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合格体験記

2008年 合格体験記

『 選択式に泣いた2年間 』
40代フツーの事務職員さん


 私は教育機関で事務職員をしている40代女性です。私大の文学部哲学科出身で、受験勉強を始めるまでは、法律の基礎知識は皆無、労働・社会保険の関連業務に就いた経験もありませんでした。それどころか、健康保険と国民年金の区別もつかず市役所の窓口職員を呆れさせたレベルでした。そんな私が社会保険労務士になろうと決心したのは自らのリストラ経験が出発点でした。突然言い渡されたリストラはそれまでの人生観と、人間観を大きく変化させるに十分な要素でした。当時は解雇に対する法律上の保護も薄く、納得出来る充分な説明もありませんでした。更に、同時期に別会社に勤めていた友人も同じように解雇の対象とされ、抗議の自殺を遂げるという悲劇がありました。一生懸命に働いていた人間が不条理な形で仕事を取り上げられ、人生まで歪められてしまう事実に大きな疑問を抱きました。こんなことが当たり前にまかり通る世の中であってはならないと思いました。この経験を仕事に反映できる手段は無いかと模索した結果、社会保険労務士という職業に辿り着いたのでした。

 リストラ後、運良く採用された現在の仕事と並行しつつの受験勉強でしたので、効率よく勉強が出来ると判断し、大手資格予備校に通うことからスタートしました。合格までの結果と通った予備校は以下の通りです。

・1年目 → 択一式で5点不足
        (予備校Tの通学・答練・直前講義等全て込みのパック)

・2年目 → 選択式の労一で基準点不足
         (IDE塾の通信・直前講義、年金、法改正+予備校Wの答練)

・3年目 → 選択式の労一・社一で基準点不足
        (IDE塾の通学・答練・直前講義、年金対策、法改正など)

・4年目 → 合格
        (IDE塾のビデオゼミ・答練・直前講義、選択対策、年金対策、法改正など)

 1年目はテキストを読むのに精一杯で各科目とも未消化状態でしたので力不足は否めませんでしたが、2年目・3年目については択一式についてはクリアしており特に3年目の選択式については労一・社一以外の科目は全て5点を獲得していましたので不合格のショックはかなり大きなものでした。

 3年目の受験後、私は自分が合格に至らなかった理由を徹底的に分析してみました。択一式に関しては過去問を重視して1問ずつテキストと照らし合わせる、というそれまでのやり方で間違いはないと確信していました。確実に得点は上がってきていたからです。ただ2年連続して選択式の一般常識で基準点不足にあっているという事実は社労士受験で問われている一般常識のセンスが私には欠けているのではないか、と気づきました。社会人となって20年余、労働問題・労働経済に興味も抱かず、新聞も人生相談のページしかまともに目を通してこなかったのですから、ここにきて大きなツケが回ってきたといっても過言ではありません。4回目の受験まで1年を切っていましたので、自分に欠けている一般常識のセンスを少しでも身につけ、全科目について選択式を確実にクリアするにはどうすれば近道であるか、IDEの講師にも相談した結果、
『労働白書を読み込み(受験に必要な箇所のみ)国が何を目指しているか知ること、労働経済に関しては塾が提供する資料と問題を徹底的につぶすこと、また選択式の問題を解く際には選択肢を見ずに自分で答えを書くこと、それも漢字できちんと記入すること (これは記述式対策にもなる)』 、という勉強方法に辿り着きました。

 私はこの方法に加えて、
(1) メールマガジン労働情報の配信とテレビニュースで取り上げられた労働関連の問題については常に意識し、気になる箇所をチェックし白書に記入しました。白書は大きな本で持ち歩くには不便でしたが、私は通勤時を始め、どこに行くにもこの大きな本をかばんに入れて暇さえあれば目を通していました。実際、本試験の選択式の労一はまさにこのニュース番組(NHK)で報道されていた内容でした。
(2) 選択式の穴を埋めるとき、例えば、自分が導いた答えが振替加算であったとしたら、それはいつ、誰に、どのような条件の時に加算されるものであるか、瞬時に頭の中で説明できなければ答えが合っていても×にしました。×になった箇所は後にテキストで確認し、全体の流れを理解するように努めました。この作業は当初は時間がかかりますが、最終的には間違いなく自分の力として確実に身についています。選択式は勿論、択一式でも大きな得点に繋がりました。

 模擬試験についてはIDE塾以外に必ず他団体の模擬試験を受けました。本試験ではIDE塾の普段の学習からは思いもよらない視点から問題が作られます。それに慣れるためにも他団体の模試を受けることは有効だと思います。ただし受験後必ず一問ずつテキストでチェックをして理解度の確認をしておくことが最重要です。

 4年目は仕事の関係上、ビデオゼミを選択しました。普段の学習の中心はビデオゼミ(実際はDVD)の視聴に合わせてテキストと過去問を中心に進めました。テキストについては熟読することを重視し、本試験までに各科目のテキストを6回は読み込みました。熟読とは丁寧に読むのは勿論のことですが、例えば年金各法に関して言うと、自営業者等とその妻、被用者とその妻、の学生時代から死ぬまでの人生のスケールを頭に描いて読むことを心がけました。就職(就業)、障害、死亡、老齢という人生の一連の出来事として時系列にその時に応じて支給される年金をスケールに当てはめて理解するようにしました。支給される年金をぶつ切りに覚えるよりはひとつの流れとして国年、厚年、共に関連付けた方が、私には理解し易かったのです。無論、労働各法についても同様です。

 過去問については単に回数をこなすのではなく、質問の意味を読み取り、何を問うているのかを必ずテキストで確認しました。特に何度も間違える問題、すっきりしない問題、については徹底的にテキストを読み込み、それでも理解度が弱い問題については講師に質問をして早期に消化させるようにしました。こうしてテキストと過去問が一通り終わると、各教科の確認テスト、答練の復習、模擬試験の再確認、各直前講義、塾が提供した労一、社一練習問題の復習、再度の過去問のチェックも学習メニューに加えました。勿論、この間もテキストの熟読は本試験の日程に合わせて繰り返し行いました。

 以上の結果、4年目の本試験では選択式は各教科4点か5点、択一式は合格に十分な得点でした。特に選択式の労一・社一についてはまぐれ正解ではなく全て理解できた上での得点でした。

 仕事をしながらの受験勉強でしたので、当然、慢性的な睡眠不足で心身共に非常にきつかったのは事実ですが、受験を決めたのは自分であり、絶対に甘えは許されないと思っていました。社会人としての責任を果たし、それ以外に難関の国家試験突破という勉強をしているのですから、人と同じ事をしていたのでは絶対に合格はない、死に物狂いで勉強をしてやる、社労士になるのだ、と言い聞かせて毎日を過ごしていました。残業をしないように就業時間中は仕事に集中し、平日は5時間、休日は16時間を学習時間に当てました。その日の予定の学習が終わるまではどんなに夜が遅くなっても、どんなに疲れていても机から離れませんでした。ある講師の方が仰っていた言葉ですが、「勉強をし過ぎて死ぬことは無い」。その通りでした。また、私には夫の協力という力強い応援がありました。3年もの間、私が勉強に集中出来るようにと夕食の準備、洗濯物の取り入れ、家の掃除、簡単な裁縫に至るまで、不器用ながらも思いつく限りの手伝いをしてくれました。彼も多忙な会社員ですので、何度も固辞したのですが、最後まで全く私の出番はありませんでした。

 私の合格はIDE塾の講師の方々の適切なアドバイスとご指導、「社労士はあなたにぴったりの仕事」と言って応援し続けてくれた昔からの友人、そして合格をひたすら信じて無言の協力をしてくれた夫の存在、この3つの内どれか一つが欠けてもあり得ませんでした。感謝の思いは決して忘れません。今後は初心を忘れず社会保険労務士としての仕事を通じて恩返しをしていきたいと願っています。そして、いつの日かIDE塾出身の皆さんと一緒に仕事が出来る日を楽しみにしております。ご健闘をお祈りします。




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