塾,今回の合格は,I.D.E.社労士塾に入ったおかげと感謝しています。
●基本テキストと過去問のつきあわせ学習
次に,急速に成績の大幅なアップを実感した勉強法について説明します。
5月3日の講義(労働保険科目の集中ゼミ<弱点克服特訓ゼミ>)と,5月22日の厚生年金保険法の講義(科目別基礎学習の最終回)のときの2回にわたり,この時期からの学習法として井出先生から「基本テキストと条文順の過去問をつきあわせしながら読むこと。時間は思ったほどかからない。条文順過去問題集を単独の問題集として,テキストと別々に切り離して勉強しないこと。基本テキストのおさらいを過去問で行い,あとは,法改正部分を押さえれば,十分。但し,一般常識は,過去問だけでは不十分だが,まずは,基礎固め」とのアドバイスあり。その他にも,色々とよいアドバイスがありましたが,その頃の科目ごとの答案練習ゼミのテストの順位で,私は下位のグループで低迷していました。
当時,成績もあがらず,勉強の仕方について悩んでいました。いままでのテストで解けなかった問題をやり直すにも,時間がかかるし,かといってアドバイスどおりに基本テキストと過去問の突合せをやっても気の遠くなりそうな作業だし,本当に効果があるのか?と半信半疑でした。
塾生の中には,本試験の選択問題のたった1科目のみ,1点不足しただけで,合計点はお大幅にクリアーしているにも拘らず,不合格となった高得点者が多くいました。その人たちは,選択問題の失敗を極度に警戒して,分厚い穴埋め問題集を購入して取り組んでおり,私もその問題集3分冊を全部購入したのですが,一度も開く時間をとることは出来ませんでした。とりあえず,井出先生のアドバイスに従い,5月28日から7月15日迄の間,徹底してテキストと条文順過去問題集との突合せを行いました。
●私のやった具体的な方法
- 毎日,突合せを行う。1日平均53問実施(1日最低10問〜最高99問)。日によっては,講義や復習など他の学習と重なりますが,毎日,突合せを行い,早期全科目の完了を目指す。
- 7年間分の条文順過去問計2452問を1つ1つ,テキストの本文の該当箇所に青色でアンダーラインを引く。(青色を使用したのは,既にテキスト上には,本試験に出るか否かには,関係なく,赤色で重要な部分にアンダーラインをしていたので,区別する為に,青色を用いた。)
- テキストの文どおりに正解肢として3回以上出題されたところには,青のアンダーラインの後に黒鉛筆で
(正)と表示(3本以上,アンダーラインが引けないため(正)と表示)。正解肢であるが,テキストと表現方法が異なる場合には,要旨をコメントし,コメントに○印をつける。誤りの設問肢は,そのまま誤りの箇所をテキスト余白に記入し,誤りの箇所に青色で×印をつける。
※(正)は、マル印の中に「正」の文字
以上の作業により,青色のアンダーラインが重複するところが,出題される最重要部分であることが,すぐに判ります。本試験直前の見直し時には,ポイントをおさえやすく,逆に青色の無い頁は,飛ばすことが出来ます。
この作業は解き方の訓練というよりも,本試験に出るという点でのテキストの最重要部分をおさえるのに大変有益な方法であったと確信しています。また,誤りの設問肢の記入により,本試験ではどの部分でどんな言葉を使って誤りを作るかとの傾向もつかむことが出来ました。
この作業を終えると,本試験で問われてくる基礎知識が着実に身についているのが実感として判りました。その後の問題演習を経て,7〜8月のLEC及びI.D.E.社労士塾の直前模試(模試はたった2回のみ受験)では,大幅に順位アップし,どちらの判定も十分な合格圏内であるとの結果が出て,本試験への確かな手応えを握むことが出来ました。
的確,かつ,貴重なアドバイスに大変感謝しております。
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