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合格体験記

2008年 合格体験記

『 働きながら資格取得を目指される方へ 』
中山雅勝さん


■ はじめに
私は41歳で営業職のサラリーマンです。平成20年に7回目の受験でやっと合格することができました。このような私が合格体験記を書くのはおこがましいのですが,私のように働きながら勉強されている方で,毎年あと一歩のところで涙をのんでいる再受験生の方に少しでもお役に立てたらと思い書かせていただきました。


■ 私の学習環境
私は営業職のため社労士実務とは無関係の仕事です。また中堅社員ということで私の部署の中では難易度の高いポジションで,業務量も私に集中しました。
帰宅時間も遅く,机の前に座るのが午前0時を回ることも多かったです。また週休2日も実質的にはほとんど取れない状況でした。

よって毎日の勉強時間をひねり出すことが私には最も切実で重要な問題でした。中には試験のために会社を辞める人もいるようですが,2児の父親でもある私にはとてもそんなことはできませんでした。また週1日の休みは基本的に家族との時間を大事にしました。それでも家族には少ない時間であったはずです。

社労士受験は長期戦になってしまいましたが,辛い現状の仕事からの現実逃避のため資格試験を目指したのではありません。
そこで私は今まで以上に仕事を精力的にこなした上で,更に社労士試験にも全力で取り組むことを目指しました。

厳しい職場環境の中だからこそ,その中から得られた時の価値は今後の自分にとっても大きいものと信じてこの生活スタイルを本試験日まで貫きました。
これもひとえに妻及び妻の父・母の協力があったからこそであり,合格までに多大な迷惑をかけてしまいました。
また,2人の子供にはとても寂しい思いをさせてしまいました。


■ 過去の受験暦
<1回目?4回目>
何といっても勉強時間の不足が最大の原因です。
試験を受ける以前の問題でした。働きながら勉強時間を捻出することの厳しさを学びました。

<5回目?7回目>
選択式で科目別の基準点不足に泣きました。毎年あと1点で不合格という状況が続きました。
社労士試験特有の難所に苦しみました。どんな状況でもモチベーションを向上させ,前向きに考え方を切り替えるようにしました。


■ 過去の敗因
(1) 勉強時間の不足
上記のように勉強時間の捻出が最も切実なテーマでした。
仮に週に2日の休みのうち,1日は勉強に専念できる時間が確保できた場合に,他校の自習室に丸1日籠もっていました。
特に直前期は予備校の自習室通いを許してもらったことが,とても大きな効果を生むことになりました。
このことを協力してくれた家族には本当に感謝しております。

(2) モチベーションの欠如
ただ漫然と勉強してもなかなか思うようなペースで進まないことから,モチベーションの欠如に陥ってしまいました。
仕事が忙しくなると勉強の学習ペースが乱され,軌道修正するのに手こずりました。

(3) 学習姿勢が受け身
はじめは塾の全ての教材を満遍なく消化しようとしました。
しかし,他の人より学習時間の取れない自分には,全てをこなしきれませんでした(特に短期ゼミ)。


■ 私が工夫したこと

敗因(1)の対策 ⇒ タイムスケジュール管理は手帳スケジュールにより管理する。 
⇒ 上記(1)に対する対策として勉強時間の履歴を管理することで,隙間時間を有効活用できるようになりました。どんな自己啓発本を読むことよりも,効果的でした。
仕事と勉強のスケジュールを一元化し,重なった時は仕事を優先しました。仕事を優先してもズルズル流されずに済んだのは,この手帳のおかげです。
(勉強の遅れは仕事を言い訳にしない,仕事の遅れは勉強を言い訳にしない)

⇒ 手帳の活用により,勉強だけでなく仕事の効率も高まり,主体的なスケジュール管理を組むことができるようになりました。


敗因(2)の対策 ⇒ モチベーション管理は手帳スケジュールにより管理する。
⇒ 上記(1)に対する対策として勉強時間・内容の履歴を管理することで,勉強の進捗状況を可視化しました。このことで隙間時間も活用しようという動機付けになりました。
具体的には1月100時間,11月?8月までの累計勉強時間を1000時間を目標にしました。結果は1112時間となりました。
勉強時間の履歴を管理することが楽しくなり,場所を問わず勉強をすることに抵抗を感じなくなりました。
私は机に向かえる時間は元々少なかったので,上記の時間のうちかなりの時間は通勤時の電車,又は移動時間中・商談前の待ち時間等隙間時間を利用しました。


敗因(3)の対策 ⇒ 付箋の有効活用 
⇒ 自分が弱い部分だけ(これがポイント),何度も間違う過去問に切り張りしました。おかげで過去問題集はパンパンに膨らみましたが,重点的に活用する教材を絞り込みました。
また,短期ゼミも「法改正ゼミ」「白書・統計完全対策ゼミ」「選択式対策ゼミ」に絞り,「直前総まとめゼミ」「年金特訓ゼミ」「通達ゼミ」「直前合宿」等は捨てました。
ここまできたら,自分が理解している部分と理解していない部分が混在しているはずです。
特に直前期に既に理解している部分を含んだゼミに参加するのは,かえって非効率と思いました。
よって講座や教材の手を広げるよりむしろ不理解部分や,何回も間違える箇所を絞り込み(あぶり出し),自分の血肉にする重点学習が重要です。ただし直前期に重点個所をカード化,ノート化する時間がないため私がしたことは付箋を活用することでした。これは特に直前期に自分の不理解部分の集中攻略に絶大な効果がありました。


■ 学習計画
計画を立てる上で最も大事なのは,「常に直前期を想定し,そこから現在やるべき優先順位を常に意識すること」です。
自分自身では綿密に計画を立てても物事は自分の思うとおりにはなかなか行かないことも多いものです。
このとき重要なのはその当初の計画からどう修正していくか,無駄なく,無理なく修正できるかがポイントです。
むしろ毎日計画の修正の連続でした。これについても手帳によってスケジュール管理を実行し,優先順位の組み換え作業を常に行いました。
このときに考えた思考の過程を手帳に記すことで何のための修正でどこに向かっているのかを常に見失わずに済みました。

下記の中で最も重要なのは直前期の内容です。この12項目を完璧にすることが最優先課題であり,そのためには基礎期の4項目が前提になっています。
書店に行くと市販の教材に手を出す人がいますが,ここで立てた計画を実行することを目標にすることでそんな余裕はなくなります。
また,下記を実行できれば市販の教材や受験雑誌等一切不要です。仮に買っても単に気休めにしかならないことが多いと思います。
学習範囲を広げるよりも学習範囲を絞り込み,それを反復することに全力を尽くすことのほうが効率が良いと思います。

<学習基礎期のサイクル(11月?4月)>
(1) 過去問の1科目を1日かけて解く(予習)
   ⇒ 解いた日と結果(○×△)を過去問のNoの横に転記し,思考の過程を別のノートに記入
(2) 授業(DVD)を視聴
   ⇒ 板書事項を付箋に記入し,テキストに貼り付ける
(3) 板書事項を過去問に転記,板書ノート切り張り(復習) 
   ⇒ 板書事項,板書ノートの図表を付箋に記入し,過去問に張り付ける
(4) テープ視聴,テキスト通読(復習)
   ⇒ 速聴,速読を実践

<直前期のサイクル(5月?8月)>
(1) 過去問の肢をすべて正解できるようにする
(2) (1)のために過去問を最低3回転,不得意な肢は5回転?7回転する
(3) 法改正ゼミテキストの巻末問題をすべて正解できるようにする
(4) (3)のために法改正ゼミテキストの巻末問題を最低3回転,不得意な肢は5回転?7回転する
(5) 摸試をすべて正解できるようにする
(6) (5)のために摸試を最低3回転,不得意な肢は5回転?7回転する
(7) テキスト通読(選択対策)
(8) 弱点部分の攻略。付箋部分の繰り返し通読。
(9) 摸試をすべて正解できるようにする
(10) (5)のために摸試を最低3回転,不得意な肢は5回転?7回転する
(11) テキスト通読(選択対策)
(12) 弱点部分の攻略。付箋部分の繰り返し通読。

<やろうと思っていたが出来なかったもの>
(1) 答練の復習
   ⇒ 何回も反復したかったのですが,1回程度しかできませんでした
(2) 横断整理ゼミのお土産問題の反復
   ⇒ 項目別に拾い解きをした程度です
(3) 直前期における5択一形式の過去問演習
   ⇒ 5年度分ありましたが,1年度分しかできませんでした
(4) 他団体の摸試受験とその復習
   ⇒ 他社の摸試を受けたかったのですが,IDE塾のみしか受けなかった(受ける余裕がなかった)
(5) カード作成
   ⇒ 効果はありますが,作成作業に恐ろしく時間がかかります
(6) まとめノート作成
   ⇒ 効果はありますが,作成作業に恐ろしく時間がかかります
(7)間違いノート作成
   ⇒ 効果はありますが,作成作業に恐ろしく時間がかかります


■ 摸試の成績と本試験結果
<中間摸試> 選択式  28/40 で 354位/771人中
           択一式  47/70 で 113位/771人中

<最終摸試> 選択式  35/40 で 40位/979人中
           択一式  47/70 で 172位/979人中

<本試験>  
         選択式  
           労基・安衛4,労災4,雇用5,労一3,社一3,健保2,厚年5,国年4 ⇒ 合計30
         択一式  
           労基・安衛8,労災7,雇用9,一般常識8,健保4,厚年9,国年9 ⇒ 合計54

 塾でもコメントされていますが,摸試の成績と本試験成績には相関関係はありません。ただし摸試はその時点で曖昧な部分が炙り出されるので復習は徹底的にすべきです。
摸試を受けて受けっぱなしでは実にもったいないです。摸試を「自分の弱点発見のツール」と受け止め,曖昧部分本試験までになくすことがとても大切です。
よって直前期に摸試を何校分も受けても,復習できなければ逆に自分の当初立てた勉強計画のペースを狂わす原因にもなったりしますので,ほどほどが良いと思います。


■ なぜIDE塾か?
(1) 井出講師のロジカルな講義。暗記すべき背景事項の説明が詳細。難解な部分の解説もとてもわかりやすく教えてくれます。とにかく説明の技術に長けています。
(2) 当塾は,やみくもな暗記(語呂あわせなど)に頼る他校の講義とは質的に異なります。
(3) 人は無意味な暗記は覚えにくく,無理に覚えても忘れやすい。また,人に説明できないため,独立後の顧客への説明も説得性に欠くことになります。たとえばお経を丸暗記したところで本人が意味を分かっていなければ,覚えにくく,忘れやすく,人に説明もできない。
(4) 井出塾長以外の他の講師の講義内容も明快です。
(5) 生講義を録音しても復習に時間がかかり,非効率です。当塾は通常の授業にテープ(CD)が添付されており(注釈:早期申込み得点の場合),授業に専念でき,復習もスムーズです。
(6) 質問体制も整っている。講師が常時電話対応しており,即答してくれます。もちろん文書でも回答してくれます。私にとって対応してくれるそれぞれの先生がとてもよいコーチのような存在に感じていました。どの先生もとても親身に答えてくれます。
(7) 試験対策の着眼点が業界随一です。
(8) 塾のスタッフの対応が非常に良心的であり,受験生に対して親身です。
(9) 井出塾で知り合った受験仲間。勉強のノウハウだけでなく,モチベーションアップ,個人的な相談事,実務の話などとても参考になることが多かったです。


■ 最後に
 転職や異動の経験も無く,入社以来営業一筋の私にとって,社外でも通用するような自分の強み(スキル)を持ちたかったことがこの資格取得の動機でした。私の父も営業職のサラリーマンでしたが,現在は明らかに父の時代とは社会情勢が異なります。終身雇用も崩れ,転職が当たり前の世の中になりました。自分がどんなスキルを身につけて,今後どうそれを活かして生きたいのかを各人が真剣に考えていく時代です(転職する・しないに関わらずです)。私はこの資格をきっかけに,仕事のフィールドを広げていきたいと思っております。
資格取得自体は誰からも勉強を強制されません。自分が勝手に決めたことであり,少なくとも家族には迷惑なことであります。それでも我慢してくれた家族と合格まで導いてくれたIDE塾には本当に感謝しております。




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