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合格体験記

2014年 合格体験記

社労士試験合格までの6年間の記録
輪六 幸泰さん

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社会保険労務士試験に合格するまでに約6年かかってしまいましたが、これはその6年間の苦闘と苦悶の記録です。

①1年目(第41回、平成21年度)・・・不合格

(午前)選択式・・・労基・安衛1点、労災2点、雇用4点、労一4点、社一4点、健保5点、厚年4点、国年4点の合計28点

[合格基準・・・総得点25点以上かつ各科目3点以上、ただし労基・安衛、労災、厚年は2点以上]
(午後)択一式・・・労基・安衛5点、労災徴収2点、雇用・徴収4点、常識8点、健保5点、厚年6点、国年8点の合計38点
[合格基準・・・総得点44点以上かつ全科目4点以上]

私が社労士受験を思い立ったのは、平成20年10月ごろでした。翌年の平成21年受験を目指して、勉強を開始しましたが、当時の私は法律の勉強を全くしたことがなかった超初学者だったので、T社の入門総合本科生を受講しました(なぜT社を選択したかと言えば、私の知り合いがT社で受講していて、その話を聞いていたからです。)。法律の何をどう勉強すればよいのか全く分からないので、テキストをやみくもに熟読しました。労基や労災あたりまでは何とか講義にくらいついていきましたが、その先は自分の復習が全く講義に追いつかず、当然のことながら過去問なんて全く手に付けることができませんでした。ですから科目別の答練や公開模試でも点数は振るわなかったですね。
こんな状態で、GW以降の直前期も復習なんてすることができず、社会保険科目に入ったころには、ただ講義を消化するだけになってしまいました。
結局、試験日前日までテキストを熟読するだけで、1年目は終わってしまいました。

②2年目(第42回、平成22年度)・・・不合格

(午前)選択式・・・労基・安衛4点、労災5点、雇用5点、労一4点、社一2点、健保2点、厚年0点、国年2点の合計24点

[合格基準・・・総得点23点以上かつ各科目3点以上、ただし健保、厚年、社一は2点以上、国年は1点以上]
(午後)択一式・・・労基・安衛6点、労災・徴収5点、雇用・徴収6点、常識4点、健保8点、厚年5点、国年5点の合計39点
[合格基準・・・総得点48点以上かつ各科目4点以上]

2年目は1年目の反省を生かそうと、T社の総合本科生を受講して、自分の復習を遅らせないように、予習にも力を入れるように心がけました。その上で復習にも十分な時間を設けるように努めました。その結果、科目別の答練では成果が出せるようになり、8割以上の得点ができるようになりましたが、やはり過去問までは手を伸ばすことができず、直前期の公開模試では、前年とあまり得点が変わりませんでした(この年は、T社以外にL社の公開模試も受験しました。)。この時にも過去問の重要性が分かっていたにもかかわらず、過去問対策を取ることができなかったことを、本試験で後悔することにつながっていきました。択一式の得点が前年の試験とあまり変わらなかったことが何よりの証拠となってしまいました。

③3年目(第43回、平成23年度)・・・不合格

(午前)択一式・・・労基・安衛5点、労災・徴収5点、雇用・徴収7点、常識5点、健保6点、厚年5点、国年3点の合計36点

[合格基準・・・総得点46点以上かつ各科目4点以上]
(午後)選択式・・・労基・安衛3点、労災1点、雇用5点、労一1点、社一2点、健保5点、厚年4点、国年4点の合計25点
[合格基準・・・総得点23点以上かつ各科目3点以上、ただし労基・安衛、労災、社一、厚年、国年は2点以上]

この年から東日本大震災の影響で選択式と択一式の試験の順序が反対になり、また試験開始時間も午前10時30分から午前9時へと1時間30分も開始時間が繰り上がりました。

3年目は、同じテキストを使って勉強していても進展がないのではと思い、T社の新・標準テキスト(現「ハイレベルテキスト」、市販本)を使用して講義をする上級本科生を受講しました。このころに、実はT社が社労士受験では最大手で、社労士講座の評判が良いことを知りました。たしかにT社の総合本科生が使用する基本テキストよりはかなり詳細に解説が書いてあって、とても魅力的でした(当時のT社の基本テキストには、過去に出題実績のある判例等がほとんど掲載されておらず、試験対策用のテキストとしてははなはだ疑問に感じざるを得ないようなものでした。)。しかし、この年になってもまだ、全科目をひととおり復習することができませんでした。やはり1年かけて受験の準備をする試験の厳しさを思い知らされることになりました。さらに、受験も3年目を迎えると、緊張感がなくなってきてしまい、長期間にわたる「中だるみ」を経験しました。長期の中だるみなので、そこから立ち直るきっかけを最後までつかむことができず、結果は1年目や2年目よりも下がってしまいました。ちなみに公開模試はT社、L社に加えてさらにO社も受験しました。やる気は下がっていても、模試だけは手広く受験していましたね。

④4年目(第44回、平成24年度)・・・不合格

(午前)択一式・・・労基・安衛7点、労災・徴収9点、雇用・徴収1点、常識8点、健保9点、厚年9点、国年6点の合計49点

[合格基準・・・総得点46点以上かつ各科目4点以上]
(午後)選択式・・・労基・安衛5点、労災5点、雇用4点、労一2点、社一1点、健保4点、厚年4点、国年5点の合計30点
[合格基準・・・総得点26点以上かつ各科目3点以上、ただし厚年は2点以上]

この年は、前年の試験開始時間があまりにも早すぎたせいか、午前9時から午前9時10分へと10分、開始時間が繰り下がりました。また、択一式で初めて、組合せ問題の出題がありました。
 
受験も4年目を迎え、今度こそはと期して、各科目のテキスト精読を貫徹することを第一目標にして、学習を進めました。この年は必ず合格するんだという強い意志があったため、社労士学習を開始して初めて、全科目のテキストの精読を完了させることができました。
また、応用力をもっとつけなければならないと感じ、T社のハイレベルテキストで養った実力を確認するため、各予備校の模試を幅広く受けようと思いました。そして、この年に初めてi.D.E.社労士塾の模試を受け始めました。(他には、T社、L社、O社、S社、R社、C社の模試を受験しました。)
ところが、模試を幅広く受験しすぎたため、模試の復習を完全に終えることができませんでした。i.D.E.社労士塾の模試の復習も当然終えることができず、この年もまた「不完全燃焼」のままで本試験をむかえることとなってしまいました。
さらにこの年は尿管結石を患ってしまい、i.D.E.社労士塾の「法改正ゼミ」を東京で受講するため、名古屋から移動する際にも、腹部の痛みと闘いながら、東京まで受講しに行ったことを今でも覚えています。
そんなこともありながらも、本試験の結果は今まで最高の「択一式49点」を得点することができた年でもありました。

⑤5年目(第45回、平成25年度)・・・不合格

(午前)択一式・・・労基・安衛7点、労災・徴収9点、雇用・徴収9点、常識8点、健保3点、厚年5点、国年6点の合計47点

[合格基準・・・総得点46点以上かつ各科目4点以上]
(午後)選択式・・・労基・安衛5点、労災1点、雇用5点、労一3点、社一0点、健保3点、厚年5点、国年5点の合計27点
[合格基準・・・総得点21点以上かつ各科目3点以上、ただし社一は1点以上、労災、雇用、健保は2点以上]←社労士試験史上最低の合格ライン

この年から、試験開始時間がさらに20分繰り下がり、現在と同じ午前9時30分からとなりました。

5年目にもなると、択一式ではコンスタントに得点できるようになってきたので、知識のインプットの仕方は間違っていないと思い、T社のハイレベルテキストを使用したテキストの精読に力を注ぎました。ただどうしても精読は完遂させることはできませんでしたが、インプットが完全にできなかった部分を、模試を受験することによるアウトプットへ勉強方法をシフトさせていきました(今思うと、これは前年の学習の際、インプットを完遂できていた自信の表れだったのかもしれません。)。
そして過去問学習に関しては、過去問をただやみくもに回すのではなく、過去問集を「辞書」のように使用していきました。もともとはインプット学習に重点を置いていて、どうしても過去問演習には時間を割くことができなかったので、インプットをする際に分からない論点が出てきたら、そこに関連する過去問を過去問集から引いて、その問題だけを演習するようにしたのです。つまり過去問集を「辞書を引く」ような方法で使っていったのです。
この方法であれば、過去問で分かり切っている問題まで解く必要はなく、自分にとって必要な問題だけを解くことになり、大幅に学習の時間を削減することができます。
ただやはりインプット学習を完全にやり遂げられなかった分、本試験の際には不安しかありませんでした。結果としては、択一式では合格ラインを超えていたのですが、(ただし、健保のみは基準割れ。)社労士試験史上最高難度だった選択式では「労災1点」、「社一0点」という救済ラインにもかからない悲惨な結果となってしまいました。

⑥6年目(第46回、平成26年度)・・・合格

(午前)択一式・・・労基・安衛7点、労災・徴収8点、雇用・徴収6点、常識5点、健保8点、厚年9点、国年5点の合計48点

[合格基準・・・総得点45点以上かつ各科目4点以上、ただし、常識は3点以上]
(午後)選択式・・・労基・安衛5点、労災5点、雇用4点、労一3点、社一5点、健保4点、厚年5点、国年5点の合計36点
[合格基準・・・総得点26点以上かつ各科目3点以上、ただし雇用、健保は2点以上]

昨年度(平成25年度)の第45回本試験の合格率が社労士試験史上最低の5.4%だったことは、自分の中では不合格だったことよりも大きなショックでした。このまま試験勉強を続けていても、合格する自信がなくなってきたのです。今回ばかりは勉強を再開する気力がどうしても起きてこなくなりました。ただ時間は待ってはくれません。来年度(平成26年度)も受験するかどうかを、来年度向けの講座が開講するまでに決めなければなりません。なぜなら、社労士試験は独学で合格するものではないことは、過去5年間の勉強でよく分かっていたからです。法改正項目や、労働経済の数値に絡む一般常識などは、予備校に通って勉強しないと、どうしても吸収することはできません。
合格発表があってから1週間ほど悩んで、やはりもう1年勉強することにしました。ここまで来たらもう引くに引けないという変な意地があったのです。
最初の段階では今までの勉強方法と変わらず、T社のハイレベルテキストを使って、ひたすらインプットに努めました(もちろん、T社社労士講座の「上級本科生」を受講しました。)。今までと基本的には勉強方法を変えたりはしなかったのですが、直前期に入るころには、またしてもインプットに遅れを生じてきていたので、アウトプットを多く取り入れる勉強法に変えていきました。
この時期になると、各予備校の模試が始まるので、i.D.E.社労士塾の模試を始め、T社、L社、O社、S社、R社の模試を受験しました。そして今年は模試の復習に力を入れました。
さらに昨年度(平成25年度)の難化した選択式問題への対応として、L社の直前対策講座の中の「施行規則対策講座」というものを受講しました。この講座で学習したマイナーな施行規則の条文が、実際に本試験の択一式で出題されたので、大変役に立ちました。
本試験の時は、午前の択一式で社労士試験史上初めて「個数問題」が出題されたこともあり、その問題に時間を取られすぎたために自分の受験戦略が大きく崩れて、試験時間ギリギリまでかかってしまいました。択一式が終了した際には、ひどく精神的に疲れ切っていました。そして午後の選択式の問題を眺めた際、「今年は必ず合格しなければならない!」と思いました。ここ数年の中では、一番良心的な問題ばかりが並んでいたのです。
結果は、6年越しの合格として表れてくれました。ここまで長い間学習を続けてきたので、うれしさというものは全くなく、「これで試験勉強から解放される」という虚脱感が自分の体を支配していました。

最後に

私が社労士試験で学んだことは、「諦めなければ必ず結果は出る」ということです。この合格体験記を読んでいただいている皆様にも、栄冠は必ず訪れます。 諦めたらそこですべてが終わります。そう簡単には合格させてくれませんが、諦めない人には必ず結果を与えてくれます。社労士試験はそんな試験です。そしてこの喜びを次に味わうのは、今この合格体験記を読んでいるそこのあ・な・た、です!!


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