択一式(特に厚生年金保険)では,毎年びっくり問題が出題されます。例えば,正答率は10〜20%程度の問題。おそらく全ての受験生が全く歯が立たない問題です。しかし,毎年4,000人以上の方が合格を勝ち得ます。このような問題は,受験生にプレッシャーを与えるためだけのもので,合否には関係がないのです。70点満点の試験が今年は69点満点になったんだな,と思えばよいのです。もちろん,1点及ばず…という方もおられたでしょう。しかし,昨年あと1点欲しかった方は,正答率50%以上の問題を落としていないかよく検討してみて下さい。そして,今年はそういった問題にこそ最善の注意を払うべきで,誰もできない問題で,1点を稼ごうなどとは思わないことです。それよりは,「1」各年金制度の独自の仕組み,「2」共通項目といった,学習がしやすく,繰り返し出題されるところを中心に押さえていきましょう。
選択式(特に国民年金)では,幅広い知識が要求される問題が出題されます。「ええ!こんなことまで覚えないといけないの!」。では,合格者は全員「単年度賦課方式」を覚えていたのでしょうか。そんなことはないと思います。自分が持っている知識をフル回転して,ていねいに問題文を読み込んだ結果だと思います。なんのことはない,最善の年金対策(=ていねいに読む)は,そのまま最善の選択式対策なのです。択一式問題を読むときは「間違い探し」をしている場合が多いので,あまり内容を深く理解した読み方をしていない場合があります。ていねいに読む習慣を付けるために,できるだけ多く,選択式問題に取り組む時間を確保してみて下さい。最後に選択式全般にいえるアドバイス。空欄を埋め終わったら,必ず,空欄の中に単語(丸数字ではなく)を入れて,文章を通し読みして下さい。そして,選択肢をよく見て,見落としている用語がないか調べて下さい。選択式は,問題を解き始めるときは,あまり選択肢は見ない方がよいのですが,解き終わったら,じ〜っくり見て下さいね。 |