労務管理その他労働に関する一般常識
労務管理用語 ラッカー・プラン,スキャンロン・プラン
Q:質問内容
テキストではラッカー・プランにより「賞与支給額=付加価値額×標準労働分配率−毎月支払った賃金総額」,スキャンロン・プランにより「賞与支給額=売上高×標準人件費比率−毎月支払った賃金総額」となっています。しかし,別の書物ではラッカー・プランは「賃金総額=付加価値×労働分配率」,スキャンロン・プランは「賃金総額=売上高(生産高)×労務費比率」としているものもあります。この違いがよく理解できません。また,本試験で出題された場合,どう対応したらよいでしょうか。
A:お答えします
どちらでもかまいません。ポイントはどこにあるかというと,
ラッカー・プラン・・・・・・付加価値
スキャンロン・プラン・・・・売上高 この部分なのですから。
労務管理用語というのは,法令用語ではないので,きちんとした定義というのはないのです。ベースとなる考え方を,いろいろな形で表現しているだけですから,どれが正しくて,どれが誤りということはありません。ただし,ベースとなる仕組みは押さえておく必要があります。この場合,両者の用語のキーワードは「付加価値」と「売上高」ということになります。なお,付加価値とは「利益」のことだと押さえておけばよいでしょう。
受験対策的には,ラッカー・プランの説明で「売上高」を用いて説明していたら誤りで,スキャンロン・プランで「付加価値」を用いて説明していたら誤りとなります。中小企業診断士の試験のように労務管理の仕組みについて論述させるような試験でしたらもっと詳しく指導するのですが,選択式ですから,キーワードを押さえて効率的に学習すべきでしょうね。
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