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合格体験記

2011年 合格体験記

『自分でやると決めたことを地道にやり切る』
吉田 省三さん

 勤務する会社で総務部に異動したことがきっかけで、社会保険労務士試験を受験してみようと思いました。2007年に異動した総務部で、会社が労働基準法や労働安全衛生法などに縛られていることに初めて気づき、社労士の存在も知りました。それまでのほとんどのキャリアが営業だったので、労基法のことなど全く知らず、お客さんの接待などに明け暮れていました。
 せっかく総務部に来たので自分がほとんど知らない分野の勉強にもなると思い、社労士試験を受験することに決めました。

<受験1年目>
 受験することは決めたものの、どうやって取り組んでいいものやら全くわからなかったので、とりあえず本屋さんに行って社労士受験のコーナーで立ち読みしました。どの基本テキストもかなりのボリュームだったので圧倒されました。このコーナーで大きな扱いだったのがM先生の書籍でした。何となく読みやすそうだったので、これにしようと思いました。

 ホームページでM校を検索してみました。通信コースのサンプル音声を聴いてみるとM講師の語り口が聴きやすかったので、この通信コースを受講することにしました。会社で働きながら、また、私生活のことなども考えると通学コースは無理だと思ったからでした。
 会社から帰ってきて、寝る前にカセットの通信講座を聴いていたのですが、法律や制度の仕組みについてチンプンカンプン。何を言っているのかほとんど解からずにカセットテープを聴いていました。おまけにテープを聴いている間に睡魔が襲い、講義が子守歌代わりになることもしばしば。

 過去問題集は、この年の社労士試験に合格した大学時代の先輩に薦められてiDE社労士塾の過去問題集にしました。基本テキストと過去問題集の塾が違うので、過去問の出題箇所に対応する基本テキストの解説箇所を探すのに苦労しました。
 受験1年目は、基本テキストの内容も良く理解できないまま、過去問題集も1回だけしかできないまま、本試験に臨みました。

 本試験では、選択式の健康保険法で予想だにしていなかった調整保険料率について出題され、パニックに陥り、それが影響して厚生年金保険法もダメでした。択一式では、何が論点なのかさえわからない問題が多く、問題文の量も多かったため、途中で集中力が途切れて、精神的疲労のため試験中に眠くなってしまいました。

 選択式の健康保険法0点、厚生年金保険法0点で、選択式の合計が22点。択一式は、基準点割れが無かったものの、33点という結果でした。

<受験2年目>
 受験2年目も引き続きM校の通信講座を受講することにしました。ところが、使用していた基本テキストの記載に関して強い不信感を持ちました。そこで、受験勉強の途中ではありましたが、取り組んでいた過去問題集が気に入っていたので、iDE社労士塾の通信で短期集中ゼミを受講することにしました。

 短期集中ゼミの年金特訓ゼミ、法改正ゼミ、白書統計対策ゼミ、選択式対策ゼミ、通達攻略ゼミに取り組みました。どの講座も法律や制度の仕組みが良く理解でき、まさに「目から鱗が落ちた」感じでした。こんなことなら最初からiDE社労士塾で受講しておけばよかったなぁと思いました。語り口が聴きやすいだけでは理解の助けにはならないことを実感しました。
 2年目は過去問題集を2回繰り返して解くことができました。3回繰り返ししたかったのですが、時間に追われていてできませんでした。

 受験2年目から、月刊の受験雑誌の付録についている暗記用単語カードを持ち歩きました。暗記項目が単語カードに上手くまとめられているので、電車に乗っているときなどの空き時間を活用できました。

 また、受験1年目と2年目には、L校の模擬試験を受験しましたが、復習をあまりしなかったので、受験に役立てることができませんでした。

 この年の本試験の選択式では、労働一般に憲法の労働三権と労働組合法が出題されました。労働三権などを過去に学校で習ったような記憶があるのですが、うろ覚えでした。この労働一般の選択式の得点は1点でした。択一式では、正解と思える肢をだいたい2つまで絞り込むことができました。悩みながら解答しました。

 結果は、選択式30点、択一式は、自分で考えていたより高得点の52点。選択式の労働一般の基準点割れのため不合格となってしまいました。

<受験3年目>
 受験3年目は、最初からiDE社労士塾の通信パックコースA(フルパック)を受講しました。過去問の基本テキスト該当箇所への対照が容易になり、効率的に勉強できました。また、理解が覚束ないところは、電話での質問に対して、講師の方々がすぐに、丁寧に答えてくださいましたので法律や制度の理解が進みました。
 勉強時間は、早朝に変えました。それまでは、会社から帰ってきてからの勉強が中心だったのですが、CDを聴いている途中に眠ってしまっていたことがよくありました。仕事で疲れた頭には学習した内容が効率良く入っていきませんでした。
 早朝5時から勉強すると脳が活性化しているので、学習したことが頭にとても良く入りました。

 学習計画を立てて勉強しましたが、私の場合は予定表などは作らず、頭の中だけで計画を立てていました。紙に書き込むと、何かに縛られているような気がしてしまうのでダメでした。このやり方は、他の方の参考にはならないかもしれません。

 サラリーマンを続けながら受験をしていると、思ったとおりに学習時間を取れないことが多いので、自分で予定しているとおりに学習が進みません。そこで、出来そうにない教材には取り組まないことにしました。

 受験2年目で痛い目にあった選択式は、中間模試や予想問題ゼミなどでいい点を取っていましたので自信がありました。

 受験3回目の本試験では、択一式が49点とまずまずの点が取れましたが、またもや選択式で失敗しました。

 国民年金法では特例水準の年金額について出題されました。この項目については、ほとんどノーケアだったので、1点しか取れませんでした。しかし、この問題には1点救済があったため、基準点割れせずにすみました。

 このときの試験での致命的な失敗は、雇用保険法でした。目的条文からの出題部分で、目的条文がうろ覚えだったため、Aの空欄の語句とBの空欄の語句を逆に入れてしまいました。結果2点で、救済もなかったために基準点割れとなってしまいました。選択式の合計得点は29点でした。雇用保険法のAの空欄とBの空欄に同じ語句を入れていれば、3点取れて合格していたのですが・・・。

<受験4年目>
 受験4年目となる今回は、通信教育の費用を払い続けられるのか、自身のモチベーションを保てるのかどうか、多忙となった生活時間の中から引き続き勉強時間を確保できるのかなど、受験勉強を続けるかどうかで悩みました。最終的には、せっかく勉強して得た知識がムダになってしまうのがもったいないと思ったこと、惜しいところで不合格になった悔しさなどから受験勉強を続けることにしました。

 4年目にあたり、今回を最後のチャンスだと思ったので、ともかく自分が持っている力の全力を出し切ろうと思いました。
 今回もiDE社労士塾の通信パックコースA(フルパック)を受講しました。

4年目の勉強方針は、
*法律や制度の仕組みの大体は理解できているが、理解のあやふやなところをなくす
*過去問を3回まわす。択一式問題の論点を簡潔に書き出す
*目的条文の音読
ということとしました。

 理解のあやふやなところをなくすため、質問魔となりました。S先生ほか先生方にあやふやなところを電話で質問しまくりました。iDE社労士塾では、電話ですぐ質問に答えてくれるのでとても助かり、あやふやなところをつぶすことができました。

 過去問に取り組むときは、毎回やっていましたが、単に○×だけでなく、その問題の論点のキーワードを簡潔に書き出すことを徹底しました。
 論点のキーワードを書き出すことが記憶の定着に役立ちました。また、過去問を3回まわすときに、その都度、その問題肢に正解したのか、不正解だったのか、印をつけておきました。そうすることで、自分にとってどの問題が苦手なのかよく判りました。
 毎回同じ引っ掛け問題に引っ掛かったり、同じ論点の読み違えをします。これは、その人の思考パターンが同じなので、そこからなかなか抜け出せないからだと思います。
 このような勉強を続けていると、最後に自分が弱いところに集中して取り組むことができます。
 過去問を3回まわすことを最優先としました。受験4年目で法律や制度の仕組みへの理解が大体出来ているので、本試験での得点力をアップさせるには過去問が一番だと思ったからです。
 仕事などで勉強時間の確保が十分ではなかったので、答案練習ゼミへの取り組みを途中でやめてしまいました。答案練習ゼミは知識が定着しているかどうかを確認することに主眼が置かれているため、得点力アップにはあまり役立たないと判断したからです。答案練習ゼミの内容はとてもいいと思うのですが、勉強時間が足りないと感じたので、思い切って途中でやめたのです。ただ、答案練習ゼミのレジュメは、法律や制度の内容がコンパクトにまとめられているので、何度も繰り返して熟読しました。

 目的条文の音読は、選択式対策です。これまでの受験で不合格となった原因が選択式での基準点割れだったからです。テキストに載っている各法律の目的条文を繰り返し音読しました。選択式で抜かれそうなキーワードとその順番を記憶に定着させたいと思いました。

 中間模試と最終模試は、得点を伸ばすためにとても有効だと思います。中間模試と最終模試に出題される問題はとてもいい予想問題です。また、出題範囲や全体のバランスがよく考えられていると思います。
 本試験で出題される正解率の高いサービス問題がありませんので、模試を受験しているときは一息つくことができませんが、点を取りにいくいい訓練になりました。

 模範解答と解説をよく読み、一肢ずつ丁寧に模試の復習をすることで得点を伸ばすことができたと実感しています。中間模試の成績は、択一式197位/996人、選択式251位/995人。最終模試の成績は択一式143位/1,060人、選択式171位/1,055人でした。

 サラリーマンをしながらの受験勉強だったので、十分に勉強できなかったこともありましたが、自分としては、出来ることはすべてやったという気持ちで勉強を終えました。後は神頼み。地元の氏神様にもお参りしました。

 そして臨んだ本試験ですが、今回は、節電の影響で開始時間が早まり、例年とは逆に、択一式の試験が午前中になりました。

 試験前には、択一式が午前中になると、例年のように選択式で失敗して投げやりになる受験生がなくなり、また、頭が冴えている午前中に択一式に取り組むこととなるため、択一式の平均点が高くなるといわれていました。

 択一式の問題に取り組んでみると、とても簡単だと感じました。国民年金法、厚生年金保険法はケアレスミスで取りこぼしたこともあり、各5点でしたが、労災保険法で10点の得点だったことなどで、合計52点でした。

 午後の選択式ですが、これまで痛い目に遭っているので、始まる前にドキドキと緊張しました。配られたマークシートを見て、一段と緊張しました。労働一般のマークシートがこれまでの20のマーク箇所ではなく、各空欄に4つのマーク箇所が設けられていたからです。「何だろう・・・」と思い、動揺してしまいました。

 選択式試験で、まず面食らったのが労災保険法でした。これまでに出題されたことのない通達。しかも、顔面の醜状の大きさについて問う空欄もあります。
 最初はとても焦りましたが、気を取り直して問題文をよく読んでみると、そこにヒントがあることに気づきました。問題文中の「男女差の解消を図る」という言葉から空欄Bの「女性の等級を基本として男性の等級を引き上げる」という正解語句を選択することができました。醜状の大きさについて問う空欄DとEは不正解となりましたが、基準点割れせず3点を確保できました。

 各空欄に4つの選択肢しかない労働一般は、基本テキストで繰り返し読んで理解していた空欄Bの「職務給制度」などを正解することができました。「電産型賃金制度」という特殊な用語が正解の空欄Aと専門書の書名を入れる空欄Cは不正解でしたが、これも3点を確保しました。選択式では、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法の各科目で5点を得点でき、合計点が34点でした。

 今回の本試験では、自分が持っている実力を全部出し切ることができたと感じました。そのためなのか、試験が終わった後はフラフラになりました。その後もしばらくは抜け殻状態が続きました。

 受験勉強では、自分で「やる」と決めたことをやり切ることが最も大切だと思います。
 仕事をしながらの受験勉強などでは、十分な勉強時間を取ることができません。しかし、「やる」と決めたことをやり切ることで自信が持てます。結果的に不合格であっても、次の年の受験でも頑張れるモチベーションの源にもなります。このような姿勢で諦めず、愚直に勉強すれば、必ず合格することができると思います。





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